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『ブルーロック展』に行ってきました

※3500字以上の記事です。
 お時間のある時に
 お付き合いいただけると嬉しいです。

札幌で開催中の『ブルーロック展』に
行ってきました。

『ブルーロック』は、
2018年から『週刊少年マガジン』で
連載中のサッカーマンガです。

2022年~2023年には、
テレビアニメ版が放送され、
4月には劇場版の公開も
控えています。

▼詳しく知りたい方は、
 こちらをどうぞ

『ブルーロック展』は、
昨年4月の東京会場を皮切りに、
全国各地で開催されてきた
展示会です。

(札幌での開催期間は、
 2月25日(日)まで。
 3月からは横浜で開催予定)

入り口から入りまして、

最初は原作者のイラストと
メッセージが描かれた色紙が
飾られたゾーンを越え、

幕が張られたブースが登場します。

(ここからしばらく撮影不可のため、
 テキストのみ)

幕が開き、スタッフの案内で、
中に入ると、幕で遮られた
ブースの中には、
大きなスクリーンがありました。

ここで数分の動画を視聴します。

「ブルーロック」を主宰する
絵心甚八の挨拶です。
(えごじんぱち)

原作のイラストを使った
アニメーションで見応えがありました。

ここから展示会の本番がはじまる
という興奮を高めてくれます。

動画が終わるのと同時に、
入り口とは反対側にあった
幕がバッと開き、
中に入ることができます。

この時のスタッフの手際の良さが
熟練されている感じがして、
すごかったです。

(バッと開くので、軽くビックリ(^^;)

そこから進んでいくと、
原画をパネルにした展示が続きます。
(ここも撮影不可)

私はアニメ版しか観ていない
「にわか」なので、
原作の画をはじめて観ました。

アニメ版を観て、

「たぶん、アニメ版は
 原作より絵がキレイなのだろう」
と勝手に決めつけていたんです。
(失礼な話だが)

しかし、実際には、
ものすごく完成度の高い画で、
かなり見応えのある絵柄でした。

たぶん、多くのスポーツマンガが
そうだと思うんですが、
見開き2ページで描かれた
試合中の一コマがすごいんですよね。

細部の描き込みも
ものすごく細かかったです。

特に、印象的だったのが、
千切豹馬という選手がいるんですが、
(赤髪・長髪・美形キャラ)

その選手は、膝に爆弾を抱えており、
アニメ版でもその様子が
鎖で表現されていました。

原作でも同じ描かれ方が
されているのですが、
その鎖の質感がとんでもなく
リアルだったのです。

あまりにも
すごい画だったので、
思わずため息が
漏れてしまいました。

とてもここに全部のことは
書ききれませんが、

とにかく原画の完成度が
とんでもなく高く、

これだけでもお金を払って
観る価値がある展示会に
感じました。

気になった方は、
ぜひ、原作のコミックを
手に取ってみてください。

しばらく原画をパネルにした
展示が続き、

その先を進むと、
薄暗くなっているゾーンが
出てきました。

ここからは撮影 OK なので、
写真を交えながら、
紹介していきます。

薄暗くなったゾーンには、
透明なアクリル板にあしらわれた
イラストが展示されていました。

このように、
なんてことはない
パネルに見えますが、

床にある「足」のマークの
ところに立つと、
見え方が変わるのです。

先ほどと同じイラスト
指定された場所に立って見ると……

変化がわかるでしょうか。

角度の違いによって、
背後にあるイラストのパネルが
浮き出てくるのです。

これもなかなかおもしろい展示でした。

このパネルの展示が
しばらく続きます。

薄暗いゾーンを抜けると、
キャラクターをかたどった
パネルが出てきました。

作中でこのような格好を
披露することはありませんが、

「ブルーロック」
=「青い監獄」なので、
刑務官のコスプレですね。

こんな絵柄からも
わかるかもしれませんが、

『ブルーロック』って、
若い女性に人気のある
作品なんです。

この時の展示会にいた
来場者の8~9割は、
若い女性たちでした。

さらに進んでいくと、
ブルーロックの日常が
再現されたゾーンが出てきました。

最初はロッカールームです。

蜂楽(ばちら)のロッカー
ぐちゃぐちゃ(笑)
千切(ちぎり)もなかなか
(私はこのくらいの感じかな)
凪(なぎ)の散らかり具合は
蜂楽といい勝負(笑)

これと対極なのが、
馬狼照栄のロッカーです。

馬狼のロッカー
きっちり、整然

この選手はものすごく
我が強くて、
周りに合わせることをしない
選手でした。

(ブルーロックは
 そんなエゴイストが
 溢れる場所でもある)

正直言って、
嫌いなキャラクター
だったんですが、

ところが、物語が進む中で、
いろいろと変わっていき、
今ではイチオシの
キャラクターです。

彼の几帳面さも
『ブルーロック』に
欠かせない個性ですね。

推しのキャラなので、
もう一度、
馬狼のロッカーをどうぞ(笑)

きっちり、整然

ロッカールームを抜けると、
また切り抜きのパネルが
出てきます。

こういうのは、女性が好きそうですね。

一緒に写真を撮ったりするのでしょう。

続いては、食堂に入っていきます。

ご飯が出てくるマシン

あまり取り上げられることが
ないと思うんですが、

『ブルーロック』には、
SF 的な要素も少しだけあって、

この食堂のシステムは、
もっともそれっぽい設定ですね。

ブルーロックでは、
選手の成績に応じて、
ランク付けがされており、

そのランクによって、
出てくる食事が変わります。

上の写真は、
割とランクが低めの人が食べる
納豆です。

(もっと酷いと、
 「たくわん」だけとかになる)

このマシンの付近には、
食卓の風景が再現されています。

ここは割とランクが低め
ランクが高い選手のメニュー

『ブルーロック』は、
「ブルーロック」という施設の中で、

寝食をともにしながら、
お互いに力を競い合う
という物語で、

この「寝食をともにする」
雰囲気が作中でも
よく描かれています。

そういう生活の匂いがするものが、
現物として、再現されるのが
おもしろいんですよね。

このゾーンの最後に
出てくるのが、
ベッドルームです。

ここでも選手ごとの
個性が垣間見れて、
おもしろいんです。

ベッドルーム全景
(これは4人の相部屋)

ここもいろいろありますね。

一つずつ見ていきましょう。

ここの二人はぐちゃぐちゃ
凪(奥)と千切(手前)のベッド

よく見ると、
千切は、ついさっきまで
ここに居たようです(笑)

こういう演出もおもしろいですね。

馬狼(奥)と潔(手前)のベッド
きっちり、整然(特に馬狼)

作中でも、このような場面が
あるんですよね。

主人公の潔(いさぎ)と
馬狼が食事に行く時に、

馬狼が凪・線切に
「片付けておけよ」
と言っておいたのに、

食事から戻ると、
さらに部屋が散らかっている
という(^^;

そのわけは、凪による
「なんでもトラップ選手権」が
開催されていたからです。

凪は、どんなものでも
トラップできるのです。
(足や身体でボールを受け止める)

そんなわけで、
この展示会と連動して、

「凪にトラップしてほしいもの」を
投票で決める
「凪誠士郎 なんでもトラップ選手権」
なるものが開催されていたようです。

サボテンは、やばそうですね(^^;

ベスト3の現物も展示

ちなみに、この場面、
原作ではこのように
描かれていたようです。

ベッドルームを抜けると、
再びパネルによる
展示が続きます。

この辺はカラーのイラストですね。

この作者のイラストは、
配色もいいですね。
色の塗り加減も絶妙です。

これらの展示と反対側の壁には、
実際にマンガが描かれる前の
ネームやラフレイアウトが
展示してありました。

こちらは
打ち合わせなどに使った
メモのようです。

すごいですよね。

こういう過程を経て、
あのような素晴らしい作品が
出来上がっていくんですね。

ファンにとっては
たまらない資料です。

展示会もいよいよ終盤です。

最後に入り口と同じ
幕に囲まれたゾーンがあり、
そこではテレビアニメ版の
オープニングが
流れます。

(スタッフのクレジットを
 除いたバージョン。
 撮影不可)

この映像も原作の画を
使ったもので、
非常に迫力のある映像に
なっています。

幕に囲まれたブースを抜けると、

そこには大きなサッカーゴールと
ブルーロックマンがいました。
(ブルーロックマンは、
 キーパーの役目をするロボット)

何やら青い字で
びっしり描き込まれています。

来場者のファンが書いた
応援メッセージでした。

その隣の壁には、
白いボードがあり、
ここにもたくさん書き込みが
されていました。

これを見て、
私も居ても立っても居られず、
メッセージを書き込んでみました。

これです。

どこだかわかりますか?

……小さくてよくわかりませんよね。

大丈夫です。
しっかりアップで撮ってきました。

私が書いたメッセージ

「馬狼最高!」
と推しのキャラを
讃えておきました(笑)

男らしく黒文字で、
なおかつ、熱心なファンの
邪魔にならないように、
さりげなく書いたつもりです。

このメッセージを残し、
会場を後にしました。

最後はキャラクターたちがお出迎え


『ブルーロック展』札幌会場は
2月25日(日)まで開催。
ブルーロック展 (bluelock-exhibition.com)

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