「もう会わない」と「就活」からの「比較」

付き合ってはないけど、割と頻繁にご飯に行ったり、遊びに行ったりする女性がいた。
いた、と過去形なのは昨日電話で「彼氏ができたらもう会わない」と告げられた。
「あー、わかった。楽しんでね。」とだけ伝え電話を切った。

付き合ってない手前モヤモヤするのもおかしいんだけど、昨日の僕はこの感覚ってどこかでずっと感じてたなと思った。
その感覚が何か電話終わり皿洗いをしながら思いを巡らせた。

そうだ「就活」だ。

書類審査も面接もどれも調子よく行ってて、だけど結果最後ダメだった。
その原因もわからない。
真っ当な人はここで自分がなぜ落ちたのか自己分析をして次に臨み、どんどん自分をいいふうにヴァージョンアップしていくんだろうけど、そういうことを考える力がない僕は「あー、まただめかー、次だな」の数打ちゃ精神でやってたものだから結果として94社も応募する羽目になったりもした。

就活と恋愛って似てるなと思う。
(今回の場合、この女性を恋愛対象としては見てなかったから、今回の例が恋愛に入るかはわからないけれど。)
共通するのは「選ばれるか、選ばれないか」ってことだ。

僕は恋愛でも、就活でも選ばれないことが圧倒的に多かった。
それでも根はポジティブ?(変な明るさ?)からか「まあ、合わなかっただけ」で済ませられてしまうのも相まって、色々挑戦はするものの良い結果ってのは少なかった。

ただ、選ばれない経験が多かったからこそ、好意を持ってくれた女性や、内定を出してくれた会社にはとことんまで誠意を尽くしたいなと思う。
(誠意を尽くして、その後の関係がうまくいくかどうかはまた別の話。)

世の中には、なんでそんなモテるんだって人や、なんでそんな上手に仕事を回せるんだ!って人が山のようにいて嫌になる。
そういう人たちと自分を比べて自分の不出来さを嘆くのも、嫌になることを加速させる。

「比べなくていいよ」
10億回は聞いたこの言葉。
この文言だけで、比較豊満社会の日本で比較をせずに済ませられるほど比較の力は弱くない。
四六時中比較の穴はあちらこちらに転がっている。

今日も僕は比較の穴にガッツリと落ちた。
自分てなんでこんななんだ〜となった。

でもどうだ。
あれだけハマり続けた比較の穴だから抜けることが少しずつ得意にはなってる。
穴に落ちた後のリカバリーが上手くなってる。(受け身をとれるようになってる?)

あー、これあれだ、穴を避けるんじゃなくてハマった後にさっさと抜けるっていう事後対策が必要なんだな。
そのためには、目の前のことに没頭したり、とにかく比較というネガティブマインドにとらわれないようにすることが大事なんだ。
最近だと、体の洗い方をちょっと変えてみただけで、新鮮な気になって、この間は比較の穴から抜けられている。
よしよし感触としてはいいぞ。
おお、俺自分で自己分析できてんじゃねーか。

何が書きたいんだっけか。
そうそう、恋愛も、就活も、やっぱり僕はどこかに合う人、合う会社、は絶対あると思っているので、うまくいかなくても「合わなかったな」で済ませるマインドは大切にしていきたいと思います。
だって結局そっちの方が「できてる人」と比較をする回数も減るから。

皆様の1日がよき日となりますように。

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