日本人サッカー選手の海外挑戦が増える現在、日本人選手の積極的な獲得で話題を呼んでいるヨーロッパのクラブチームがあります。

サッカーベルギー1部リーグの『シント=トロイデンVV』です。

2020-21シーズンは、シュミット・ダニエル選手、鈴木優磨選手、伊藤達哉選手、松原后選手、中村敬斗選手と、5人の日本人選手が所属。過去には冨安健洋選手（現ボローニャ）や　遠藤航選手（現シュツットガルト）なども所属し、シント=トロイデンVVから他の欧州チームへ移籍した選手も少なくありません。

日本人選手の欧州挑戦の舞台として注目を集めるシント=トロイデンVVは、ネット事業を中心に飛躍的な成長を遂げ、数々の斬新な事業で注目を浴びている合同会社DMM.comが、2017年11月に経営権を取得しました。

チームを強豪にし、世界で戦える日本人選手の育成を目指すと同時に、シント=トロイデンVVではスポーツを通じて、日本とベルギーの橋渡しとなり、日本の伝統的な工芸品や特産品を欧州に普及させる活動にも力をいれています。

これまでも農林水産省が定める日本産食材サポーター店制度の認定団体として、スタジアムで日本の食文化が堪能できるイベントを企画したりと、日本の”食”をベルギーで普及させていく活動を実施してきました。

そして、120年以上の歴史を誇る『今治タオル』を欧州に広めていきたいというシント=トロイデンVVの想いと、タオルを通してスポーツ選手の生活をサポートし、競技のパフォーマンスに少しでも貢献したいというIKEUCHI ORGANICの思いが重なり、公式タオルスポンサー契約に至りました。

今回の契約では、シント=トロイデンVV特別仕様『オーガニック330 シャワータオル』の製作をはじめ、トップチーム内でのタオルの使用や、ベルギーおよび日本国内での選手使用モデルの販売を予定しています。

契約締結を記念して、DMM.com Football事業開発部長の飯田竜貴さんに、イケウチとの取り組みの背景や、シント=トロイデンVVが目指すビジョンについて話を聞きました！

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選手だけでなく、日本企業の欧州挑戦も支えていく

ーー　よろしくお願いします！サッカークラブが日本の食や工芸品を欧州に紹介する活動に力を入れていることに驚いたのですが、どういった背景ではじめられたのでしょうか？

飯田さん：
最初のきっかけは、僕らを応援してくれるパートナー企業との関係を深めたいと考えたことでした。サッカークラブを運営していく上で欠かせないのが、パートナー企業の存在ですが、スポンサー料を出してもらって終わりの関係ではもったいないと思ったんです。

シント=トロイデンVVは日本企業がオーナーですから、「日本進出のきっかけになれば」という考えでパートナーになってくださるベルギー企業も少なくありません。一方、地域に深く根づくサッカークラブは日本企業の欧州進出への足がかりもつくれるはずです。僕らがベルギーと日本の橋渡しをすることで、双方の企業のビジネス発展に貢献できると気づいたんです。

例えば、ホームゲームの開催日にスタジアムで日本の”食”を味わう『ジャパン・デー』というイベントを開催しました。会場内にはラーメン・カレー・和牛丼・日本酒といった日本の食を振る舞うブースを用意し、当日はスポンサー企業の方々をはじめ、多くのサポーターが参加し大盛況に終わりました。そして、出展した日本の食材メーカーの方々からは、現地の食を扱う企業や料理人との出会いが生まれ、マーケット参入のアドバイスやヒントを得ることができたという声を多くいただいています。

ーー　なるほど。シント=トロイデンVVがベルギーと日本の橋渡しを担うことで、クラブに関わる人全員が幸せになりますね。

飯田さん：
そうなんです。シント=トロイデンVVは「ここから、世界へ」というビジョンを掲げていますが、サッカークラブの固定観念に囚われる事なく、僕らならではの価値を提供していきたいと考えています。

同時に、日本人として日本の素晴らしいヒト・モノ・コトを欧州に紹介することは、大きなやりがいを感じますね。シント=トロイデンVVから欧州のトップリーグやビッグクラブに日本人サッカー選手を数多く輩出することもワクワクしますが、日本ブランドを欧州で広めていく活動も同様に夢のある仕事だと感じています。

同じ志を持つ挑戦者として、イケウチに惹かれた

ーー　そんなシント=トロイデンVVが、IKEUCHI ORGANICと公式タオルスポンサー契約を締結しました。何がきっかけだったのでしょうか？

飯田さん：
まず、サッカークラブにとって選手の肌に直接触れるタオルは重要です。品質がよくて、安全性の高いタオルを選手に使ってもらいたいと考えていました。そして、日本には「今治タオル」があるじゃないかと考えが及んだんです。

それで、今治タオルについて調べるうちに、IKEUCHI ORGANICに興味が惹かれるようになりました。Webサイトなどを見させてもらって、商品の品質が素晴らしいだけでなく、企業姿勢にも共感できる部分が大きいと感じたんです。加えて、『FC今治』などスポーツ関係とのコラボが多く、アスリートへの思いを持っていることもわかりました。

また、僕が特に惹かれたのは、パリで商品を販売したりと、IKEUCHI ORGANICが欧州進出に強い意欲を持っていることですね。自分たちの誇るモノづくりを欧州の人たちに届けたいという挑戦的な姿勢があって、僕らとマインドを共有できると思ったんです。

ーー　確かに、IKEUCHI ORGANICは20年以上前から欧州にも輸出していて、欧州展開への挑戦を続けてきた企業です。

飯田さん：
今治タオルは、日本では有名ですが、残念ながら欧州での知名度はまだ高くありません。でも、だからこそ、チャンスだと思うんですね。IKEUCHI ORGANICのタオルの品質の高さは、使ってみれば、すぐにわかります。僕らがご一緒することで、「IKEUCHI ORGANIC」や「今治タオル」を欧州に広める後押しができるのではないかと考えました。

こうしてIKEUCHI ORGANICとコンタクトがとれないかと思っていた矢先、IKEUCHI ORGANICの広報兼営業部長の牟田口さんが、「トップクラスのアスリートの方にIKEUCHI ORGANICをタオルスポンサーとしてご検討いただきたい」と、『Spready』というSNS上で募集をかけていたことを目にしたんです。

飯田さん：
まさに「渡りに船」といった感じで、すぐに連絡させていただきました。そこからの展開は早かったですね。IKEUCHI ORGANICのみなさんには、シント=トロイデンVVの「ここから、世界へ」というビジョンに深く共感していただき、世界に羽ばたくスポーツ選手にこそ良質なタオルを使ってもらいたいと、僕らの相談に細かく応じてくれました。

自信をもって紹介できるタオルが完成

ーー　今回の公式タオルスポンサー契約では、シント=トロイデンVV特別仕様タオルの『オーガニック330 シャワータオル』を製作しました。仕上がりは、いかがですか？

飯田さん：
素晴らしいですね！吸水性がすごく良くて、激しい運動でたくさん汗をかいた後やシャワーの後でも、一瞬で水分を拭き取ることができ、サッカークラブで使用するのにふさわしいタオルだと感じます。また、ジャガード織りでシント=トロイデンVVのデザインを忠実に再現してくれているのが嬉しいです。

このシント=トロイデンVV特別仕様タオルの『オーガニック330 シャワータオル』は、選手に使用してもらうのはもちろんですが、ベルギー国内はもちろん、日本での販売も予定しています。選手はもちろん、サポーターにも、自信をもって紹介できるクラブのグッズができたと感じています。

また、僕らは他のサッカークラブとの繋がりもあるので、他のクラブからもIKEUCHI ORGANICのタオルを使いたいと思ってもらえるような働きかけをしていきたいですね。シント=トロイデンVVが欧州サッカー界で影響力を高めていくにつれて、IKEUCHI ORGANICや今治タオルの存在も知られていくような相乗効果が生み出せたらと思っています。

ーー　ありがとうございます。私たちも、シント=トロイデンVVの挑戦を応援しています。これから、よろしくお願いします！

《本件に関するお問い合わせ先》
IKEUCHI ORGANIC株式会社　東京オフィス
担当：牟田口（むたぐち）
e-mail :web@ikeuchi.org