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これ以上、スマホに機能は必要でしょうか

今から至極当たり前のことを言う。Appleは企業であり営利団体である。
そのため、毎年iPhoneの機能に手を加え、新製品を発表し、世間の注目を集めて新しいiPhoneを売る。iPhone大国である日本は、多くの人が発売とともにiPhoneを予約し、購入するAppleも注力する市場の一つと言えるであろう。

リリースとともに発表される価格に頭を悩ませながら、新しい機能やアップデートに購買意欲が掻き立てられる。

最新であることの権威性、刷新されたかっこいいデザインに惹かれて購入したくなる気持ちもわかる。

しかし、私が思うにiPhoneは11以降、オーバースペックである。きれいな写真を撮りたいという人々の心を煽り、年々大きくなるセンサーサイズは確かにかっこいいが、SNSにアップロードしても解像度は落ちるし、なにより解像度の高い写真は人生にとって本当に価値があるのだろうか。

iPhone13発売時のテレビCMでは「iPhoneで映画が撮れる」という訴求があり、「スマホはそこまで性能が上がったのか」と感心したときもあった。

いや、iPhoneで映画撮らなくない!??

写真は機能的には記憶の補足のようなもので、その時何があったかを振り返らればそれでよい、というのが私の持論だ。
1枚2MB以上の写真とそれを格納できる128GBや256GBのストレージは不要である。

一方で、Androidの文字の入力のしづらさや動作の遅さにも不満があり、性能面においてはiPhoneが勝るのも事実だ。また、日本だとAndroidを所有している自分はよくエアドロップが使えず仲間外れにされることもあり、iOSを使用することのメリットは否めない。

私のスマートフォンの使用用途は以下に集約される。
・LINEなどのテキストコミュニケーション
・銀行やカードアプリなどの使用
・YoutubeやInstagramの視聴
・マンガアプリの使用

つまり、普通に使えて、文字が入力しやすければよい、ということになる。
写真や動画はほとんど撮らないし、画面が大きい必要もない。ゲームもしないから、ゲーミングスマホのような高いパフォーマンスも不要だ。

そこで私はこのご時世に、¥14,586でiPhone8を購入した。
iPhone8は公式ではすでに販売を終了しているが、Amazon RenewedというAmazon認定出品者により整備された再生品。Amazon整備済み品には、出品者による最低180日の返品保証が付く、という安心のサービス。

購入して1週間が経つが、従来使用していたGalaxy A41よりもサクサク動き、文字の入力や予測変換はさすがはiOSといったところだ。

現状私が購入した際よりも少し値段が上がってしまっているが、iPhoneならではの動作性と最低限の機能、手のひらに収まるポータブル性を必須とする方には強くお勧めしたい。
中古への抵抗はあったが、届いた製品は傷一つなく新品同様のクオリティだった。(箱や正規品の充電器は付属しないが、リセールするわけでもないので特に不便はない)

iPhone15を購入することを思えば10数万得した気分である。

現状感じられる唯一のデメリットは「あの人iPhone8使ってるよ、お金ないのかな…」という周囲からの目線(被害者妄想)のみである。

余談だが、革製品は傷やダメージも含めて思い出として愛せるし、世界に一つだけの個性として受け入れられる。
一方電子機器についた傷は、ガジェットの価値を下げる傷でしかないのはなぜなのだろうか。
画面が割れようものならスマホが持つ価値の8割を損失するといっても過言ではないように思う。
スマホは毎日使うものだからこそ、傷がつきやすく劣化しやすいように思う。

最新のiPhone、もう不要じゃない?という共感を得たいと同時に常にきれいなスマホを使いたい、という私の欲求を満たしてくれる最高なサービスに出会った話でした。

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