今週の台湾情報~台湾のひとのときを、想う~
毎週日曜日に配信する台湾情報マガジン4週目です。
台湾旅行の余韻も日々の生活にかき消され、通常モードに戻りつつある池田です。これまで、グルメや観光情報のまとめをしてきたので、今回は台湾の暮らしや文化、「人」にスポットを当ててご紹介します。
台湾に関わる「人」
▶台湾で神になった日本人 統治時代の村の巡査 - 産経ニュース
台湾のある地域で、土地神と崇められている「森川 清治郎さん」のお話。
台湾の日本統治時代に現地に渡り、現地の人々のために治安改善や教育改善等、村の発展に貢献。
”郷に入っては 郷に従え”とは言うけれど、郷に入って郷のために生きたある日本人の軌跡をぜひ知ってほしいです。
▶映画の縁、人の縁~台湾を撮り続けて | nippon.com
台湾の人々を写した台湾三部作『台湾人生』『台湾アイデンティティー』『台湾萬歳』で知られる酒井充子監督と台湾で出会った人々のエントリ。
今では、日本語を話せる台湾人は仕事が探しやすくなるような、日本で言う英語のような距離感のものになりつつある日本語。でもある時代には、台湾の人々が日本語を話したり、お父さんお母さんが日本語を話している、という時代があった。
歴史を振り返れば、日本が台湾にしてしまったこと、反省すべきこともあるのだが、台湾の人々の日本人に対する目を見ていると、日本人が台湾の人にしてあげられたことの功績も思いの外多いのだな、と気付かされる。
そんな台湾の人々を描く映画監督のコラムを、どうぞ。
▶写真家・沈昭良さん、台湾特有の文化を発信 東京開催の企画展に参加 | 社会 | 中央社フォーカス台湾
「STAGE」シリーズで有名な沈昭良さんが東京の企画展に参加されています。
STAGE(舞台車)というのは、移動式のパフォーマンスを行う台湾特有の演芸団「綜芸団」がステージとして使用するきらびやかなトラックのこと。
夜の暗さに浮かび上がるSTAGEは、日本では見られないきらびやかな光景です。
企画展は東京ミッドタウンで6月10日まで開催
沈昭良さんの作品はこちらから一部見ることができます。
▶台湾を変えた日本人シリーズ:台湾野球の礎を築いた日本人・近藤兵太郎
台湾の嘉義農林学校野球部(KANO)を、これまで1勝もしたことなかった台湾全島野球大会優勝、甲子園出場準決勝まで導いた日本人の話。
この文章を見ていただけで、目頭が熱くなります。
その、KANOの話が台湾で映画化されて日本でも一時期話題になりましたね。まだ観てない方は、ぜひ。『KANO 1931海の向こうの甲子園』
台湾の生活
▶家具はイケアとニトリのみ?意外と知られていない台湾の暮らしぶり | ROOMIE(ルーミー)
日本と台湾をつなぐカルチャーマガジン『LIP』の田中さんが伝える台湾の生活。
台湾では公と私の境界線が緩く、外でも自分の空間や領域を作るのが上手なんです。道端で麻雀をやったりしていて、それこそ夜市などの露店文化もそこから派生したものでしょう。
日本人の定型挨拶としての「お変わりなくお過ごしでしょうか」は、台湾人にとってはむしろ恥ずかしいこと。生活の状況が変わっていることが求められるのです。
旅行だけではなかなか知ることのできない、台湾の生活を垣間見ることができるエントリです。
▶小籠包は食べない、お酒もほとんど飲まず。旅行だけではわからない台湾の「飲食文化」 | ROOMIE(ルーミー)
こちらも『LIP』田中さんが語るエントリなのですが、タイトルから衝撃でした。
小籠包は食べない…?たしかに、小籠包屋さんに並んでるの、観光客が多いイメージですね。
(仙台の人が普段から牛タンは食べない、みたいな感じでしょうか。)なぜ、食べないのか、理由は上のURLからどうぞ。
観光情報
ちょっとおまけで、台湾の観光情報です。
▶台湾 台北 / 「中正紀念堂」本堂外壁の修繕工事、工事期間延長(~5月) | 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン
台湾の有名な観光地中正記念堂ですが、現在外壁工事中です。有名な衛兵交代は見られますが、外観は工事中で囲いができてたりしますので、ご注意を。
▶もう「大迷宮」とは言わせない 台北駅をスマート化するアプリ登場 | 観光 | 中央社フォーカス台湾
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201803170003.aspx
これはマジで必要です…。
台北駅ほんとに迷宮。方向音痴じゃないぼくでも、方向感覚なくなります。歩いてて気づいたら隣の駅だったとか普通にあって恐ろしいので、これから台北行く方はぜひ。
おわり
今週は以上です!
台湾帰国後、バタバタしていて写真編集という余韻を楽しめてないので、そろそろ余韻タイムに浸りたいと思います。
サポートいただけると嬉しさで写真をいっぱいお見せする性格ですっ