「こいつよりは俺の方がマシ」と思える名著

随分前にちょっとだけ読んで、主人公の壮絶な貧窮生活に癒やされた、とある名著。

パリ・ロンドン放浪記 (岩波文庫)

主人公は、普通に3日くらい何も食べなかったり、何ヶ月も風呂に入らなかったりする。友人も、これまたとんでもない底辺で、頭が悪く品性下劣。ロンドンやパリという大都市でも、つい100年程前までは、これほど劣悪な環境の中でサバイバルしていたのかと感嘆する。

トコジラミだらけの部屋、風呂に入った事のないという老人、皿洗いの職場の威圧的な上司や過酷さ。

「現代日本に生まれただけで超幸せ」
と思える。

そういや、尊敬する将棋ソフトプログラマーの山本さんもこんな事言ってた。

その時は、「そりゃあんたは東大出て、超絶凄いプログラミングで世界一強い将棋ソフト作って名人倒して、美人の嫁さん貰った勝ち組だから言えるんじゃい!」とは思ってませんから!

山本さんの言う通り。現代日本人で良かったなぁ。
だって死活問題と言える問題は何もないもんね。

でも、豊かな社会というのはそれだけ上位層の人間が、自分の能力をガンガン伸ばせる社会でもあるので、絶望的な差があるんだろう。

それが今流行りの「勝ち組・負け組」。
別に勝ち組が卑劣な事をしているわけではなく、時間と能力を有効に使っているだけなんだと思う。
ま、親の教育が良かったりとかね。

とにかく、不幸な人ほどこの本はオススメですね。

私ももう一回ちゃんと読むために、アマゾンでポチりました。


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さとけん

エッセイ

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