マクドナルド的床寝(再考)

この記事は床寝アドベントカレンダー2015の15日目の記事です。16日に突入してしまったのはご容赦ください。

※ちなみに12月16日は僕の誕生日なので心から祝ってください。

先日12月9日にも記事を書いたのですが、そのとき書き忘れてしまい、心残りになっていたことがあったのでこうしてもういちど筆をとっています。それは、床寝は時々食べてしまうマクドナルドと近い存在なのではないかということです。

まずマクドナルドを食べるときのシチュエーションを思い返してみると、深夜疲れた足でようやく地元の駅を出て振り向いたさきにそびえ立つ24時間営業のマクドナルドが思い浮かびます。不摂生になるから、舌が肥えたから、そんな理由からもう数年来マクドナルドを食べていません。しかし今夜はまだ夕飯を食べていない。いっそジャンクなものを食べてその不健康さをもって今のこの疲れを覆い尽くしてしまいたい、そんな思いとともにダブルチーズバーガーとフライドポテトのM、そして気の抜けたコーラを注文してしまいます。そうして持ち帰ったセットを家で食べるとジャンクを食べてやったぜという達成感、背徳感に心が満たされ、原点に戻ってきた嬉しさに包まれます。

一方で床寝をするときにもこの感覚があります。もう今日は疲れた、早く眠りたい、しかし家と会社の往復ばかりでもう嫌だ、たまには違ったことがしたい、そうだ床で寝よう。これです。このやってやったぜ感が重要なのです。

私自身の経験をたどってみても、床寝をするのは疲れた日常のなかに新しいものを見出そうと行動を起こしたときばかりが思い浮かびます。先に書いたように仕事が忙しくて定常的な日々になったとき、引っ越したばかりで本棚を立て続けで組み立てたら眠くなったから発泡スチロールがちょっと散らかってるけど床で寝れなくもないなと思ったとき、ひだまりの中で眠る猫の匂いをかぐために沿うようにして床に横になったとき。ああ、猫に触りたい。

床寝ができると猫と一緒に眠る機会が増えるので本当におすすめです。夏の廊下とかひんやりしてるし最高です。

そうか、床寝はマクドナルドだと思っていたけど、本当は猫だったんだ…。ここまで書いてやっと気づきました。ありがとう。