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「PIXAR」も同じことしてんじゃん

どうも池本です。
家庭の諸事情にて、記事の投稿が1日遅れました。
すみません。

このnoteは。
最愛の娘へおもしろい未来を贈るため、「おばけのパッチ」というキャラクターを100年後も続く存在にし、「絵本」や「メタバース」におばけの世界を創る1人のパパクリエイターが、いま思ってることを書いております。

さて今日は、今年最後のnoteなので「2023年総まとめ」的な記事にしようと思ったのですが、どうしても書きたいことがあったので残しておきます。

というわけで『「PIXAR」が同じことしてるなら方向性はあながち間違っちゃいないな』というお話です。

いつも通り、全人類80億人中800人くらいには共感して頂けそうなお話でございます。



ファンタジーな世界観の創り方になんて誰も共感しない

私はふだん、「おばけの世界」を創っています。

ボールペンとスケッチブックで描いた絵本「おばけのパッチ」から始まり、今はメタバースという仮想空間の制作をしています。

もちろん「ニンゲンの世界」とは違った世界戦にある街を創っているわけなのですが、これを想像し創造するのがまぁ楽しい。

以前も記事にしましたが、「おばけの世界の電力はどう生み出されているの?」「おばけたちはご飯って食べるの?」「おばけの家があるけど資材はどこから採れてるの?」みたいな感じのことです。

最近では「おばけの街がある世界ってどんな惑星なの?」「天候や地理は?」みたいな、神のような悩み事をしています。

これらを進めていくうえで……

まずはすべてに疑問を持ち。
そのことに対し「ニンゲンの世界」の場合のリサーチを行い。
その後「おばけの世界」に組込むために歴史と設定を考え。
「おばけの街」に落とし込む。

答えはなくて、かつ全事象の整合性や必然性が取れてないと破綻してしまう『歴史を創る』感覚。
0から1つの『コンセプトを創る』感覚。

例えば、「発電する方法」がないのに「電気を使った街灯」は生まれないわけで。
「発電する方法」が水車による発電なのであれば、「水車の素材となる資材が存在」すべきだし、「モーターの仕組みを知っている存在」がいるべきなのです。
みたいな。

クリエイターとして、最高に楽しいのですよ。


しかし。
この楽しさを他の人に共感して頂けるかというと全くしてもらえません。
ビックリするくらいしてもらえません。

だってほとんどの人は「キャラクター」だけ考えて、「歴史」まで考えてないからね!

そしてこの力。
企業にとって全く必要とされません。

だってほとんどの企業にとって「キャラクターが生きる街の世界観を考える力」より「数字をあげる力」の方が需要があるからね!

こんなに、こんなに面白いのに!!

……誰にも分ってもらえません。


「PIXAR」は当たり前にやっていた

ところで私は、アニメーション制作会社「PIXAR」の映画が大好きです。

「トイ・ストーリー」はもちろん、「バグズライフ」「カーズ」「Mr.インクレディブル」「リメンバー・ミー」。
どの作品も何度見たことか。

そんな人間の子どもなので、私の娘も最近は「PIXAR」のアニメーション映画にハマっております。

おとといは「モンスターズインク」、きのうは「トイ・ストーリー」をガッツリ見るって感じ。

さて。
ウチには妻のご実家からお借りしている「モンスターズインク」のDVDがあるのですが、これがまた「制作の裏側」や「設定の秘密」などが詰まった【DISC2】が入ってるやつなのです。

先日「モンスターズインク」の本編を見終わった娘は、「もう1枚のディーブーディーも見る!(可愛い)」と言ってきかず、30分ほど一緒に【DISC2】を見ることになりました。

ゆーて私も、自分1人だと「PIXARの映画製作の裏側」なんてDVDは見ないわけで、生まれて初めて目にします。


それがまぁおもしろい。
なんせ私が大好きな作品を創っているクリエイティブスタジオの制作の裏側です。
なぜ今まで見ていなかったのか……。

制作現場に貼ってあったという『ストーリーこそ原点』という言葉にはしびれました。
 ※私も自分の部屋に貼ることにしました。


そして。
「モンスターズインク」制作チームのインタビューで、驚きの話を聞きました。

「モンスターの世界なんて誰も目にしたことがない。だからこそ徹底的に人間の世界のことを調べ上げて設定に組み込み、、モンスターが使う場合の様式に落とし込むんだ。
例えば、作中に出てくる会社の建物は実際の人間の建築様式を使っているし、サリー(主人公)の椅子には穴が開いている。サリーには大きなしっぽがあるからね」


安心しました。

私が創造の中でやっていたこと。
他の人に全く共感してもらえなかったこと。

そういったことを、私がこよなく愛する「PIXAR」は当たり前にやっていたのです。


2024年も

最後くらい年末らしい言葉を……。

まぁそんな感じで、今年私がやっていたことの方向性はあながち間違ってはいなかったみたいです。

なので来年も、恐らく同じことはしていると思います。
もう少し解像度と速さをあげたいかなって気はしますが。

でもこういった軸となる創造があるからこそ、新しいことに挑戦したり、別のことに興味を持てたりするわけです。

事実、「おばけの街」の創造から「電力」に興味を持ち、そこから「エネルギー」「インフラ」「宇宙」に興味を広げるようになりました。

そしてそれらを使って新しいことを思いついたりして、自分自身の思考の幅も広がった気がします。

今年の前半までは、「新しいことを始める」ということに重心を置いてた気がして風呂敷を広げすぎたというか、とっちらかっていたというか……。


あぁ。
創造はなんと地味で素敵なことの繰り返しなのか。

では。


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✨今週のYouTube動画✨
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『#50 メタバースに「おばけの街」を創って1年が経ちました』

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🏠BASEおばけの街役場「SPOOK TOWN HALL」🏠
住民票・看板枠・時計塔に名前を刻む権などの販売
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📕絵本「おばけのパッチ」無料公開ページ📕
最愛の娘へ贈る、小さなおばけの挑戦と友情の物語
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🔥Spatialに創ったメタバース事務所🔥
クリエイティブチーム「スタジオパッチ」の空間です
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