NPO法人ソーシャルデザインワークス

「みんなが見ないふりをしているものこそ見る」スタッフストーリーVOL2:大森亮平

このページを開いてくださってありがとうございます!
このnoteは『生き方見本市』に関わっている人にもそうでない人にも、運営メンバーやゲストの人柄・想いについてもっと知ってもらいたい!という気持ちから書き始めました。

第1回は広報チームの若山千夏さん(通称:ちなっちゃん)を紹介しました!まだ読んでないという方は、是非のぞいてみてくださいね☟



そして第2回は『生き方見本市KANSAI』の副代表、大森亮平さん!
運営メンバーのみんなからは「大森さん」とそのまま呼ばれています。
出身は神奈川県平塚市、大学は東京と関東で生まれ育った彼は、就職を機に兵庫へやってきました。現在は社会人2年目、障害のある方への就労移行支援を行っているNPOで働いています。

そんな大森さんは、自他ともに認める「何でも屋さん」。神戸で開催された第1回からこの『生き方見本市』に関わっていることもあって、みんなから頼られまくりです。いろいろなことに気が付き、みんなに声かけもしてくれる優しい頼もしいお兄さんです!

それでは、大森さんストーリーのはじまりはじまり~~!


「いかにプライベートを充実させるか」そんな時偶然出会ったのが生き方見本市。

僕がそもそも生き方見本市に関わったきっかけは、たまたまです。

社会人1年目。東京から始まった生き方見本市を関西に広げた藤本さん(生き方見本市KANSAI代表)から、学生や若手社会人が集まっているチャットグループに「企画・運営に興味ある人いない?」といった投げかけがあり、「(参加者として)興味あります!」とリアクションしたことが事の始まり。

「じゃあ何がしたい?」との返信があって、引くにひけなくなった結果「逆に何がありますか?」と強がってみたら、いつの間にか今回まで関わっていました(笑)

ただ、新卒1年目のテーマとして「いかにプライベートを充実させるか」ということを考えていた時期だったので、「これぞ好機!」と飛び込めたんじゃないかなと思います。いつもの自分だったら「あ、参加者として興味ない?っていう質問と勘違いしていました...」なんて野暮ったい返答をしていたと思います。

今回の生き方見本市KANSAIでは主に全体の動きを見たり、タスク管理を行ったりしています。どういうわけかある程度のタスク量であれば、メモをしなくても覚えていられるんです。

なんて調子に乗ってみましたが、本当のところは僕は器用貧乏で「これ」といったスキルがなく、そういうことしかできないんです。でもそれが、スキルを持っていない人でも関わりやすい「とっかかり」になっていたらいいなと思います。例えば目に見えてデザインスキルがある人とか、これまでの活動実績がある人ほど「関わりやすさ」って高い気がしていて、そうじゃない人にも「あの大森が関わっているんだから、私もいけるでしょ」と思ってもらえれば儲けものです。そういう意味では副代表なんていうステータスは見合ってなくて、ジレンマを感じています(笑)

(2018年12月9日開催「生き方見本市2018KOBE」)


自分と他人の違いに気づいて楽になった

平塚市という神奈川県の湘南エリアにある、囲碁と七夕のまちで育ちました。小学生の頃から班のリーダーとかをやっているタイプで、とても偉そうなやつでしたね。

中学・高校も部活の部長をやっていたのですが積極的だったわけではなく、任されれば引き受けるし、任されなければ手を挙げない。それはそれで鼻につくような男だったと思います(笑)

つまり歳を重ねるにつれて消極的になっていった訳なんですが、リーダーとしての自分と他のメンバーとの温度感の差に、疲れたところが大きかったのかなと思います。「なんで自分はこんなに部活に真剣に打ち込んでいるのに、他の人はあんなにいい加減なんだろう」などと思って不満を溜めてしまうことが多くて、自分にリーダーは向いていないという意識が積み重なっていったんだと思います。

その後は役職や役割を得ることはなるべく避けてきたんですけど、ある時「真剣になればなるほど、他人に厳しくなってしまう自分がいる」という言葉を人から聞いた時に、共感すると同時にモヤモヤがすっと晴れた気がしました。

例えば自分が部活の時間を大事にするように、他の人は家族との時間やゲームをする時間を大事にしていたんだな。みんなにはみんなの時間があるし、自分は自分の時間を好きなように使っていけばいいやって思えて気が楽になりました。


見えないふりをしているものにちゃんと向き合いたい

子どもの頃は「いじめはダメ!」「赤信号は守る!」とか、いい意味でも悪い意味でも純粋無垢な「正義感」を振りかざしていて、例えば喧嘩をとめに入ったり、倒れている自転車を直したり、その考えが行動にも伴っていました。

でも大人になるにつれて、正義感自体は残っているものの行動する力はどんどんなくなっていって、どうしても見て見ぬふりをしてしまう自分がいることに、最近気付きました。一方で、電車の中で酔っ払って倒れている人が放って置かれていたり、明らかに困っていそうな人がいても誰も声をかけなかったりすることに違和感を覚える自分もいて。やっぱりそう感じるってことは、自分の原点である気がするので、

「本当は見えているのに、誰もが見えないふりをしているものを見る」

これを大事にしていきたいなと思っています。

(2019年2月24日開催「生き方見本市2019KOBE」)


今まで見えていなかった「生き方見本市」がある気がする

「生き方見本市」はとても素敵な人たちが集まるイベントなんですけど、名前からして「意識高い」人たちが集まるイベントに見えて参加しにくかったり、そもそもアンテナに引っかからない人がまだまだたくさんいると思っています。

なので今回は入場無料のマーケットスペースにはとても期待していて、アートやワークショップなど、これまで以上にお祭り的な側面を楽しんでほしいなと思っています。オープンで気軽に立ち寄れるエリアを用意したことで、イベント当日の雰囲気や参加者層に変化が生まれるのか否か。社会実験みたいでわくわくしてます。

ごくごく普通のことを言いますが、参加者のみなさんはもちろん、運営メンバーにも今回の見本市はめちゃくちゃ楽しんでほしいです!!
余力があれば、自分は人見知りを発揮するので、当日見かけた際には声をかけてもらえると嬉しいです(笑)

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