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振り返れば俺がいる(15)テレビについて(その1)幼少期のテレビ体験

誰も聞いてくれないので、自分で聞いてみました(^^;

――小さい頃に観ていたテレビ番組を教えてください。

最初にハマったのは、『ゲゲゲの鬼太郎』『まんが日本昔ばなし』『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』です。

▲1985年10月~1988年3月 土曜18:30放送(フジテレビ)

▲1975年~2006年 土曜19:00放送(毎日放送)

▲1986年1月~1992年3月 土曜20:00放送(TBS)

どれも土曜日の夜に放送されていて、毎週土曜日がくるのが待ち遠しかったですね。

――中でも影響の大きかったものはどれですか?

やっぱり『鬼太郎』ですね。多分、アニメは『ドラえもん』とか『ハットリくん』とか『パーマン』も観ていたと思うんですけど、ビデオに録って何回も繰り返し観たのは、『鬼太郎』だけです。

――何がいっき82さんをそんなに惹きつけたのでしょうか。

妖怪の世界が好きだったんですよ。妖怪図鑑とかも買ってもらって、よく読んでいたし。

もちろん、夜、眠れない時とか、怖いなと思ったりすることもあるんですよ。天井や壁のシミがオバケに見えて怖くなったり。でも、最終的には怖いもの見たさとか、おもしろさが勝っちゃって、どっぷりハマりましたね。

――いっき82さんがリアルタイムで観た『ゲゲゲの鬼太郎』第3期は、歴代のアニメ版『鬼太郎』の中では、視聴率がもっとも高く(最高視聴率29.6%)人気のあった作品ですよね。

そうなんですよね。だから、当時観ていた子どもは多かったはずなんですが、不思議なことに、同年代の人で『鬼太郎』が好きな人に会ったことがないんです。

怖いものが苦手な子が多くて。小学生になってからも、相変わらず妖怪とか心霊の類が好きで、よく作り話で怖い話をしていたんですよ。そしたら、友達が夜寝れなくなったみたいで、友達のお母さんに怒られたことがあります(笑)

――そんなことがあったんですか(笑)なぜ、そんなに妖怪が好きだったんでしょうか。

自分でもよくわからないんですけどね。例えば、男の子って、普通はロボットとか車が好きじゃないですか。機械っぽいやつが。

私は逆にそういうのが苦手な子どもで、真逆にあるような妖怪が好きだったんですよね。今にして思えば、多分、妖怪の定型化できない感じが好きだったと思うんです。

――定型化できない感じ?

例えば、ロボットとか車って、そう形が違わないじゃないですか。大体、規格があって、全部同じ大きさだったり、色使いにも統一性がありますよね。

でも、妖怪にはそれがなくて自由なんです。だいだらぼっちみたいな、大きビルくらいの大きさのもいれば、目に見えないくらい小さいのもいます。

多分、そういう自由な感じに惹かれたんだと思いますよ。大人になった今でも、割と「なんでもあり」みたいなものが好きですし。

――特に好きな妖怪はいますか?

実は主人公の鬼太郎自体にはそんなに思い入れがなくて、敵として出てくる妖怪が好きでした。子どもの頃から一番好きなのは、ひでり神という真っ赤な毛に覆われた一つ目の妖怪です。

▲真ん中で口から白い気体を出しているのがひでり神。原作では赤くない

この妖怪が敵として出てきたエピソードは忘れてしまったんですが、映画版の時に、のづち(野槌)という大きなホースのような妖怪がいるんですけど、そいつとのコンビで活躍するシーンが好きでしたね。

最終的にはやられるんですけどね……我ながら、なんともマニアックなチョイス(笑)

――観たことがないとなんとも言えません(笑)

この第3期『鬼太郎』の3本目の映画『最強妖怪軍団!日本上陸‼』(’86)にあるシーンです。九尾の狐の弟にあたる「チー」という中国妖怪のボスがやってきて、日本の妖怪たちと全面戦争になるという話です。

ボスのチーがめちゃくちゃ強くて、ブドウみたいな形をした薬で、妖怪たちを次々に反物にしてしまうんです。このブドウみたいな丸薬が甘そうで、おいしそうでした。

他にもテレビアニメ版『鬼太郎』には、妖怪をぬいぐるみにしてしまう敵が出てくるエピソードもありましたけど、妖怪が何らかの物体に変えられて無力化される話が特に好きでした。

次々に味方がやられて、最終的には鬼太郎が敵を討つんですけどね。

あと、好きな妖怪といえば、ブログやnoteでも私のアイコンとして使っていますけど、河童は割と昔から好きだった気がします。『鬼太郎』に限らず、『西遊記』の沙悟浄とかも好きですね。

(次回に続く)

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