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『こども本の森』で本を探す

小学校の図書室で読んで以来、10年ぐらい娘が探している絵本を見つけるために、『こども本の森』に行ってきました。

電車で北浜駅まで。
『こども本の森』はこどもたちが自由に本に触れることができる施設で、図書館とは違い貸し出しなどはありません。
子供連れでなくても入れます。
基本的には予約制なので、私たちも予約して行ったのですが、枠が空いていれば当日受付もしていました。

北浜駅から出て橋を渡るとすぐ到着。

15:30~の最終回
各回定員100名(+当日枠50名)
巨大な青リンゴのオブジェが目印

入り口前でスタッフの方に予約番号を確認してもらい、注意事項が書かれたカードを待っている間に読んでくださいと渡されます。
注意事項を読んでしばらく待っていると、順番に入館が始まりました。

入り口は2階にあり、1階から3階まで吹き抜けで、広い階段で行き来できます。
壁一面には絵本が…

うちの壁もこれにしたい

子供たちは好きな場所に座って本に夢中になっていて、本当に素敵な空間だなと思いました。


さて娘の探している本はと言いますと、本人もうっすらとした記憶しかなく、タイトルも作者もわかりません。

図鑑のようだけど写真じゃなくて絵で、世界各国それぞれの国のことが書いてあって、日本のことが書かれているところに犬の狆(ちん)がいた…表紙は黒っぽくて海外の本みたいで箔押しされてたと思う…と。

もう全部聞いてもさっぱりわかりません。
なにその本?ほんとに絵本なの?
でも本人が言うには文字も多くなくて絵本だったとのこと。

この10年間、図書館でも聞いたり本屋さんでも探したり、ネットでも検索したけど全くわからず、これは絵本がたくさんあるところで実際見てみたら、なにかほかのことも思い出すかもしれないということになり、今回、こども本の森へ行ってみようと予約したのです。

ざっくり種類別にわけてある絵本の棚を、端から念入りに取り出してはパラパラとページをめくりまた戻す…を繰り返しながら探していました。
私も探してあげたい気持ちはあるのですが、見たことがないものを探すのは無理なので、お邪魔にならないように色んな国の絵本が置いてあるコーナーで、それっぽい本を探しているうちに、あれこれ絵本を読んでしまいましたが、すごく楽しめました。

結局、17時の閉館時間まで探しましたが見つからず…
10年探して見つからないものは簡単に見つかるはずもなく、またどこかの大きな図書館に探しに行こうと言いながら駅へ向かいました。

記憶を頼りに脳をフル回転させていたので、おなかすいた…とお疲れ状態。
韓国料理屋さんへ寄って、チヂミとチャプチェとヤンニョムチキンでハイボール飲んで帰りました。


小さい頃の記憶って、自分が思っているほど鮮明でもなく、もしかするとそんなに正確でないのかもしれません。

ずっと探しているものは、見つかってしまうと、あれ?こんなだっけ?と思うこともありますし、がっかりすることもあります。
それでも、あのとき好きだったと思う本をずっと覚えていて、時々話すので、いつか見つけてあげたいとも思います。

まだまだ本探しは続きそうですが、もし私が見つけてあげられなくても、いつか本の好きな誰かと一緒に、見つけられる日が来るといいなと思います。


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