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KUAイラストレーションコースでの2年間②

こんにちは!伊賀野スシヲと申します!
前回に引き続きKUAイラレコースでの学生生活を振り返ろうと思います。
拙い文章ですが悪しからず!

前回の記事はこちら↓


2年目春期(2023年4月∼6月)

TW ゲームイラスト(イラストレーション演習Ⅲ-2)

評価:A87点
スマホゲーム内の登場するキャラクターのデザインとスチルイラストを想定した課題です。アマテラスをモチーフにしたキャラクターです。世界観やキャラ設定は既に決められています。
この課題の添削内容が本当にわかりやすくて!感動しました!コメントシートに質問を書いて提出したのですが、それに対する回答が丁寧でした。やっぱり添削に花丸をかいてもらえると嬉しいですね!


WS 業界知識・情報発信(イラストレーションⅤ-1)

評価:A80点
一番難しい授業で一番難しい課題でした。業界研究をして企業の動向を調査するというマーケティングっぽい授業。加えて著作権についての説明もありました。

課題はイラストを活用した企業について研究し、もし自分ならどういうイラストを制作するかを考えるというもの。仕様書を何の説明も無しに書かなければいけないのがきつかったですね。この課題も細かい条件が設定されているので、何か調査しきれていないことがあれば単位を落とすことも……。恐ろしい課題でした。


WS デジタル着彩(イラストレーションⅤ-2)

評価:A83点
人物や背景の色塗りのコツなどについての授業です。この授業のおかげでブラシの設定を自分好みに変えることが出来て、色塗りがしやすくなりました。

課題は与えられた線画に色を塗っていくというもの。鎧などの金属類や、布類、肌など質感を塗り分けるのが難しい。まだまだ特訓が必要です……。


WS デフォルメ表現(イラストレーションⅤ-3)

評価:A88点
かわいいデフォルメの授業。デフォルメは簡単だと思っていたけど全くそんなことなかったです!少しデフォルメの仕方が変われば印象が大きく変わってしまうのが奥が深い。

課題はデフォルメ作品を調査して、自身のイラストに活用するというもの。幼い頃にたまごっちやサンリオキャラクターをよく描いていたので、キャラクターを描くのはすらすら楽しく描けました。キャラクターデザイン結構気に入っています。


2年目夏期(2023年7月∼9月)

TW ビジュアルストーリーテリング(イラストレーション演習Ⅲ-1)

評価:A83点
最後のTW。一番面白かった授業です。絵だけでストーリーを伝えるにはどうすべきか、ということを学べます。私がイラスト制作するとき、見ている人に物語性を感じてもらいたい、と思っているのでとても参考になりました。物語の構成の仕方も学べました。

課題は「ウサギとカメ」(or「赤ずきん」)の物語を6場面に区切ってイラストで説明するというもの。似たような構図が多くなってしまいましたね。フィルムスタディをやって修行します。


TW デッサン

評価:S90点
卒業に必要な単位の「その他」の2単位分です。高校の美術の授業以来の久々のデッサンでした。画材をそろえて、モチーフをそろえて、夏の暑い中頑張りました。バナナの斑点がつらかったです。なんでバナナにしたんだろう。あとは課題の郵送方法がわからなくて少し焦りました。


GS 藝術学舎「マンガ原作者になろう!」

評価:S90点
せっかくなので藝術学舎の講義を受けてみました。マンガのストーリーなどについての内容でした。
2日間zoomでリアルタイムで受けました。合宿感があって楽しかったです。同じ時間に学生と授業を受けることは通信大学だとあまりないので、いい経験だったなと感じています。


WS キャラクターデザイン(イラストレーションⅤ-5)

評価:A80点
せっかくなので人物ではなく動物のキャラクターをデザインしてみました。線画をベジェ曲線ツールを使用して描いたのですが、何か違和感を感じてます。あまり納得できた出来ではなかったのですが、えいや!と思い切って提出しました。
添削では思っていたより良い評価をいただけたのでうれしかったですね。一目見ただけでオルゴールモチーフだとわかる、と言ってもらえてうれしかったです。


WS イラスト実習Ⅲ(イラストレーションⅤ-6)

評価:B77点
最後のWS。衣類とメカの授業。ロボットは今まで描いたことがなかったし、ロボット系の作品もあまり触れてこなかったので大変でした。メカ系の資料を集めるにつれてだんだんプラモを作りたくなってきましたね。いつか時間があれば作ってみたいな~。


2年目秋期・冬期(2023年10月∼2024年3月)

秋期までに必修科目の単位を修得して、卒業制作着手要件を満たす単位数を修得すると「卒業制作・ポートフォリオ制作」ができます。
この2つはかなりきついので、それ以外の単位は秋までにとっておいた方が楽だと思います。

S 卒業制作

評価:A80点
アニメーション制作をしました。内容については長くなるので別の記事にしたいと思います。

卒業制作は制作期間が3つに分かれています。それぞれ提出するものが変わるのでとにかく何回も確認してから提出していました。どこかで提出ミスをすれば卒業できなくなるので、ネ……。
全体講評も3回あります。zoomを利用してリアルタイムでありました。見逃してもアーカイブが残るので大丈夫なのですが、期間中に見ないといけません。見忘れると、ネ……。
オフィスアワーも3回あります。先生に直接質問できるいい機会でした。私は2回参加しました。緊張しました。他の学生さんと先生の会話を聞ける形式になっているので、質問が無くても時間があれば参加するのがおすすめです。

とにかく時間が足りない!いいものを作ろうとすればするほど時間が足りない!今までの課題はなんやかんや時間に余裕をもって提出出来ていたのですが、卒制は上手いこといきませんでしたね…。
とは言え、自分のやりたいことを形にできてよかったです!半年もかけて作品制作することなんてなかったので、いい経験になったと思います。


TX ポートフォリオ(イラストレーション演習Ⅳ)

評価:A81点
ポートフォリオも長くなるので別のサイトにまとめようと思います。

ポートフォリオは2回提出します。卒制と同時に進めていくので実は余裕がありませんでした。ポートフォリオ用イラストを制作する時間、もっと欲しかった……。計画ミスですね。

ポートフォリオの授業は、ポートフォリオ制作についての説明と、先生方の経歴についてのインタビュー(キャリア論と似てる)になっています。どちらもすごく参考になりました。


おわりに

長々と2年間を振り返って感じたことは、自分の考えを伝えることはすごく大事だったな~ということですね。
どの課題でも作品を説明する「コメントシート」を提出する必要があったのですが、それは何を考えて作品を制作したのかを伝える練習だったと思っています。その集大成を見せるのが卒業制作だったのかも。そしていろんな授業で作品を作る前の準備が大事と説明されました。
このような授業を受けてきて「自分の考えを言葉にするのは難しいけど大事だな」「やっぱり絵は頭を使って考えて描くものなんだな」と感じました。

そして「自分の考えを伝えるツールがイラストなんだ」とも気づきました。言いたいことを言葉にして伝えられるのが一番いいことですが、言って良いこと悪いことが世の中にはあるし、そもそも言葉が出てこない場面もあるでしょう。私なんかも性格的に話すことが苦手ですし🍣……。そんなときにイラストが力になってくれるのだと思います。
そのための表現力を今後は身につけていきたいです。正直2年間では画力の向上は足りなかったですねトホホ。頑張るぞー!

また、「好きなことを学ぶために大学を編入してよかったな、この選択は間違ってなかったな」と思っています。好きなことじゃないとここまで長々と振り返ることなんてしなかったと思うし、学んだことも少なかったと思います。
そして何より、ほとんどの学生が「絵が上手くなりたい」という同じ志を持っていたことがやる気に大きくつながったと思っています。そんな学友たちと卒業式で実際に会えて本当によかったです!今後もこの繋がりを大事にしていきたいですね。これからもよろしくお願いいたします🙇‍♂️

卒業記念イラスト

以上になります!
すごく長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
この文章が誰かの参考になれば幸いです。


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