グラス2

アウトプットするとインプット効率が上がるのは頭の中に余白が生まれるから

仕事そのものを除く代表的なインプット法は、本を読む、セミナーに参加する、人に会うの3点セットです。中でも、自分ひとりで、好きなときにできる読書が最も代表的なインプット法でしょう。

そのため、世には効率的な読書術に関連する情報が溢れています。

・はじめにを読み、あとがきを読み、著者略歴を読み、ざっと一回読み、二回目に熟読せよ
・付箋を貼れ
・マーカーを引け
・本文中に感想や意見や疑問をメモれ
・表紙の裏表紙に要約をまとめておき、いつでも簡単に振り返られるようにしろ
・最後にカード一枚にまとめてカードファイルを作り定期的に復習しろ
・Evernoteに読書メモを残しておき、定期的に見返せ
・仲間と読書会をやって知識を定着させろ

と、たくさんあります。どれも正解だし、最後は好みの世界なので、いろいろと試してみて、早い段階で自分に合う方法を見つけたら良いと思います。

で、速読や読書法を学んで読書効率を上げるのもひとつなんですけど、僕は最もインプット効率を上げる方法はアウトプットすることだと思っています。

これ、インプット→アウトプット→インプットのサイクルが体験や経験を通して知識が知恵に変わり…という話とは別の話です。

アウトプットすると、頭の中に余白が生まれるので、次のインプットがラクになるよ、というすごく当たり前の話です。

コップに水がたくさん入っている状態で、さらに水を注ごうと思っても、もう入らないですよね?もっと入れたい場合は、一度出して空っぽにするしかないんです。

僕はいままで共著含め10冊くらい本を書きましたが、書き終わるたびに「もう書くことない!頭の中からっぽ!抜け殻!」と言ってますが、しばらくするとまた何か書きたくなるんです。

これは、頭の中にあった大量の暗黙知を、書籍の執筆というプロセスを通して構造化・形式知化して、10万文字という大量のテキストで排出(アウトプット)することで頭の中が整理整頓され、巨大な余白スペースが生まれた場所に、無意識のうちにまた新しい情報が運び込まれてきた結果です。

イメージとしては、とっちらかって雑然としていた倉庫を整理整頓して、中に眠っていた売れ筋の商品を運び出して販売したら、倉庫に空きスペースが生まれたから、そこに新しい商品を仕入れることができた、みたいなもんです。

ちなみにこの方法、何が良いかって、アウトプットするとき、みんな無意識に「良いものから先にアウトプットする」ことなんです。

だれしも、自分の頭の中にある「どうでもいいこと」をアウトプットしようという気にはならず、「これはみんなにとって有益な情報なのでは?」というものから順に披露していく傾向があります。

するとどうでしょう!

頭の中にある「自分にとっての大切な情報」を出せば出すほど、頭の中に余白が生まれるんです。大切な情報って、頭の中で大きなスペースを取っているものなんですよ。

さらに、「自分にとっての大切な情報」が頭の中からなくなると(アウトプットして世に出してしまうと)不安になります。「あ、もう自分の中に、何も有益な情報残ってない。いまの自分は干物のようだ。やばい」って(笑)

すると、余白はあるし、緊張感もあるから、おのずとインプット効率上がるんですよ。特別な努力しなくても自然と。

これらのことが努力せず、自然にできる方法があるんです。なんだかわかります?

noteを書くことです!(笑)

え?書いてるけどインプット効率が上がらない?

それは書き足りてないんです。まだ頭の中が暗黙知で満たされているんです。モヤモヤしてるんです。

書いて書いて書いて書きまくる。もう何も書くことがないってところまで書きまくって完全に干からびる。

一度カラッカラに乾いたスポンジに戻ってごらんなさい。水は吸うものじゃなく、吸ってしまうものであることを思い出しますよ。

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