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「良い会社」に入ったのに、明日会社に行きたくない人は会社との”相性”が悪いんだと思う

GWが終わりますね。

世間一般で言う「良い会社」に入ったのに、幸せを感じない、なにより楽しくないと感じてしまう理由は、単純に ”合ってない” んだと思います。

「良い会社」の定義は、人によって違います。

お金が欲しい人は年収が高い会社、すぐに大きな仕事を任せてもらいたい人は比較的少人数の会社、女の子にモテたいなら派手なイメージの会社、安定を大切にしたい人は社員の平均勤続年数が長い会社、福利厚生を求める人なら親方日の丸の大企業…とまあ、「良い会社」はその人が何を一番大切にしたい人かによって異なるため、一言では言えません(逆に言うと、自分が何を求めているのかが曖昧だと、「正しい(良い)会社選び」はできないってことですね)

では、多くの人が「良い会社(≒何かと有利な会社、得する会社)」に入ったのに、なんで幸せじゃないんでしょう、楽しくないんでしょう。なぜ、金曜日の夕方が一番楽しくて、日曜日の夕方が一番憂鬱なんでしょう。

きっと、それは条件やスペックだけで会社を選んでしまっているからだと思います。

会社選びは、結婚と似ています。

結婚も、相手の年齢、性別、居住地、仕事(会社・役職)、学歴、身長、体重、出身地、年収などのスペックで最高クラスの相手とマッチングして結婚したとして、幸せになれる確率って何%なんでしょう。わかりませんよね。なぜなら、うまくいくかどうかは、相手の性格、価値観、そして何より二人の相性に大きく依存するからです。

会社も同じです。

業界、会社のブランド、事業内容、従業員数、平均年収、職場環境(エリア、最寄り駅、シャレオツなオフィス)、教育研修の充実度、福利厚生などのスペックを重要視する人は多いですが、会社の性格、価値観、会社と自分の相性を重視する人は驚くほど少ないのが実態です。

会社の性格とは、企業文化や社風。価値観はミッション・ビジョン・バリュー。会社と自分の相性は、会社を訪問したときやインターンをしたときに「居心地が良い」「リラックス」「シンパシーを感じる」そして何より「楽しい」と思えるかどうかです。

図にするとこうなります。

(Ⅰ)良い会社で相性も良いなら最高。言うことなし。(Ⅳ)は論外。

悩ましいのは、(Ⅱ)と(Ⅲ)のどっちをとるか。多くの人は、(Ⅲ)良い会社だけど相性が悪い会社を選びます。仕事はライスワークとして”我慢”する。そのかわりできる限り残業せず、職場の人とも必要以上につるまず、いわゆるライフワークバランスを重視する人。

でも、実はこの(Ⅲ)に、多くのサザエさん症候群の人が属していると思うんです。

(Ⅰ)良い会社で相性も良い会社に務められればそれが一番良い。でも、それが叶わなかったとき、(Ⅲ)を選ばず、(Ⅱ)の「良くない会社だけど相性が良い会社」を選んだほうが幸せになれるんじゃないか。

もちろん、激烈ブラックで過労死直前とか、上司のパラハラ・セクハラが超次元レベルとか、給与激安で将来設計不可能とかなら別ですよ。

でも、たとえば、年収600万ほしいけど500万だとか、くっそシャレオツなエリア&オフィスで働きたいけど、いまの会社は地味な街の雑居ビルに入ってるとか、そういったことは妥協しても良いことだと思うんです。

どんなにハイスペックなパートナーと一緒になっても、二人の相性が悪かったら幸せになれるわけがありません。しつこいけど、会社も同じなんです。

会社なんてものは存在しません。あなたは会社と働くんじゃなく、その会社で働いている人と働くんです。その人たちが、企業文化であり、社風であり、あなたが毎日、楽しく、やりがいを持って働けるかどうかを決めるんです。

明日仕事行きたくないなーと(強く)感じる人は、一度会社との ”相性” を再確認してみると良いかもしれませんよ。

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