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何で努力したり、勉強したりしないといけないんですか?という素朴な質問に答えた話

どうして努力しないといけないんですか?
どうして勉強しないといけないんですか?


これはほんと永遠のテーマであるかのごとく度々聞かれるフレーズであります。


努力は報われる、という人は報われたから言えることであって、そうでない人もたくさんいる。単なる結果論で、むしろ努力が報われなかった人の方が多いんじゃないかという論理ですね。


それなのになぜ努力をしないといけないのか、時間を削って勉強をしないといけないのか。


結論から言って、努力も勉強も必須ではないし、しないと死んじゃうとかそういう類のものでもありません。一日中ソファーでゴロゴロしてゲームしたりテレビ見たりして、それで生活できるのであればそれでいいのではないかと思います。


しかしそれでも、僕は努力はすべきだと思うし、勉強もすべきだと思うのです。



それはなぜなのでしょうか、という話をしたいと思います。



ちょっと前から様々な分野において「勝ち組」とか「負け組」とか言う言葉が聞かれるようになりました。


もちろんスペック(生まれた家がすげえ金持ち、とか)もあるが、それを言ったらもう何というか元も子もないし、建設的ではないので、スペックの話はもう忘れてください。

それでは、そうでない普通の人が勝ち組になるにはどうすればいいのでしょうか。

勝ち組を勝ち組たらしめているものは何か。負け組を負け組たらしめているものは何か。それにはたった1つの明確な要素があります。


それはその人の持つ「選択肢の多さ」にあると僕は考えています。


ご自身の人生を振り返ってみてください。様々な場面で色々な決断をしてきたと思います。


人生は選択の連続です。

今ある自分の境遇は、誰のせいでもなく社会や時代のせいでもなく、全ては自分が行った選択の結果ということが言えると思います。

その選択は自分自身で決めたことかもしれません。あるいは親の言いなりだったかもしれませんし、先生の言いなりだったかもしれません。自分で自由に決めることができなかったかもしれません。しかし、誰かの言いなりになったとしてもそれは最終的に自分が「それに従う」という選択をしたことになります。

いや、それが悪いというわけではありません。その当時はそうするしかなかった、という感覚もわかります。

しかし、それを他人のせいにしても何も解決しません。「自分が従うと選択したのだ」と真正面から受け入れることが必要です。

それを踏まえて、今後どのような選択をしていけばいいのか、を考えればいいのです。

もちろんスタート地点は違うかもしれません。しかしそれを妬んだり、羨んだりしても何も始まりません。

自分のスタート位置からどうやって自分のゴールにたどり着くか、ここが大切なんです。


さて、そのゴールまでの道筋を決めるのは自分、その選択肢は多ければ多いほど良いのはわかりますよね。

その選択肢が少ないと妥協したり、嫌々になってしまったり、ストレスが増えます。仕事で言えば会社を選ぶ選択の余地がなければ、したくもない仕事をしないといけませんし、入社した後も会社の言いなり状態になってしまいます。そうなると仕事も楽しくありませんし、お客さんを喜ばせるいい仕事もできなくなります。


近年「ブラック企業」なんて言葉が出てきています。残業が多かったり、残業代が支払われなかったり、過酷な労働で安い給料、なんて話もよく聞きます。

しかし当事者でない人間が普通に考えれば「ブラックと思うなら辞めればいい」と思うのです、それが普通の感覚です。しかしそうしない人が多いのはなぜか。それは自分に選択肢がないからではないでしょうか。

この会社を辞めたら、他に仕事がない。と思っているからではないでしょうか。


反対に、選択肢が多いほど、自分で選ぶことのできる人生になります。

仕事も選ぶことができるし、入社してからも自分の人生を活かすために会社というステージを使う、という感覚を持つことができます。前述の話で言えば、ブラックから逃げることもできますし、ブラックに立ち向かうこともできます。ブラック自体に変革を起こすという選択も可能でしょう。

その選択肢を増やすためのもっとも簡単な方法が「努力」であり「勉強」なのです。

つまり努力や勉強は、自力をつけてどこに言っても自活できるつぶしのきく自分になるためにするのです。

努力や勉強はしなくても死ぬことはありませんし、絶対にしないといけないってことではなく、した方が選択肢が広がって自分の人生を自分で選び、よりよい人生を送ることができるということです。


例えば、努力して英語を勉強したとします。そうすればどういう選択肢が増えるでしょうか。

英語を使えることで仕事の選択肢も、住む場所も、話す相手も、友人の選択肢も増えますよね。

例えば、努力して一流大学に入学したとします。

学歴は社会に出ると関係ない、と言う人もいます。もちろん社会に出てしまえば関係ないかもしれません。しかし、社会に出るためには学歴というものが圧倒的な力を持ちます。少なくとも選択肢が増えることには寄与するでしょうし、大企業になると学歴があって当たり前。学歴がないことで大企業という選択肢がなくなる場合もあります。

資格などを取るのも選択肢を増やすひとつの手段です。

持っていて役に立つ資格、立たない資格、色々ありますが、漠然と勉強するよりも目標があった方が楽しかったり、やりがいにつながったりしますので、勉強のひとつのゴールとして資格取得を目指すのも非常に良いと思います。


選択肢が増えることで人生のリスクを減らすこともできるのです。


もしあなたが自分の人生になんとなく物足りなさや不自由さ、不満を抱えているのであれば、それは選択肢が少ないからかもしれません。それは努力と勉強で解決します。

まずは図書館に行って本を読むことから始めてはどうでしょうか。


努力すれば報われるのではなく、報われるための最低条件が「努力」なんだと思います。

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