見出し画像

日記が書けない


インタビューを仕事にするという夢が叶った
1番最初にインタビュー記事を作ったのは5年前
長期でやり取りができる相手がいないとできないことだから、何十人にもインタビューをしたわけではないけれど、地道に続けていたらインタビュアーになることができた
(副業で地方情報誌の巻頭インタビューを毎月作っています)


デザイナーにもなれた
新卒で入った前の会社を辞めてから色々な仕事をやったけれど、やっぱり私が何か物が作りたかった
3月に入社してもうすぐ半年
今の会社で今の仕事ができていることだけでも、長野県に帰ってきて本当に良かったと思う


インタビュアーにもデザイナーにもなれたけれど、私は日記が上手く書けなくなった
どちらの仕事も相手のことを考える、相手の思いを目に見える形にする仕事で、それが染み付いて自分以外に誰も読まない日記も誰かに読まれるかのように上手く書こうとしている自分がいる
それは私がまだ未熟だからだと思っていたけれど、「ちゃんと仕事の向き合っている証拠」だと自分の好きな作家に言ってもらえて嬉しかった


Twitterをログアウトしたから、今は文章(note)がプチバズすることも無いけれど、それでも一定数のプレビューがある
それは私の文章の良し悪しに関係なく、インターネットの海に文章を投げ込んでいるからだ


文章でお金を稼いでいなかった頃(本を出す前)は、本当に好き勝手書いていた
誰も理解しなくていいし、誰も読まなくていい
だから誤字脱字や読みやすさを無視して書いてはあげる、書いてはあげる日々を繰り返していた
私は今あの頃の恐れぬ強さを羨ましく思う


文章は厄介なことに、同じ言語を話す人間だからという理由で水を刺されることがある、お前のために書いていないのに
私は写真もやっていたけれど、自分の写真に文句を言われたことや求めていないアドバイスをもらったことがない

それが文章だと、私よりそのことを知らない人間がなぜか文句を言ってくる
一回も会ったことがない人から、目に見えているだけの表面的な私に批評がつく

そんなこと気にするな!と思うかもしれないけれど、私は言葉の重みを知っているからこそきちんと傷ついてしまう
私の文章に絶対にお金を出さない人(無料で叩ける暇つぶしを探している人)に何を言われても効力はないということも知っている

そう、文章は読めちゃうんだ
そこに書いてあることが全てだと勘違いされてしまうんだ

いつか自分が発する言葉、自分紡ぎ出す言葉を全て自分のもののしたい
何のことを書いても、自分の文章として書けるようになりたい
そう思いながら美しい文章に触れて、どんな時でも自分のために文章を書けるようになりたい

#日記  #ライター

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?