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Studio One 音飛びの原因(CPU使用率が100%になる不具合)

ことの発端

いつも通りDTMをしていたら、いきなり音飛びが発生するようになりました。
症状としては、いきなりCPU使用率が100%になって、数秒間音が途切れ途切れになり、その後回復する を繰り返していました。
Addictive Keys 1トラックでも音飛びしていたのでほんとに困りました。

原因としてよく挙げられるドロップアウト保護や電源周りの設定を一通り見直し、オーディオインターフェイスを替え、Studio Oneを再インストールしてみましたが効果はありませんでした。

症状として近い下記の2つのブログを参考に設定をしてみましたが、効果はありませんでした。
Studio Oneが3秒に一度再生が止まる不具合の対処法 鯉も躍る 様
Studio One PrimeでCPUが100%となる不具合の改善方法。 ぽいろぐ! 様

異変に気づく

原因が全くわからないので、リソースモニターでしばらく挙動を監視していたところ、「音飛びが発生する瞬間に、CPUの最大周波数(クロック)が低下する」ことを発見しました。
また、最大周波数が低下するときはCPUの温度がおよそ90℃、ということがわかりました。

青の線がその瞬間の最大周波数を表しています

変更した設定

電源オプション
コントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\電源オプション\プラン設定の編集 から、詳細な電源プランの変更をクリック。
「最大のプロセッサの状態」を100%から80%に変更しました。

結果

Core2がやや高くなる傾向にあるが、平均80℃前後に落ち着いている

CPUの温度は平均80℃台になり、Studio Oneの動作も安定しました。
これまではMAX95℃付近まで上昇していたので、無理をさせていたのかもしれません。

続き

実は↑の記事を作成してから数日後から、また100%になる・CPU温度が90℃台後半まで上がる不具合が発生しました。
パソコンの排気口を掃除機で吸ってみたりもしましたが改善しませんでした。
次に、パソコンのカバーを外し分解してみたところ、ヒートシンクとファン周りにホコリが溜まっていました…衝撃

ホコリを吸い取ったところで、少しはマシになったのですが、相変わらず90℃台になっていました。

そこで、cドライブを250→500GBに換装し、またCPUグリスを塗り直したところ、80℃台に落ち着きました。
代償としてパソコンのヒンジをぶっ壊しました。最悪です。



最後に

DAWの不具合の原因は星の数ほどあると思うのですが、この記事が解決の一助になれましたら幸いです。ご覧いただきありがとうございました。

追記

結局、intel core i7 12700&RTX3070、メモリ64GBというつよつよPCに買い替えたのですが、相変わらずたまにCPU使用率が100%まで上昇します。Studio one 付属のインストゥルメントをひとつ立ち上げて演奏しただけで…!!!!(泣)というかStudio one付属のプラグインと相性が悪い気がする

もはやデバイスブロックサイズを32サンプルとかめちゃくちゃ詰めたら逆に音飛びしなくなりました。意味がわかりません、256サンプルとかだと音飛びします。使っているMOTU M2のドライバもちょっと不安定だったりと、何が原因なのかさっぱりです…

ただ、パソコンを買い替えたおかげでAvengerは無限に立ち上げられそうですし、T-RacksのLurssen Mastering Consoleをマスターに挿しても余裕で動きます。ノートパソコンだとLurssen Mastering Consoleひとつで死にそうになってたのに!!!



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