『まちカドまぞく』連載再開発表について思うこと

まんがタイムきららキャラット2023年6月号にて、正式に発表があり7月号から『まちカドまぞく』の連載が再開するのことです。
実に2022年6月号以来の更新、ファンにとって待ちに待った、これ以上ないニュースです。
僕もとても嬉しく、そして大きく安堵しました。
今回はこのことについてお話ししようと思います。

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雑誌に作品を連載しているということ、そしてその上で休載すること。
売る側がそれを許しているとはいえ読者としては残念だと思わざるを得ません。
しかし、作品を描いているのが人間である以上様々な事情が絡みます。
なのでこのことについては僕はフラットに、また再開するまでTwitterなどで特に言及せずにいました。
連載していた時のまま、作品自体や創作を楽しんでいこう、のんびり待とうという姿勢ですね。

幸い、僕のフォロワーさんやフォローしている絵師さんの一部はまぞくの灯とでもいうものが静かに燃えているようにファン活動を続けていらっしゃいました。
ついでといってはなんですが僕も前と変わらず自分のペースでまぞくの創作をしていますし、今後も続けていきます。

公式側もキャラクターの誕生日にはPOP UP SHOPを開いたり、フィギュアの発売が決まったり、何よりカルッツかわさきで行われたメインキャストの皆さんが集まったイベントだったり。
しっかり『まちカドまぞく』 という作品の盛り上がりを絶やさないようにしてくださっていました。

そこそこなファン(この作品ディープな人多すぎるのでそこそこくらいでしょう)である僕の視点からすると、作品が更新されない寂しさというものはこういった物事たちで軽減されていたというか、全く問題ありませんでした。

そんな中唯一心に来ていたことがあります。
この休載は原作者である伊藤いづも先生のご体調がすぐれないことによるものです。
僕には何もすることは出来ませんが、このことだけはずっと心配しておりました。
漏れ聴こえてくる身体の具合は漫画を描くことにあたって大きな問題になり得ることばかりであることもそれに拍車をかけました。
漫画家の方はどうしても生活が不規則になりがちで、まさに命を削って描いていると評されることもあります。
なので今回このように再開を発表してくれて、嬉しい気持ちももちろん大きかったですがそれ以上に深く安堵しました。
今後ももちろん難しい面もあるかと思いますが、一読者として物語の続きを見られることが本当に嬉しいです。

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私事ではありますが、4月は環境が変わってなかなかしんどい日々が続き創作も遊びも100%満足に出来ないこともありました。
正直体調もあまり良くないです。
しかし、このニュースで元気が出ました。
『まちカドまぞく』という、漫画・アニメって面白い!創作って面白い!という気持ちを思い出させてくれた、新しい発見をさせてくれた、僕の中で特別な意味を持つ作品の続きがまた見られる、そのために毎日を頑張ろうと思えました。

この素晴らしい物語がエンディングにたどり着くまで見届けたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。

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