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フラッグシップ優勝ポルチェ型レイジュ取説

怪盗と申します。(@kaitoureinya_)
原作からポルチェが大好きで、カード化されたら絶対に使おうと心に決めていました。今日はポルチェが最も輝けるデッキを作ろうとした結果、2週連続でフラシを優勝してしまった構築とその扱い方を紹介しようと思います。

ヴィンスモーク・レイジュという女


専用構築を組むことによりほぼ毎ターン勝手に1ドローが約束される壊れリーダー。ボトムの暗記やジャッジプランの切り替えなど、6弾環境時は先の先を見て立ち回りを決める必要性があり、上級者向けのリーダーと言えた。メモリアルコレクションでの赤紫ローの復権により、tierBから奈落へと姿を消した女。しかし500年後の未来(7弾)で再び輝きを取り戻す。

ポルチェ


50円。パラ900円。

フォクシー海賊段のパワーエースであり、俺の女。500年後の未来発売当初この子からデッキを組み始めたので当然フォクシー海賊団のデッキを握っていたのだが、またも対赤紫ローが論外なため臨終。ポルチェの効果を存分に活かせるカードがないかとカードプールを漁っているとサングラスの彼と目が合った。


紫の4000で一番強いカード。先述の通りレイジュリーダーは復権してきた赤紫ローとの対面でドン減らし対決に負けてしまい、変身先の効果を使うことができない。全く試合が成り立っていないマッチアップだったのだが、マイハニー・ポルチェの登場でドンを1~4で固定して戦えるようになった。

対面する赤紫ロー側は①レイジュに強い動きをさせまいとすると自分がとても窮屈な展開を強いられることになり、②自らが強い動きをしようとするとポルチェイチジの面取りゲームの強さと、大人レイジュ&リーダーレイジュの無限リソースになす術がない。

4月からサカズキが消えて大人のボトム送りの恐怖がなくなり、憎き赤紫ローにもデカい顔をできるようになったレイジュ。もう怖いものはない。以下、デッキレシピと採用カードの紹介。

デッキレシピ


MokeyMokeyさんから

採用カード

ヴィンスモーク・イチジ


親子4投。7コス(えらい)7000(えらい)の最強カード。ゴードン(マイナ3000)1枚で赤紫ローのボトム送りを使わせないのが最大の利点。トラッシュに行く分には何度でも蘇り、リソースゲームのバランスクラッシャーとなる。
イメージとしてはこちらリーダーレイジュのみ、相手5000キャラ2体レスト状態。イチジ先出しマイナ2000した方をリーダー5000で攻撃、5000の方をイチジで攻撃。盤面0から4コスが3000要求2枚を作り出し、7000を場に残す。リーダー効果で1ドローしているため手札は減っていない。仮にポルチェ(ポルチェサーチヒット、リーダー効果1ドロー)からイチジを出した場合であれば3コスで3000要求を2回して、手札減らずの5000・7000残しである。宇宙である。

劣勢からの面取り合戦の強さと、並べて先に仕掛けられるアグロ適正の高さ、無限リソースとイラストアド、それがポルチェレイジュの最大の強みであることを理解してくれたことだろう。

ヴィンスモーク・レイジュ


ワンピースカードを始めたその日に買ったパックで最初にでたSRカード。

親子4投。2コス3ドローの5000。ポルチェセットを集めるために積極的に変身していきたい。ポルチェで子レイジュを出すときの注意点は「ポルチェでドンバックレイジュ出し」したときにリーダー効果が発動してしまうので、それで手札が6枚以上になり、大人レイジュの効果が使えなくなってしまうこと。レイジュデッキは手札枚数調整のためと大人をトラッシュに送るために、2000カウンターを1000✖️2枚で切ったりする場面もあるので、やりながら覚えていってほしい。

ヴィンスモーク・ニジ


親子3投。緑黄黒対面では大車輪の活躍を見せるカード。主にボルサリーノ、菊之丞のバウンス、1コスレストサーチ集団の処理に使用する。甘えたゴードン縦置きを許さない。

ヴィンスモーク・ジャッジ


700円

1投。ポルチェ型はジャッジに依存しない。1ターンにドンを2枚減らす性質上、ジャッジの出番はない。6弾環境時はダブルフィンガーを入れて最速ジャッジプランを取る状況もあったが、今の構築では序盤に大人大人大人とかで固まり、全然変身ができなかった場合のサブプラン用に1枚だけ挿している。1枚で引けるの?という声が挙がるが、ジェルマ名称サーチに引っかかるのと、序盤にボトムに送った分は毎ターンの3ルック(王国)と8枚体制(66、ポルチェ)の5ルックで簡単にボトムまで到達できる。

ここで新たにポルチェの強みを語っておきたいのだが、デッキに6枚しか入ってないフォクシー所属のサーチ効果は当たったらラッキーのおまけ効果だ。だがそれ以前に5枚を見れるということ自体が強い。序盤にジェルマ王国等でボトムに送られたイチジやポルチェの場所を覚えておけば後半のリーサル構築・展開の要になる。5ルックのカードが増え、そこにたどり着くことが容易になったのは、レイジュデッキの大きな進化である。

ボトム記憶は大会などの連戦だと特に難しくなってくるが、レイジュの基本だと思って頑張ってみてほしい。まずは子どもたち・ポルチェの枚数と、山下に行ったカードの枚数自体を覚えることから始めてみて、慣れてきたら確信を持ってイチジを王国で触りにいけるようになってほしい。

6サンジ


2投。ヨンジを消した男。ドンバック3回したら3コスで出せると覚える。終盤のリーサルズラし兼アタッカー要員。次のターンのリーサルのためにドンを減らさずに3ドンで6000を置けるのは魅力。7弾当初は4投していたが、絶対出したい訳ではないのと、ガード時は後述のカヤと3サンジを優先的に切っていくため、2枚でも使いたいときにちゃんと残せると判断。

3サンジ


2投。7弾当初は持っていないという小学生みたいな理由でデッキに入っていなかったカード。4月の店舗予選に当選し、そこの参加賞で1枚と、そこで知り合った方から恵んでもらったなけなしの1枚を投入。ジェルマ王国の3ルックスカしを極力減らしたいがために他の2000カウンターの枠を限りなく削って2投。カヤ信者はカヤ4・コイツ1でもいいかも。

カヤ


3投。レイジュを使ってるあなた、6サンジが出て真っ先にカヤを抜いていませんか?侮るなかれ、カヤがレイジュの影の功労者である。
レイジュのマリガン基準は色々で、①王国②ポルチェと親子③カヤポルチェ親、のどれかがあればキープする。特に2ターン目ポルチェの爆発力は凄まじいので、それを可能にしうる1ターン目カヤ出しの選択肢とそれが叶う割合は高く持っておきたい。引けば残して後で出す6サンジは2、初手で必要なカヤは3、ということである。

トニートニー・チョッパー(チャッピー)


チャッピー

ポルチェちゃん曰く、チャッピーである。ポルチェのサーチ対象でもあり、終盤守りを固めながらリーサルの打点を伸ばしておけるカード。中盤で出す場面はあまりなく、序盤に引き込むとカウンターで切られるか王国で捨てられることも多々あり。

シャーロット・プリン


2投。青界の救いの女神。エネル・ボニー・黒黄ルフィ戦で活躍。
変な話ではあるがレイジュは紫の印象が強いのかプリンの警戒が薄れるため、ぶっ刺さってそのままイージーゲームということもよくある。マイナーの強みで相手を翻弄してほしい。

各リーダー戦い方

有利
VSモリア・ルッチ・エネル・ハンコック・ビビ・レベッカ・青ナミ・ウタ
これらのデッキとの戦いを基本とし、それは大きくブレることはない。じゃんけんに勝ったら後攻を選択し、①王国②ポルチェ+親子③ポルチェ+カヤ+@でマリガン。リソースの尽きないアグロデッキのため、出したキャラから片っ端に殴っていってこちらがテンポをとる。見えたイチジは不用意に全部投げまくるのではなく、返しの分を用意しておくのが重要。相手のキャラが寝始めてからイチジの7000とマイナ2000で楽に面処理をしながらポルチェなどを並べる。相手が疲弊したら顔を詰める。ニジやプリンを要所で刺していき、相手のしたいことをさせないのも大切。手札は大人レイジュがいれば勝手に増えていくので、3000、4000要求でも状況によっては積極的にキャラを守って面取り合戦に勝っていこう。デッキが1周回ればプランも立てやすくなり、カウンターの切り方なども鮮明に見えてくるだろう。

VS赤紫ロー
3コスト帯を多く採用している構築だからなのか先にドンを減らしてしまおうという魂胆なのか、よく後攻を取らせてもらえる印象がある。
ロー側の先行の本来の動きとしては3コスブロッカー→5キッド+リーダー効果だと思うが、対レイジュにおいては3コス+リーダスキルでシャチペンを出して自身のドンを2にするのが理想の動きである。
大人の登場時効果発動条件はドンの枚数が相手以下なので、一回変身しただけではドンを減らして出てきたバニラになってしまう。メモリアル環境までのレイジュであればこれをされるだけでおしまいだったが、ポルチェ型はポルチェの登場時効果と子どもの起動メインで後2でこちらも2ドンを達成しうる。横並びの速さは折り紙付きで、常にゴードンを1、2枚要求し続けるので、相手が先にジリ貧になるのは明らか。
シャチペンでなくベポを出してきた場合、こちらの変身後効果は使えないが、相手は次ターンもドンが3からのスタートで常に窮屈な動きをすることになる。ポルチェで2ドン減らし2面展開手札減らずに対して3ドンと手札を減らして頑張って並べてくる相手という構図。

ロー戦のまとめとしては最速シャチペンされたらポルチェが直後に必要。されてなければ2ターン目はパーツ集め、3ターン目までにポルチェセットを揃えて楽に戦おう。


五分
VSボニー
相手側の後攻のマナカーブが美しすぎるため後攻選択。先攻取らされた場合は欠損を祈る。8キッドの処理が重要。イチジのマイナ2000をぶつける必要があるため、やはり無闇に投げまくってはいけない。序盤はニジでボニーKOウルージバウンスしながらキッドにマイナ2000を2ターン連続で打つつもりで動く。9ゾロが恐ろしいのでロングゲームにしない意識を持つ。

微不利
VSカタクリ
ライフ4リーダー永遠の敵。練度がものをいうので、たくさんカタクリと練習できる環境を持っておきたい。じゃんけん選択はほぼ唯一の先攻
相手後攻2ターン目5000でリーダーパンチ、4コス菊之丞縦置き終了の動き、5000リーダーは必ずカットして、相手ライフ3以下登場トリガーの菊之丞(ネコマムシ)の上振れを防ぎつつ、縦置きの菊之丞にニジをぶつけていきたい。カウンターレスを溜め込ませつつ、4コス無駄にさせる動きができてやっと試合は五分以上になる。
レイジュは4ライフなので7マムの増やし減らしの選択も難しい。次10マムが来ても返しのターンで勝ち切れる状況を作っておけるなら増やす。7マムの返しのターンで勝ち切れるなら当然貰う。あとは状況に応じて考えてみてほしい。
おナミでKOされるならポルチェよりレイジュ・ニジがトラッシュにあった方が強いので、ポルチェからパンチすること。

不利
VS黒黄ルフィ
カタクリが永遠の敵ならこいつは最大の敵。9000級の火力を出せるのがイチジとジャッジしかおらず、能動的にドンを減らしてしまうので最後の詰めに欠けすぎる。事故・油断頼みなマッチアップ。じゃんけん選択は先攻
先3のサボ出しを嫌がっての先攻ピック。方針としては極力ドンを減らさずに、しかるべきタイミングでプリンを投げつけること。マリガン基準はプリン、でいい。
先2で5000リーダーポルチェ縦置き、先3、4あたりでプリンが理想。レイジュのプリンは失念している人も多いので、しっかりと分からせてあげてほしい。プリン後にイチジを出して、横向きのエースに5000でちょっかいをかけながら顔を叩きにいく。こちらのパワーが足りず、プリンを出せたら勝てるという対面ではないのと、本格的に枠がカツカツなため、黒黄に強い憎しみを覚える方々はレイジュ以外の青系デッキを握ることをお勧めしたい。

終わりに

ここまで読んでくださってありがとうございました。このデッキを使用した後輩が先週フラシ一発優勝、筆者が今回フラシ一発優勝・店舗予選一発抜けと輝かしい結果を残せて嬉しい限りでございます。レイジュは6.5弾環境ではサカズキ・ロー・カタクリに勝てなかったという印象が世間に強く根付き、流行っていなかったというのが実際のところかなと思います。スーパーパワーエースのポルチェちゃんの偉大さは、パラレル900円のスペックではないことに世間が気付き、せめて2000円くらいになってくれることを筆者は祈るばかりです。


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