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過去を変える思考

こんにちは。hidekiです。


プロフィールにも書いていますが、僕が好きな言葉に『人間万事塞翁が馬』という中国の諺があります。人生、良くも悪くも、どう転ぶかわからないので多少の失敗は気にせずにいこう、という前向きな諺ですが、これと同じように、前向きに生きるヒントをくれる名著を紹介をさせて頂きたいと思います。


「14歳のための時間論」 佐治晴夫著 春秋社


『14歳のための』とありますが、むしろ人生の残り時間が限られてきている僕たちのようなアラフィフ世代にも、『学びなおし』という意味でもお薦めの書ではないかと思いますっ!



基本的には物理学の『時間』の概念に焦点をあてて、14歳でもわかりやすいように話をかみ砕いて説明してくれている本です。



でも、実は『哲学の書』なんですよね。僕が心に残った一文を引用します。



もし、あなたが14歳だとしたら、
「これからどう生きるか、明日どう過ごすか」
─────ということ。
それが、これまでの14年間が、いい14年間だったのか、それとも、あまりよくない14年間だったかを、決めてしまうということですね。

「14歳のための時間論」佐治晴夫著 春秋社より引用



つまり、過去の事実は変えることはできないけれども、その意味づけは今後の自分の行動によって変えることができる。


ということなのでしょうか。


僕は『過去』とは、単なる『事実』の集積であって、変えることもできないし、ある種の諦めをもって捉えていたのです。



でも、よくよく考えると後々うまくいった部分については『あの時の苦労や失敗があったからだ』って、自然とネガティブな過去→→前向きな過去として変換しているんですね。



本書を読んで、ふとそれに気づきました。



もちろん、後悔しかない過去も沢山ありますけれどね……


  「もっと勉強しておけばよかった」

  「もっと本を読んでおけばよかった」

  「あの場面で勇気を出して行動しておけばよかった」

  「あの時、ああ言っておけばよかった」



これらは、『後悔』しているのに、現在の『行動』を結局変えることができていないから、『後悔している過去』のままで、『良い過去だった』と当然思えないんですよね。



すみません、自分の話で話が逸れました。




僕は、この書で一番言いたかったことは、こういうことかと思いました。



過去よりも未来よりも、現実である『今』が大切なぜなら、過去も未来も『今』どう生きるかで変えることができるから。



 

う〜ん納得です。



僕も『人間万事塞翁が馬』の精神で、過去の失敗にくよくよせず、今の自分を認め、今の一瞬を大切に生きていきたいと思います。難しいけど。



今回も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

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