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外銀に最終選考で落ちた理系院生の日常

外銀に最終選考で落ちた。
僕のサマーインターンから本参考までの長い数ヶ月間の全てを賭けた最終戦はあっけなくエリート東大生に負けて退場。キックアウト。

ゴールドマンとかモルガンというかっこいい横文字に憧れて、奮闘していた男の長い戦いは30分の激詰め面接であっけなく終了した。

本選行の始まりを前に緊張感を増す 2月、ただ起きて飯食って寝る。友達との遊びも行く気にならない、孤独で自堕落な生活を送っていた。

教授に進捗を出さないといけないから申し訳程度に研究を進める。
そんな、死んでない、生きてるだけの生活が続いた。

YouTubeでお笑い番組とハイスペサラリーマンの動画を見て虚しさを埋めるだけの日々。

一体どうする?答えはわからない。
一つ言えるのは、金がいる。俺を落とした日系上がりの偉そうな金融マンをギャフンと言わせるくらい、うんと金を稼ぎたい。ただそれだけが俺の欲望だった。

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