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ミュンヘン①【歴史の舞台となったビアホールを堪能する】

こんにちは。いこです。
ドイツのミュンヘンに来ています。

ミュンヘンは地理的にベルリンから離れていて、当初は予定に入れていませんでした。

↑かなり遠い。。ブダペストからプラハくらいまであるんじゃないでしょうか。

しかし、一介の飲んだくれとして、バイエルン地方のビールを外すことが果たしてできるのだろうか、と真剣に、とても真剣に悩んだ結果、

「いや、行くっきゃないよな」

となり、急遽、旅程に組み込みました。

行くっきゃなかったミュンヘン

空港からキャリーケースを引きずってミュンヘン中心部のマリエン広場へ。

↑ミュンヘンのマリエンプラッツ駅。プラハ中央駅に似てる……!

↑駅から出ると、いきなりこれ! 新市庁舎。

↑観光客で大にぎわい。ベルリンとは、雰囲気がまるで違います。この中世感は、プラハやブダペストの方が近いですね。

↑彫刻だと思いきや、人間です。微動だにしない!

ヒトラーの演説で有名なホフブロイハウス

1920年に、ヒトラーが旗揚げに使ったことでも有名なビアホール「ホフブロイハウス」に着きました。ドイツで最も知られているお店です。

↑右の建物。

↑中に入ると、美しいホールに、お客さんがぎっしり!

↑バイエルンの民族衣装を着て給仕する人。

1589年創業の歴史的なビアホール。賑やかで、お互いの話す声も聞こえづらいほど。

観光地かと思いきや、常連席もあるみたいですね。
ここでヒトラーが演説したんだなあ、と思ってみても興味深いです。(正しくはこの上の階)

ちなみに「ヒトラー」はデリケートな単語なので、現地ではあまり呼ばない方がいいとのこと。「ヒーさん」「あの人」などと呼ぶのが良いみたいですね。

↑1リットルジョッキどかーん!

この店には、1リットル以下のビールはありません。そこがもうすごいです。

バイエルン地方で伝統的に作られてきたのは、手前の黒ビール。デュンケルですね。

ヴァイス・ブルスト!ヴァイスというのは「白い」という意味。

皮を剥いて食べます。

ここまで約2週間、色んなソーセージを食べてきましたが、ここに来てマイベストソーセージに出会いました。
ほんのり塩が効いて、ほどよい弾力のある食感。口の中に広がるジューシーな旨味。最高だ。

シュヴァイネハクセ。塩茹で豚すね肉のカリカリ焼きです。ベルリンのアイスバインも豚すね肉の塩漬けでしたが、こうも違うかと。

↑これがベルリン名物のアイスバイン。同じ部位でも、見た目、食感、まるで違う。

シュバイネハクセはカリカリで、こんがり焼けていて、切るのも大変なほどかたい。でも、パリッとした食感がクセになる味です。
アイスバインは、フォークでつまんだだけで崩れるほど、やわらかい。

↑かたくて切れない……!

同じ国でも、北ドイツと南ドイツでは、まるで成り立ちが違いますもんね。料理も変わるわけです。

↑楽隊の演奏が響く店内。楽しい!

ちなみにテーブルで相席になったオランダの方と、ミュンヘンの方と仲良くなりました。ミュンヘンの方は外国の友人を案内しているみたい。

なんと3週間前に仕事で東京にいたらしく、寿司を食べたよ! と話してくれました。

かれは仮想通貨のマイニングに関係する仕事をしているようで、すごく興味深かったんですが、英語力が足りず、表面的な話になってしまったのが残念です。

「ミュンヘンに来たら、アウグスティナーにはぜひ行くべきだよ!」と教えてくれましたが、当の本人は残念ながら、大人になってからアレルギーになってしまい、ビールが飲めないらしいです。。

ミュンヘンでビールにアレルギーが出るなんてつらいです。

ミュンヘンを散策してみよう

友人がホテルで休んでいる間、ミュンヘンを散策。

ミュンヘンは、ベルリンとは雰囲気がまるで違います。歴史的建造物の集まる旧市街を中心にして、美しい街並みが続きます。

ベルリンはスケールが大きく、モダンで、いかにも都会という感じですね。

↑ネオゴシック様式の市庁舎。ヨーロッパはとにかく市庁舎がカッコいい。ちょうど仕掛け時計が動いて、人形がくるくる回ってました。

FÜNF HÖFEというショッピングモールへ。

ここはミュンヘンのモダンさも垣間見えました。

↑よーくご覧ください。見慣れたお店がありませんか……??

↑む、無印良品だ!

無印良品はベルリンにもありました。けっこう人気で、ドイツに何店舗もあるみたいですね。

↑カフェを探して座りました。

↑Wifiがあるのを見極めて、コーヒーを頼み、、

↑スマホでテニス観戦。

好きなんですよねー、テニス。日本ではほぼ毎日見ています。この旅で見るチャンスがなかなかなかったので、Wifiがつながった機会を逃さず観戦。錦織圭選手は残念ながら初戦敗退。

ミュンヘン在住の日本人の方と夕食

↑夜はパウラナー醸造所の直営店「Paulaner im Tal」(パウラナー・イム・タル)へ。

Twitterで懇意にさせてもらってるミュンヘン在住の方が声をかけてくださいました!

↑落ち着いた雰囲気の店内。

↑日本でも大好きだったパウラナーの生。伝統的な中世の醸造所が作っているビールなので、美味しくないわけがない。

↑鴨料理をいただきました。

ドイツに30年暮らしているiさんとお話しましたが、これが興味深い話ばかり。

ドイツ人はフランス人の次くらいにバカンスを大切に考えるそうです。
有給休暇6週間は取得が絶対なので、かためて取って、スペインのマヨルカ島などに出かけていくそう。素敵やん。

ベルリンの壁崩壊前のベルリン旅行の話も面白かったですね。当時、西ベルリンは壁でぐるりと囲まれていたわけですが、その圧迫感はものすごかったらしいです。

壁崩壊後15年経っても、東の人は東の人と集まって食事に出かけるなど、「東西で話が合わない」経験を多くの方がしている様子だったと。

↑デザートのカイザーシュマーレン

この旅で日本人観光客を見ない話もしました。見かけるのは中国人や韓国人ばかり。
ヨーロッパでは物価が高く感じますが、それは相対的に、日本の国際競争力が弱まっているということでもあるでしょう。

iさんによると、日本の電化製品も、以前はパナソニックなどたくさん見かけたのに、今は韓国や中国の製品に変わっているそうです。
確かに、ドレスデンで宿泊した宮殿のテレビも、SAMSUNGだったな……。

↑話の間もビールが進む。でも今日に限っては、お話の方が印象深かったな〜😅

いずれ数年は海外移住したいと考えているので、すでに海外を選択されている方の話は非常に参考になりますね〜。

iさんは日本語の書籍を手に入れるのがたいへん、というお話もされてましたが、ほんとそーだろうなあ。今はKindleが使えるので、そういう意味ではかなりいい時代ですね。

ミュンヘンの夜景を眺めつつ、iさんとお別れ。貴重なお話、ありがとうございました!


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