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ドーナツとクリスマス

ミスタードーナツでこれを書いている。インスタントカメラの現像が2時間半もかかると言うので、暇を潰している所だ。

ドーナツが大好きだ。お母さんが、朝ごはんのために、たまに買ってきてくれるミスドのドーナツが私は大好きだった。味が好きと言うよりも、その思い出が好き。ドーナツがある朝は早起きすることができた。遠足の日に嬉しくて早く起きてしまうように。

そして、ドーナツの思い出は、お姉ちゃんとの間にもある。お姉ちゃんとは『ドーナツの穴ってなんのためにあるのか』について、話し合ったことがあった。私は「穴がなくてもドーナツは実態を持てるけれど、ドーナツがなければ穴は存在さえもできない。だから、穴がかわいそう。」とか意味のわからないことを言っていた気がする。もう今では、自分でさえわからない思想だ。結局、二人が納得できる結論は出なかったけれど、ドーナツは哲学だね、って笑い合ってた。もう三年半も前の話。高校に入学したばかりで、学校であたふたしてた頃の話。

そんなことを思い出していたら、ふと聞いたことのある曲が流れ出す。マライアキャリーの「All I Want For Christmas Is You」だ。私だってもともとはクリスマスが好きだった。だが、いつの間にか嫌いになってしまっていた。というのは、クリスマスといものを一緒に過ごす人がいないので、寂しいと感じていたら、ひねくれてこんがらがってねじれてこうなった。自分でも卑屈だとは思う。 でも、寂しいものは寂しい。仕方がない。
それでも、この曲はそんな私でも、クリスマスを少しだけ楽しみにさせる。すごい歌だ。「クリスマスに欲しいのはあなただけ」なんて、クサすぎる。でも、この曲は、ずっと前からクリスマスの定番ソングとして流れているのだ。私も少しくらいクサくなった方がいいのかもしれない。まあ今年も寂しいクリスマスを過ごすのは、わかりきっていることなのだが。

来年こそは、クリスマスを一緒に過ごしてくれる人を見つけたいものだ。別にイケメンじゃなくても、お金持ちじゃなくてもいいから、ドーナツの哲学に付き合ってくれる人が良い。「なにそれ」とか言いつつも、ちゃんと話を聞いてくれる人。見つかるかなあ。見つからないだろうなあ。

noteで日記なのかつぶやきなのかわからないコレを書いているうちに、写真が仕上がる時間になっていた。最近、時間が経つのが意外と早くて困る。もうちょっとゆっくりしていたかった気もするな、と思いながらホットミルクを飲み干した。

お皿やコップを返却棚に戻し、ミスドを出て、カメラのキタムラへ向かう。そして写真を預かる。うん、良い感じ!!

でも、あれ?一枚だけ・・・やってしまった。

まぁこれも一興かな。

#日記 #エッセイ #ドーナツ #クリスマス #マライアキャリー
#インスタントカメラ #写ルンです

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