お金は大事だよ。金が無いと、食べ物も買えない。命は大事だよ。命が無いと生きていかれない。大地は大事だよ。地面が無いと、人間は溺れ死んでしまう。大陸は熱いスープの上に漂うお皿で、いつ沈んでも文句は言えない。文明の終焉には、大陸は大抵水没する。命は大事だが、武士道とは死ぬ事と見つけたり。愛の為に死す、自ら十字架に架かる輩は、始末にを得ない。人類を救う為に、己の命を捨てるなんてどうかしてるぜ。自己犠牲をブームにしてはいけない。一方で、自己中と自己満を繁殖させても人類は滅亡する。自殺も他殺も殺人に変わりは無い。火炙りにされても信念を曲げない「信念の人」に、人類社会は手を焼く。真実は命より大事なのか。首都を空爆すれば、人は虫けらのように大量の黒焦げ死体となる。そこでは人の命は屁よりも軽い。人類78億人はイエス一人の命にも値しない。精神が、魂が、未だ価値を有していない故に、虫けらのように死んでいく。自分自身が価値であると、はたと気づく必要がある。気づくまで、自分は無価値なままである。自分が価値であるなら、無闇に殺されたりはしない。自分をちっぽけな存在と思うから、ちっぽけな存在として扱われてしまう。真実を信念として抱く者は、自分の人間としての命を遥かに超越して、神的生命を生きている故に、人間として生きようが死のうが関係なく、超越的時空の住人なので、ある意味不死であり、永遠である。今の貴方にとって大事な物は果たして何か、家族か、お金か、マイホームか、アンティークコインか、それとも革命思想か。人類は自らを虫けら扱いして、殺虫剤で殺すことも出来るし、互いを神としてリスペクトする事も出来る。見下す者は見下される。下界ばかり見てたら、天から墜ちる。虫けら以下、畜生以下の人間に成らないように、自分を磨いていく時代が来た。