2021年の振り返り。そして2022年へ。
新年快乐。今年也请多多关照🏮🐯
2022年はすでに2月へと突入。1月は仕事に忙殺され、編集室で2週間ずっと作業をしたり、ノロウイルスに感染して1週間以上ダウンしたりと散々な日々を送ることに。振り返りや新年の抱負に思考を費やす余裕がなく、旧正月の新年というタイミングで執筆&公開をした次第です。
こうやって形にして残すことを今年は意識していきたいので、普段書かない目標などをオプト時代ぶりにまとめてみました。
2021年はどんな年だったのか?
一言で表すと「架け橋」。
2020年はコロナウイルスのパンデミック開始によって「我慢」を強いられ、ウイルスの状況は何も変わらず2021年はその延長。しかし、前年にはできなかったことが徐々にできるようになり、2022年の新たな挑戦に向けた失敗、学び、変化などを経験。だからこそ、大きくは変わってはいないが、自分にとって次への架け橋となるような一年でした。
そこで、実施した活動などの振り返ってみようと思います。
東京2020オリンピック公式映画の制作
個人的に一番大きな出来事は、オリンピックの公式映画の撮影にディレクターの1人として携われたこと。コロナ禍、さらには真夏のオリンピック開催には今でも否定的な立場ですが、色々な意味で歴史的なイベントに関われることは、素直に光栄に思いました。
そして海外系の映画マンである自分にとって、日本の劇映画業界の方々と仕事をするまたとないチャンス。ドメスティックな環境での制作は刺激的でした。連日起こるトラブルに揉まれ、地獄のような暑さに焼かれ、ほぼ休みなしの1ヶ月に及ぶ記憶は自分の人生に深く刻まれました。
一晩中、羽田空港の滑走路で馬を撮影したり、選手の合宿や国立競技場に潜入したり、会場の工事現場に入ったり・・・オリンピックという特別な場で、選手を含めたスポーツ界に携わる一流の方々と交流できたのもよき思い出です。
河瀬組の一員として、歴史に残る作品に名を残すことができて嬉しかったです。
短編映画『Digital Tattoo』がSSFF&ASIA2021にノミネート
2020年10月に完成した監督作品の短編映画『Digital Tattoo / デジタル・タトゥー』。国内外の映画祭や上映会に参加をする機会をいただき、なかでも「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021」で上映させていただいたのは大きな出来事でした。個人的には2016年以来、5年ぶり2回目。
プロデューサーの三川夏代と一緒にセレモニーに参加したり、上映にてQ&Aを実施できたのは僕たちにとって一つの節目だったと感じます。作品づくりにおける目標、モチベーション、等々、自分にとって「なぜ映画なのか?」を問いかけるきっかけとなりました。
First Contact Tokyoの映画完成&ウェブサイト開設
2020年よりコツコツと手伝っていたアパレルブランド『First Contact Tokyo』の商品購入者用の短編映画を完成させ、ウェブサイトのローンチも実施。初めてのShopifyは試行錯誤の連続だったものの、何とか形にできました。
(この短編映画制作を通じた縁のおかげで、東京オリンピック公式映画制作の参加にも繋がりました)
多種多様な動画制作
2021年はワクチン接種などの対策もあり、映画以外の撮影・制作の機会が多かったように思えます。某不動産企業のWEB動画の制作をしたり、那須塩原でのワーケーション動画を撮影したり、2年ぶりに飛行機に乗ってコロナで凍結されていた地方撮影を決行したりと、様々な活動ができました。
所属しているCNNの制作案件もいくつか対応できたものの、中には世界情勢に翻弄されて制作がままならなかったモノも。この状況ですので、コントロールできないトラブルが続出したり、制作が小規模になってしまうことへの無力さを痛感しました。
10年越しのバイク旅。その距離1000キロ。
2011年に中型バイクの免許を取得して以降、バイクに乗る機会に恵まれませんでした。一つはアメリカにいたこと、一つは単純に怖かったこと。
けれども長期のバイク旅をすることは長年の夢でした。そして2020年に初めて高速道路に挑戦し、長野へドライブを経験。
実践で自信をつけた後の2021年春。アニメ『ゆるキャン△』の2期に触発された自分は運良く1週間ほど休みが取れ、コロナも落ち着いていたタイミングでバイク旅を決行。故郷である山口県下関市へ単独バイク旅をしました。その距離、東京から1000キロ。
山梨で『ゆるキャン△』聖地を巡り、愛知県岡崎市で『東海オンエア』聖地を巡り、京都で祖父の墓参りと任天堂本社巡礼し、神戸で友達と遊び、姫路城を観光し、広島県向島で先輩のカフェに寄り、広島市で友達と遊び、宇部新川駅で『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』聖地を巡り、下関にちょびっと寄り、福岡県門司からフェリーで東京に帰る。
怒涛の旅は寂しく、辛く、寒く、苦しい1週間でした。
もう二度とこのような行軍はやらないと思いますが、ちょっとだけの旅はしてみたいですね。
そして2022年へ。
2021年が「架け橋」であれば、2022年は挑戦+跳躍で「挑躍」。
今年はコロナの落ち着きを願いつつ、様々な変化や挑戦を予定しています。
①MBAへの挑戦
オプトを2019年に退職して以来、アメリカの大学院に進むことは一つの目標として常に考えていました。ここ数年の映像業界の劇的な変化、収益構造の改革の潮流に乗っかるため、そして前述した自分にとって「なぜ映画なのか?」を突き詰めるにあたって、MBAを学ぶという手段は自分にとっての転換になると思っています。
クリエティブだけを追い求めていても、大きな社会的インパクトや個人的な経済的自立を達成するのは厳しい。ただCMやWEB動画を作っていくだけだと、規模が小さい。一方で映画並みのクリエティブをコンスタントに作るとなると金銭問題が発生する。
クリエイティブとファイナンス、両方の強みを持つことで、自身の価値を高めていきたい。そういう思いを持ち、コネクション作りも踏まえて、コロンビア大学などの理想的なステージへの挑戦を粛々と進めたいと思います。
②新たな映画/作品を創る
昨年10月頃からプロデューサーの三川夏代と次回作の構想を練っており、今回はアウトプットや収益までをしっかりと考慮したうえでのプロジェクトにしたいと考えています。
そもそも映画なのか?アニメーションなのか?ゲームなのか?NFTなのか?
アウトプットに囚われないゼロベース思考での議論を重ねつつ、この作品を創る大義名分を含めて試行錯誤を繰り返す日々を送っております。
春には何かしらのアウトプットを生み出すことを目標に据えています。
一方で前回の『Digital Tattoo / デジタル・タトゥー』はまだ上映機会などを予定しており、別のプロジェクトの活用への模索をまだまだしつつ、近々総括noteを出そうと計画をしています。
他には個人的なクリエティブ技術の向上として、かねてから考えていたアニメーションやCGなどの勉強にも取り組んでいきたいと思います。
③ウェブサイトやポートフォリオの刷新、発信頻度の向上
2019年よりCNNに所属しながら映像プロデュースに従事しつつ、個人での制作案件もいくつか対応をしていました。しかし、ちまちまとやっていては意味がない。
なのでこのタイミングで、改めて②のような自分のクリエティブ制作の時間を増やし、個人案件の比重を高めるために、あまりタッチしてこなかったポートフォリオやウェブサイトの刷新を断行します。
例えばプロフィール写真の更新など、3~4年ほど放置していた部分にどんどんメスを入れていこうかと思います。
小手先ではありますが、こういう地味な部分が実は大事。
また、それにあたり国内外の人たちへのタッチポイントを増やすためにも情報の発信頻度を向上させることも実施したいと思います。
note、mirror、linkedin。
使えるツールはどんどん使って行きます。
④より多くの映画を観る。そして発信。
僕は基本的に映画館でしか映画を鑑賞しません。
昨年は35回映画館へ通い、多くの映画を観ました。
2022年は負けないほどインプットの回数を多めにし、Filmarksなどで完結させていたアウトプットを別のプラットフォームにも展開をしようと思います。
①、②のような「挑躍」を実現させるためにはワークライフバランスの調整が必要不可欠。この数年間はCNNなどの仕事に忙殺される日々が続き、意識的に自身のインプットやアウトプットに思考と時間を費やす機会が疎かになっていました。
なので大変だけど金銭的なリターン以外の見返りがない仕事を控え、今年は自分自身の目標や目的、人生設計を考える時間を作り、行動し、成長していきたいと思います。
この2年間は本当に何も成長しなかった。
何も達成できなかった。
本来はもっと早めに挑戦したかったMBAも受験できなかった。
もうコロナのような予測・コントロール不可能な事象は堪忍です🥺
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