【演劇公演】『いっぱいいっぱい賛歌』/無隣館若手自主企画vol.25

こまばアゴラ劇場と青年団により設けられた若い演劇人のための育成機関"無隣館&…

【演劇公演】『いっぱいいっぱい賛歌』/無隣館若手自主企画vol.25

こまばアゴラ劇場と青年団により設けられた若い演劇人のための育成機関"無隣館" その自主企画として立ち上げた木村和博企画『いっぱいいっぱい賛歌』のnoteです。 いっぱいいっぱいになりながらお届けします。

マガジン

最近の記事

トイレやお風呂に似た感覚で携わっているーー坊薗初菜(無隣館)

「なんで演劇に関わっているの?」「どうして演劇づくりに携わっているの?」 そう聞かれると、少し緊張します。 その理由を伝えることで自身をさらけ出すことになるかもしれない。うまく伝えられないもどかしさから、説明しやすい理由をでっちあげてしまうかもしれない。 私以外の演劇づくりに携わっている人はどう考えているのだろう。そんな疑問から「なんで演劇づくりに携わっているの?」というテーマで色々な方に話を聞きに行く連載の第4弾。 今回は、無隣館に俳優として所属する坊薗初菜(

    • 演劇という共通項があれば人と関われるーー堀紗織(無隣館)

      「なんで演劇に関わっているの?」 「どうして演劇づくりに携わっているの?」 そう聞かれると、少し緊張します。 その理由を伝えることで自身をさらけ出すことになるかもしれない。うまく伝えられないもどかしさから、説明しやすい理由をでっちあげてしまうかもしれない。 私以外の演劇づくりに携わっている人はどう考えているのだろう。そんな疑問から「なんで演劇づくりに携わっているの?」というテーマで色々な方に話を聞きに行く連載の第3弾。 今回は、無隣館に俳優として所属する堀紗織(ほり

      • 見えないものを可視化するレンズになりたいーー串尾一輝(青年団/グループ・野原)

        「なんで演劇に関わっているの?」 「どうして演劇づくりに携わっているの?」 そう聞かれると、少し緊張します。 その理由を伝えることで自身をさらけ出すことになるかもしれない。うまく伝えられないもどかしさから、説明しやすい理由をでっちあげてしまうかもしれない。 私以外の演劇づくりに携わっている人はどう考えているのだろう。そんな疑問から「なんで演劇づくりに携わっているの?」というテーマで色々な方に話を聞きに行く連載の第2弾。 今回は、青年団とグループ・野原に俳優として所属

        • 確固たる技量を持った俳優であると証明するために修行をしている——外桂士朗(無隣館)

          「なんで演劇に関わっているの?」「どうして演劇づくりに携わっているの?」 そう聞かれると、少し緊張します。 その理由を伝えることで自身をさらけ出すことになるかもしれない。うまく伝えられないもどかしさから、説明しやすい理由をでっちあげてしまうかもしれない。 私以外の演劇づくりに携わっている人はどう考えているのだろう。 そんな疑問から「なんで演劇づくりに携わっているの?」というテーマで色々な人にインタビューすることにしました。 今回は、無隣館3期俳優部に所属

        トイレやお風呂に似た感覚で携わっているーー坊薗初菜(無隣館)

        マガジン

        • 『いっぱいいっぱい讃歌』について
          5本
        • 杜子春たちについて
          10本

        記事

          いっぱいいっぱい讃歌について

          はじめまして。 無隣館という演劇学校に劇作家・演出家として所属している木村和博と申します。 このnoteは『いっぱいいっぱい讃歌』という演劇公演が、いつどこでやるのか、誰が携わっているのかが書いてあります。いわゆる『いっぱいいっぱい讃歌』の概要です。 (作品の内容に関しては別のnoteで公開いたします。) そもそも無隣館とは無隣館とは、こまばアゴラ劇場と青年団により、設けられた若い演劇人のための育成機関です。 無隣館について知ることができるページを3つご

          滞在最終日

          上富田町は雪が降っていました。 高橋です。今、夜行バスに乗っています。滞在先では自炊と外食(お弁当も)が半々くらいだったので、最後に炊いたご飯を塩むすびにしたのを食べています。塩がちょっと少なすぎた。 滞在1日目と今日は白浜に行きました。白い砂浜、昔から元々白かったそうですが、波や風に攫われて、今ある砂は恐らく殆どオーストラリアから取り寄せたものだそうです。どちらにせよ、白い事に変わりはないと思うけれど、昔はどんな色だったのだろう。 アウトリーチは滞在2日目から5日目で、全部

          滞在4日目、実施3日目

          上富田入りして4日目、実施が3日目。僕を含めた参加メンバー大きな一軒家の交流館に滞在している。大きな一軒家は二階建て。一階は、リビング、キッチン、応接間、和室、トイレ、お風呂。二階は洋室3部屋と和洋室2部屋。広い。朝ごはんと夜ごはんは自炊、お昼はくりちゃん弁当という上富田ソウルフード的なものを朝発注して食べている。あ、今日は念願の和歌山ラーメンを食べた。6人が(担当者の那須さんも泊まることがあるから7人)約一週間、ひとつ屋根の下。の中での各々の生活サイクルの違い、というかこの

          実施2日目高谷合流。

          お久しぶりです、振付監修高谷です。 東京での最終稽古以来、一足遅れて本日早朝に到着いたしました。 3年ぶりの宿舎と対面し、3年前の思い出や自負に心を削がれながら笑 座組に合流! まずまずと動画や稽古の様子をみるも 培った物語への理解や身体の慣れは一目瞭然。 2度目の公開に立ち会えた事を嬉しく思いました。 身体も心も強く、好奇心旺盛な演者たちが 同じく好奇心旺盛かつ率直な子供達の前で柔軟なパフォーマンス。 子供達と同じ目線で笑ったり驚いたりホッとしたり。 私

          良い子の味方、ナカトーサン

          写真はとある日の稽古での中藤さんがナカトーサンに変身した姿で、僕はこの写真を大層気に入っていて、とうとうnoteを書く順番が僕にも回ってきてしまったので、そうだ書くきっかけをナカトーサンの写真からもらおう。と思って書いています。 でもちょっと待てよと。企画担当でもある僕は「軽く散歩する気持ちで書いてもらえたら素敵だと思います。」と書いた。で、今、書く順番が回ってきてしまってナカトーサンを利用して書いてしまっている。散歩することが順番で回ってきて「ああ、今日、散歩担当か、ナカ

          春の音

          どうも、音響を担当します北林です。 今日も稽古場には笑いが溢れております。だんだん小道具増もえてきて楽しさが倍増、ダンスもレベルアップしてきました。 『何かを抽象化した音』というものがなかなか掴めませんでした。 が、木村さんとお話しして色々探しているうちに、だんだん「あ、これは気になる」という音を発掘するのが楽しくなってきました。 自分でも最後にどんな音ができるのかワクワクします。 私が小学生の時にも体育館で劇をやりに来た人たちがいたような気がするのですが、内容もどん

          杜子春ダンスナンバ〜

          どうも。 今回振付監修を務める高谷楓(たかやかえで)と申します。 役割としては演出:木村さんの振付が完了するまでのガイドラインを引いたり、稽古場でのサポートをしています。 近年振付助手として複数人での創作や サポートをする仕事をする事で 作家との共同創作に非常に興味をもち 今回この役割を務めています! 木村さんの作品に参加するのは約3年ぶりですが、近年の作品を拝見した際の変貌ぶりには毎度驚かされます。 共通言語が多く、勉強好きな方なので 創作していても勉強に

          日記

          中藤です。今回出演者として参加しています。 今回、特にアウトリーチと言うことで、観客(子供達)と環境ということを意識します。 現在、全員揃っての本稽古が始まって3日が過ぎたところ。簡単にですが日記のような形でこれまでの稽古場の空気を感じていただければと思いました。 1月3日 顔合わせ。鳥貴族に飲みに行く。 集合したものの稽古場の鍵が開かない。全員で奮闘した挙句、稽古場が違ったことに気づく。 高谷さん主導でダンス。振り渡し、各々の動作から振りを作る、など。大まかな全体の流

          けいこ

          こんにちは。 いきずりアウトリーチ企画に出演致します、 高橋由佳です。 本稽古が始まりました。 まだ始まったばかりですが、来週には本番です。 はやい。 楽しく稽古させて頂いています。 振付監修:高谷楓さん(Mr.Scot)と作・演出:木村和博さん(いきずり)、音響:北林めいさん 出演:有吉宣人さん、中藤奨さん(無隣館) 「杜子春たち」 この6人で上富田へ向かいます。

          企画担当より

          企画担当の木村和博です。 本日よりこのnoteで「杜子春たち」の創作、上富田滞在、上演の様子、これらの周辺のことについて書いていきます。 今回の企画に参加しているメンバー6人が日々、各々の好きなように書きます。僕が企画担当としてお願いしていることは「軽く散歩する気持ちで書いてもらえたら素敵だと思います。」ということです。 散歩なので、なにか伝えたいことを明確に伝えるために書かれるものではありません。 いや、でも、出発点が散歩なだけで、もしかしたら突然明

          「杜子春たち」概要

          いきずりアウトリーチ企画「杜子春たち」とは 上富田町周辺(和歌山県)の小学校計5カ所で各学校の小学5年生、6年生を対象にした演劇作品を上演します。原案は芥川龍之介の「杜子春」上演される場所は各学校の音楽室。 これから「杜子春たち」の創作、上富田滞在、上演の様子などを、この企画の参加メンバー各々の視点で書いていきます。 【キャスト】 有吉宣人 高橋由佳 中藤奨 【スタッフ】 振付監修 高谷楓 音響 北林めい 作・演出 木村和博 【日程】 上富田滞在 2