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IPビジネス×SNSはこんな感じ?

こんにちは、株式会社G-VISでCTOやってるものです。
弊社、最近アニメを作ることが決まりました。
社員2名の会社です。(AIエンジニア*2)(キャラデザイナー大募集です) 
自分:https://twitter.com/ikrfun
CEO:https://twitter.com/sohya_3

アニメは好きだけどバックグラウンドがないので1日勉強しました。
SNS型のIPアニメ・漫画についてです。
有識者の方、感想・批評お待ちしております。

見えてきたSNS型IPの特徴

世界観は現実に近い

  1. 読者が世界観を理解するのにリソースを割かなくていい

  2. 途中から読み始めてついていける

  3. 共感を生みやすい

最近のSNS発のキャラクターはリアルの世界と近い文化的な背景を持っている傾向があると思います。(魔法で全部解決とか、ユートピアという感じではない)
ワンピースのような長期連載漫画は基本1話から読み始めることを前提としているため、独自の世界観を構築しても読者がついてこれます。
一方でSNS型は1話から読んでもらうという前提を外しているように感じます。そのため、独自の世界観では読者がついてこれず、現実に準拠したような世界観設定が使われるのではと思いました。
現実に近い世界観設定にすることで、読者の共感が得やすくなるという効果もあると思います(むしろこっちメインかも?)

要素は4種類

  1. ストーリー

  2. 共感・同情

  3. 笑い

  4. 意地悪

上の分類はどうでしょうか?MECEに切れているでしょうか?
光の三原色のように、この4要素にそれぞれ重み付けすれば既存のSNS型アニメは説明できるのかなと思います。
(これ忘れてるぜ!とかあればガンガン連絡ください。X:@ikrfun)

1については最近は少ないかもしれませんが、100日後にxxxするyyyとかが一時期流行りましたよね?あれです。

2は「おぱんちゅうさぎ」のような不憫・可哀想キャラや「すみっコぐらし」などが当てはまると思います。

3に関しては「はじめまして松尾です」や「私立パラの丸高校」などが入るのかなと思います。

4についは「ちいかわ」でしょう。ちいかわをイジる側に読者が立っているようなイメージなのかなと思います。

SNSがIP業界に与えた影響


時代の変化

知名度0からでもワンチャンある時代になった」ような気がします。

従来は、何かしらで気になる作品についての情報を知り、それを検索し、視聴するというのが一般的でしたが、SNSによって受動的に視聴する可能性が発生してきました。

つまり、認知と消費が同時もしくは逆転しているのです。

特にTikTokに代表されるようなショート動画プラットフォームは基本検索ではなくスクロールによって新しい作品と出逢います。

TikTokはチャンネル登録者数によって優先してレコメンドされるみたいな仕組みはないらしいので本当にワンチャンあると思います。

これからIP業界に入る人が重要視するべきこと

  1. TikTokレコメンドエンジンに適した広告戦略

  2. スピード(G-VISはAI自動化を積極的に取り入れて頑張ってます)

  3. コアファンに刺す!

1については先ほどの章で話したので割愛します。

2はパチンコと一緒です。大企業が社運をかけて大金をつぎ込んだIPが10リツイートで終わり、幼稚園児がお遊戯の時間にかいた絵が万バズする可能性のある世界です。最後は運ゲーです。資金が尽きないうちに大量に打ち出して潰してを繰り返し、当たるまで繰り返すしかないのかなと思っています。

3IPキャラクターの初動を支えるのはやはりコアなファンです。
最初のグッズ売り上げや安定したリツイートが得られます。
そのためにはキャラの設定段階から「ここに刺すんだ!」というペルソナをしっかりと定めて打ち出すことは必須でしょう。
(超絶豪運な自信があるなら、ガチ運ゲーもありかと思いますが、私は初詣で凶を引いてるのでやりません)

以上。
G-VISは1月までにいい感じのキャラ出すので待っててください。

参考にさせていただいた先輩IPたち

ちいかわ

おぱんちゅうさぎ

すみっコぐらし

はじめまして松尾です

私立パラの丸高校


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