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Quality,calorie,and taste of life

Diner(ダイナー)という映画を観てきた。

予告からして、宣伝にお金をかけている雰囲気映画だと思っていたのだが、全く違った。

蜷川実花の色彩と壮大な音楽とちょい演劇ちっくな演出もあり、玉城ティナちゃんが薄幸なお人形顔でもうあの役ぴったりだった。

やっぱりいちばん惹かれたのはセットの美しさ。そして演出。蜷川実花さんの色彩が少しでも好きだと感じたことのあるひとは必ず夢中になるはず。

決して非日常のサイコホラーのような話ではなく、どこにでもある極々日常的なことが基盤になっているお話。現代社会で生きていて誰しも頭をかすめたことのある切実な思いが、殺し屋たちの言葉の端々にちらついている。そして誰よりその思いを抱えて生きている主人公の心の真髄に強烈なまでに叩きつけられるのだ。そしてそんな究極に逃げ場のない世界に閉じ込められるうちに、彼女の心は少しずつ変わっていく。

ストーリー自体も飽きさせない素晴らしいものだった。

前半は、見ているこっちまで怯えと悲鳴が止まらないような、ホラー的な要素が強かった。丸尾末広ぽいアングラ感強めのストーリーだった。アングラ好きとしては普通にかなりすこだな…と思ったのだが、中盤にさしかかって、ホラー要素は薄くなり、徐々に見ている側としても緊張がほどけていく。まあ、この先はネタバレになるので書かないでおく。

最終的には、生きててよかった…と思えるほど素晴らしい映画だった。ほんとうにすこです。これはDVDではなく劇場で見るべき。大迫力で、緊張感が心地いいです。

キャラメル味のポップコーンと一緒に見たダイナーマジで最高でした。(実はチョコクリームチュロスも一緒だった。太る。)

帰りにクリームラムネサイダーも買ってしまったのでかなり高カロリーな一日でした。

UFOキャッチャーが映画の中で出てきたのでやったんですが、一発でこれとれました。しかも100円。何事も決断するにはリスクを伴うけどリスクを伴わないと何も得られないよね。

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