ただ単純に芸人ってすごいと思った話
今日は、ショッピングモールで、たまたま、芸人のお笑いライブをやっていた。
10年くらい前にブレイクしたピン芸人と、売れっ子コンビの二組だった。
最初に出てきたのは、いわゆる一発屋の部類に入るピン芸人だった。
沢山のお客さんが待ち望む中、彼は勢いよく登場すると、持ちネタである、昔ブレイクしたギャグをおしげもなく披露し、お決まりである自虐ネタを駆使しながら、お客さんを巻き込みながら場を暖め、次の人気コンビへ繋げていく。
そうとう営業や舞台で鍛えているだろう。
そう思わせるほど、慣れていたし、プロフェッショナルさを感じさせた。
後から出てきた人気コンビは、ネタもトークもおもしろく、売れてる人特有のスマートさを感じさせながらも、途中お客さんと絡んでは、巻き込みながら、その場を盛り上げていた。
やっぱり、営業や舞台で鍛えているのだろう。
とても自然だった。
二組とも、間違いなく、芸人であり、エンターティナーだ。
最初の芸人さんだって、一口に一発屋と言っても、確かにブレイクした持ちネタがあり、ブレイクした過去があるのだ。ブレイクするだけもすごいというのに。
だから、たとえ、それが古いと言われようが、つまらないと言われようが、正々堂々と、時には自虐ネタを織り交ぜながら、エンターテイメントとして披露し、場を沸かせる事ができるのだ。
もちろん、後輩のために、場も暖めたりもする。
そこに、何の違和感も感じさせない。
本当にすごいと思った。
と同時に、「強み」ってすごいと思った。
一つでも「強み」があれば、それを切り口に、いくらでも広げられるのだ。
そして、その強みは、また別の強みを生んでいく。
例えば、過去ブレイクした事が、彼の強みだとしよう。
一発屋だろうが、なんだろうが、一度ブレイクしたのだから、認知はされている。
ただ、それだけでは盛り上がらない。
と、そこで、「今は、知られてない」といった自虐ネタを織り交ぜるのだ。
強みがあるから、自虐ネタが生きるし、
自虐ネタは、強みを生かすのだ。
そして、結果的に、お客さんとの距離は近くなり、最後にはみんなを巻き込んでいくのだ。
正直、ネタは、ちょっとあれだったのだが、彼らの仕切りを見ていて、おもわず感心してしまった。
と同時に、芸人さんが、ファシリテーターになって、研修や会議を進めたら、きっと盛り上がるんだろうなぁと考えたりもしていた。
ちゃんと、話を聴いて、面白くまとめて、色々な人に話をふり、進めていく。
私から見たら、羨ましい才能であり、技術である。
私には、難しくて出来ない事だ。
だから、芸人さんはMCをやる人が多いのか。
と、今更ながら気が付いた 笑。
それから、「強み」を知り、最大限に活かすための強さと大胆さの重要性について考えた。
というわけで、今日は、お笑いを違う角度から見たおかげで、すごく勉強になった。
しかし、本当に芸人さんってすごいと思う。
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