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正義を振りかざす「極端な人」の正体を読んで思うこと

正義を振りかざす「極端な人」の正体
山口真一(著)

不謹慎で攻め過ぎる人が多いと思う中、そういう人の特徴が自分に結構当てはまるところがあると知り、気づかぬうちに予備軍となってしまっていたので、「極端な人」にならないためにどうしたらいいかを、この本を読んで考えることにしました。

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本の説明

不寛容化する社会にいる「極端な人」について、ネット上の例、それ以外の例、その人たちの正体、どう対処するか、「極端な人」にならないためにはどうするか、が書かれている本です。調査と研究をもとに出された数値やデータ分析で内容がまとめられています。本の最後に山のように参考文献が載ってます。

筆者の思い

私も、あなたも、誰でも、「極端な人」になり、他者に攻撃を仕掛けてしまう可能性がある。今後自分がどうすればいいのかという問いに、データ解析と実例というエビデンスから、何らかの答えを出すことを本書の目的としている。ネット社会の実態を知った上で、ネットがもたらした現象を乗り越えるための参考にしていただければ幸いである。

読んでのまとめスケッチ

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「極端な人」にならないために

傾向(特徴)と条件を見ていると割と気付かぬうちに「極端な人」に多くの人がなれてしまうのではないかと思います。私の会社だと他の会社よりも予備軍に含まれる人が多い気がします。今までは電話やFAX、パソコンでのメールでしたが、iPadや携帯でメールやチャットするようになったので、発信しやすくなった事、コロナでこれから先が不透明で不安が多くなった事で、仕事上でも「極端な人」になる確率が上がっていると思えます。

家だと全然しゃべらない私は、個人でFacebookやtwitterなどのSNSもしないし、うちのテレビは子供のアニメしか映ってないし、最近ではYahoo!ニュースすら、ろくに見なくなってきたので、「極端な人」になる可能性はプライベートでは低いかなと思います。(Noteは更新してますが)

ただ仕事を振り返ってみると、チャット上や文面ではすれ違いや、いざこざがあったりします。実際に会って話すと、それほど揉めることなくサクッと会話が終わり、スムーズに仕事が進んだりすることがあるので、やっぱりネット上では発言回数が多くなるので、極端になる可能性が上がるんだなと思います。

本を読んで、自分なりに注意するタイミングは、
・会話が成り立っていない時
・自分が発言が正解だと思う時
・自分の知らない情報で話の内容が変わってしまう時
かと思います。
その時どうするかというと、一度距離を取り、客観的にみてみることに尽きると思います。そうすることで、情報の偏りを知り、自分の正義感に敏感になり、他者を尊重する、ことができそうです。

達成したい目的があるとき、問題が発生したら達成したい目的に集中することが重要だと思います。問題を解決することに必死になり、解決することが目的になり、そのこと自体に達成感を感じるようになると、行き過ぎた意見や攻撃的な態度につながってしまうのではないかと思います。
 問題が起きたら、その対応は目的と分けて扱うことも「極端な人」にならないための一つの方法だと思うので、俯瞰的な視点を持ちながら仕事したいと思ってます。


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