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「ガレも愛した―清朝皇帝のガラス」展

こんにちは!

先日、サントリー美術館の「ガレも愛した―清朝皇帝のガラス」展に行ってきました。近頃美術館に行くタイミングを逃してしまっていて、会期ぎりぎりで飛び込みました…。もっとゆとりを持って行きたいものですね…(笑)

まず「ガレって誰なんだろう…」って思いながらサントリー美術館に到着したわたし。

ガレとは…エミール・ガレ(Charles Martin Émile Gallé、1846年5月4日 – 1904年9月23日)は、アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家、陶器・家具のデザイナー、アートディレクター、企業経営者。

だそうです。フランスの有名なガラス工芸家なのですね。

作品は、こんなかんじ。

これガラスでできてるんですね!
まるで陶器のようにも見えます。

なにぶんガラス初心者なので、今回は「新しいジャンルの開拓だ!」という気持ちで行きました!


見たことのないものを見るのは、「見方がわからないし、難しそう」「なにを楽しめばいいのかわからない…」と思うかもしれませんが、美術館は親切なので、解説をちゃんとつけてくれてますし、「キレイ!」「やばい!かわいい!」「なんならほしい!」「今回の展示は好みのものがなかったな」とか、普段アクセサリーやお洋服を見たり、TV番組や映画を見たり、風景を見たりするのと同じような感覚で楽しんでもいいものなんじゃないかなと思っています。


「この作品にはこんな意味があって、こんなふうに読み解ける」
「この作品の時代背景は…」


とか、かっこよく言ってみたい気もしますが…!

慣れないうちは、とにかく楽しむことが肝心だと思います!
興味が湧いたら調べてみるのも楽しいです。「あ!なんか学生時代授業で聞いた記憶がかすかにある!」とか思うのも、脳みそが汗をかいてるかんじがしてテンション上がりますね(笑)


さて、前置きが長くなってしまいました…!
清朝(しんちょう)は、中国の王朝のことです。「ラスト・エンペラー」って聞いたことある人もいると思うのですが、中国最後の皇帝がいたのが、清です。だから、清は、中国とモンゴルを支配していた、最後の王朝になるわけです。

今回のガラスの作品たちは、ラスト・エンペラーのずっとずっと前…8代前〜6代前あたりの皇帝の時のガラスの展示なんですね。日本だと江戸時代くらいです。

今回の展示は写真撮れるスポットがたくさんあったので、バシバシ撮ってきました!!!


かわいいくないですか!?

どの作品をみても、厚みがすごいのですよ!
「被せガラス」って言って、二層にしたガラスの表面だけ削って画を描く手法らしいんですけど、「よく割れないな!」と。あと、本当に「ガラスを削ってかけるレベル超えてない!?」というのが正直な感想です。

ほんとに、私の知っている世界はせまいなあと思いました。全くどうやって作ってるのか想像もつきません。

だって機械とかないわけだから、職人の手作業なわけでしょ??
職人が丁寧にひと彫りひと彫りしてるわけでしょ???

すごすぎませんか!!!!?


いやはや、清朝のガラスは、「透明なガラス」と「不透明なガラス」の両方を同等に扱い、重厚な作りなのが特徴だそうです。


ガラスって、ステンドグラスみたいに、「光を通してきらきらキレイ!」みたいなのばっかりじゃないんですね…。厚みのあるガラスもとてもかっこいいし、めちゃめちゃキレイだった!!

最後に!

圧巻の「鼻煙壷(びえんこ)」!!!
嗅ぎたばこをいれるための容器だよー!!!かわいい手のひらサイズなの!
すてきだったなあ。

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