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天変地異は自分が起こす

冗談で、日頃の行いが良くないので、雨に降られちゃったよとか言ったりします。

或いは「人を呪わば穴二つ」と言ったりします。また「自業自得じゃな」と言ったりもします。

自分の行動とか言動が、現実世界に何となく影響を及ぼしているのは、薄々気がついているけど、其処にはっきりとした因果関係を確信している訳では有りません。

でも政情不安になって、人心が乱れて来ると、どういう理由か天変地異が起きてしまうのです。

逆の言い方をすると、天変地異を起こしたければ、人心を乱せばいい訳です。

南海トラフ地震や首都直下型地震は、プレートの軋(きし)みだから、人知では避けようが無いと諦める人たちが居ます。でもそのマインドは、結果的に大地震の発生に、自分が「許可」を与えてしまっている事を意味します。

ノアの大洪水は、「神の罰」と考えることも可能です。その一方で、「人間自身の邪悪な心」が引き起こしたのだと言っても言い過ぎでは有りません。

例えば、地球に隕石が衝突して、人類が滅亡したとします。これを避けられなかったのは、人類がその運命を自らのネガティブマインドで「引き寄せた」とも言える訳です。

つまり天変地異の原因を、自分の外に求めるのが、人間の常です。天変地異は、神様の怒りだったり、「自然の猛威」で片付けてしまい、自分の中に有る「邪悪性やネガティビティー」には触れないのです。

世界の何処かでドンパチが始まると、人類は浮き足立って来て、世界のあちらこちらで地震や洪水と言った異常気象が頻発し始めます。

異常気象と言うけれど、異常なのは気象では無くて、人間の「心の乱れ」なのです。

だから自分が不動心を保てれば、天変地異は鎮まります。でも人間や人類に不動心は保ち難いので、結局異常気象も起きてしまいます。

国家の運営が上手くいかないと、経済も立ち行かなくなり、国家は衰退し、内戦も起こりやすいし、大陸も沈みたがります。

それでついでに地軸の移動でも起こったら、人類は慌てます。この時、宇宙人がUFOで助けに来てくれると、「信じる者は救われる的な」都合のいい考えを、採用できる人々は幸せ者と言えるでしょう。

大国で内戦が起これば、大国は小国化してしまいます。果たして人類は難局を乗り切れるのでしょうか?

日本も地震大国とか地震の起きることを自ら是認したり冷笑したりします。南海トラフなんて既定路線みたいに思ってしまいます。それでは集合意識的に避けようが有りません。

世界196カ国皆んなが紛争無く、貧困無く、飢餓も無く、強盗もスリも掻っ払いも無く、街は清潔で治安も良い、そうした社会は未だ実現されていません。むしろこれから一旦ネガティブ現実を体験させられる可能性も有ります。

何故って人間の深層心理として邪悪性やネガティビティが根を張っているからです。治安の悪化は、ロボットやAIのせいでは無くて、「人間のせい」なのです。悪を為したい人たちが社会に一定数いて、その割合が多い国や社会では、人々はビクビクしながら生存するしか有りません。

この世をパラダイスや地上の楽園にしたい、地上天国にしたいと言っても、自分の中に悪意や邪心が有る限り、その実現は遠退いてしまいます。

人間の心の中に、邪悪性や怖れと言ったネガティブ感情が巣食っています。「地震なんて起きるはずがない」「私の不動心と平常心は、大地震を阻止しうる」と信じる人々のトータル人数で地震の大きさや地軸の振れも決まるのでしょう。

かくして雨降って地固まる的に、天変地異をやり過ごせば、少しはまともな世の中になるでしょう。

世の中で何が起きようとも、国家を当てにせず、電力会社を当てにせず、自給自足的に生きていればそれでいいのです。

世界中の大都市が、その高層ビル群の総重量に耐え切れず、徐々に地盤沈下して、仕舞いには世界中に幽霊都市が廃墟として乱立すると言った未来も有り得ない話では有りません。

世界が生態系循環型社会、つまり自然と共生する社会システム、送電線無き社会、つまりフリーエネルギー社会、ゴミを燃焼焼却しない社会システムを実現するには、今少し時間が掛かります。原発の廃炉、大量のソーラーパネル、EV車の墓場、廃墟と化したビル群、これを放置で無く、適切に処理し適切に処分する技術がまだ確立されていません。

起きた出来事に、ネガティブ感情を抱くから、ネガティブ現実は再創造され、ヤラれたらやり返すミサイル合戦になって、ついには人類滅亡しちゃいましたと成り兼ねません。それ故片方に肩入れするマインドは滅亡促進マインドと言えます。

スポーツ観戦もどちらかのチームに肩入れします。それと同じ感覚で、関ヶ原の戦いや第二次世界大戦は起きたのです。自分をニュートラルな視点に置く事は、果たして可能でしょうか?負け組に付いたら悲惨です。

人類の滅亡や国家の滅亡も、人間のネガティブマインドが引き起こすと考えれば、全ての原因は、自分の内側に有ったのだと気づく事が出来ます。

つまり世界情勢をいちいち視なくても、人類のマインドを見れば、悪因が悪果し、ネガティブ感情がネガティブ現実を引き寄せたと解ります。だから大国が小国化しても良いのです。確かに国家に依存心を抱く人々は苦しみます。一方、自分が今ここに生きていれば、汎ゆる出来事は起きるべくして起きた最高最善の出来事なのです。



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