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始めと終わり

生まれてきた以上、いずれ必ず死ななければならない。生と死はワンセットである。神がこの世界を創造したとして、いつか世の終わりを迎えねばならない。創世と終末はワンセットである。造ったが最後その世は永遠に存在するなんて事はない。だから聖書も創世記と黙示録をワンセットにしたかった。初め良ければ、終わり良し。だとすると始め悪ければ、終わりも悪いことになる。最初の人間たるアダムが駄目人間だと、その後の全ての人間も駄目人間でしかない。最後の最後まで人類は、駄目人間のまま終末の時を迎えるのだろうか。人の一生は誕生に始まり、死で終わる。世界は創世に始まり、終末で終わる。宇宙はビッグバンに始まり、新星爆発で終わる。人の一生を「苦しき事のみ多かりき」から、何とかして「楽しき事のみ多かりき」に出来ないものか。

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