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The PEAKS ラウンド8奥日光 変態完走

どーも、育休太郎 a.k.a K-TAROです。

5/30に開催されたThe PEAKS ラウンド8奥日光ステージに参加し、無事に完走することが出来ました!!

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本番ゴールまでの長文レースプレビューとなります。

お暇なときにぜひ。

前乗りで準備万端

過酷なPEAKSにおいて前乗りは必須事項。今回は一緒に走るJ氏と共に近隣宿の中でも安く済む「おおるり山荘」へ宿泊です。素泊まり大人二名8,000円。

到着後はPEAKSの前日受付へGO。物販やモノラルサイクルの試乗も出来て満足。J氏はモノラルにくぎ付け。私はグラベル遊びにくぎ付け。あと狙っていた可愛いルーザー君のサイクルキャップも購入できました。残念ながらサイズが大きかったので観賞用。

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テストライドで気温感や体の具合をチェック

受付を済ませホテルからすぐの戦場ヶ原~龍頭の滝の橋まで軽くライド。

テストライド
assos:ノースリーブインナー
PNS:ロングジャージ
PNS:サマービブ
assos:ウィンドジャケット

本番当日の天候的に日中ロングスリーブは不要かな~と感じつつ調子は悪くない印象。疲労は抜けている様子。ヨシヨシ。

そして夕食を買うために近くのコンビニ(18km先)まで車で金精峠を往復。本番前に金精峠の往復をチェックし、路面状況や登りの長さなど、改めてそのヤバサを理解。。。あぶねー舐めてた。

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The PEAKS 奥日光ステージスタート

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7時スタートの5分前にギリギリ整列完了。談笑しつつ時間きっかりでスタート開始。前のグループが6名1パックずつ出発し、ラスト10名くらいは一斉にスタート。

当日のウェア
assos:EMU半袖ジャージ
assos:ノースリーブインナー
assos:アームカバー
assos:S9ビブショーツ
assos:ニーウォーマー
assos:レインジャケット(下山時のみ)

金精峠往復56km1,457mup

同時スタートした方々のペースが最初から早い。

これはマズイなーと感じてあえて最後尾へ。アップゼロと標高の高さからくる息切れ、標高故の低パワー、テンション高く突っ込んでしまうのは危険と判断し、J氏にペーシングをお願いして淡々と200w前後でクライミング。

やはりみんな飛ばしすぎなようで、一定ペースでも時間差スタートの前方グループに追いつきました。

登頂後はウィンブレ羽織って20kmのダウンヒル。前日に下見しておいて良かった。

下りながらアッキーさんやナナモさんらEMU勢の姿をチェックし、慎重に下ってST1+AS1へ到着。ダウンヒルが割と大変だったのでST1で小休憩して金精峠復路の登りスタート。

金精峠復路は予習時点で勘違いしていたことが先ほど判明。stravaの「丸沼高原から金精峠 11.17km 4.1%」を参考に遅くても50分と計算していましたが、実際はST1~丸沼高原までだけでも「7.0 km     360 m     5.1%」の普通のクライムがあります。ふざけんなwww

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ということで25:33かけて丸沼高原まで登り、そこからようやくstravaセグメント開始。J氏の絶妙なペーシングで金精峠復路のトータルは1:14に収まって狂った計算をしっかりと修正。ただ走ってるときはその登りタイムの誤差に気づいていません。危ない。

最初の足切りチェックとなるCP1には間に合いましたが、当然-16分遅れと時間の余裕はありませんでした。気持ち少し焦りつつ中盤戦へ向かいます。

金精峠往路/5.2km/365m/7.3%→23:02 ave.207w
金精峠下り~ST1+AS1 /20km/-923m/-4.6%→39:40
金精峠復路/20.8km/952 m/4.6%/1:14:25 ave.201w
 金精峠下り~CP1+AS2/10.1 km     -436 m     -4.3%     34:07
9:30予定→9:46通過(-16分)

山王峠~下り~AS3

山王峠は私が先頭でペーシング。先ほどの焦りからやや高めのアベレージだったのは反省。セグメント本日の7位とかだったかな。ちょっと焦ってた証拠。

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山王峠 climb/3.28km/236m/7.2%/14:30 ave.227w
山王峠下り~ST2/24.5 km/-668 m/-2.7%/56:52
ST2~AS3/7.8 km/-231 m/-2.9%/31:41
AS312:00予定→約11:40分通過

山王峠往路は穏やかで尚且つ綺麗、そして綺麗につづら折りするので登っててとても楽しかった。登頂後は再度ウィンブレを着てST2までダウンヒル。しかしかなりの曲者。

道が非常に荒くて急斜面であり、尚且つ長い。さらに初見であることに加えてすでに1,400UPを済ませた身で、路面状況や対向車等にも気を付けなければいけない。

くぼみや謎の段差に落ちてパンクしそうなくらいの衝撃を何度も食らってしまう。チューブレスの低圧+28cで本当に良かった。

多分あのゾーンで実際にパンクした人もいたと思う。

個人的に厄介なのは所々の穴が木陰で見えなかったこと。スピードは抑えてブラインドも慎重に。集中して声出して対向車くるよなどを呼び掛けてかなり疲労。ただ指や腕がほぼ疲れてなかったのはディスクブレーキのお陰でした。

ST2まで下山すると鬼怒川にかかる橋やその先の美しい瀬戸合の景色に出会えてメンタル回復。過酷なだけではなく、奥日光の美しい自然も醍醐味の一つですよね。最高。

その先ST2からAS3付近も慎重に下りながら、とはいえ先ほどの比ではない楽さ。トイレ休憩等も挟みつつAS3へ到着しここで食事の補給。

カレー2杯バナナ1本コーラ2本。この時点で20分巻きに成功。焦ってしまった山王峠往路とダウンヒルで稼げた様子。

~CP2+AS4大笹牧場ヒルクライム

補給を完了し、地獄のヒルクライム登り口までダウンヒル。第2CPに向けてまた登ります。

前半の山場となる大笹牧場ヒルクライムは2つの峠が合体して金精峠復路と同じようなパンチ力です。

ただしCP2は14:10が足切りタイムで、現時点12:00頃に麓でしたから今回は心に余裕あり。カレーでお腹も満たされ、焦る気持ちもなくなってペーシングを心掛けるようになっていました。

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AS3~登り入り口/7.3 km/-85 m/-1.2%/29:37 
大笹牧場ヒルクライム/12.37km/703m/5.6%/53:25 ave.200w
13:00予定→12:58通過

辺り一面の広大な牧場を横目に、六方沢展望台までave.200wでペーシング成功。無事にCP2へ到着してドリンクとエナジージェルを補給。

時間は予定通りで順調すぎる。毎回休憩もしっかりと取れているし、無理のないペーシングなので、写真もたくさん撮る余裕あった。でも空気は薄いので息切れはする。

~ダウンヒルST3

ダウンヒルは特に大きな問題なし。下り道中、スライドするみんなの苦しい顔を見るだけで、登りのことを考えてげんなりw

ST3に予定よりも早く着いてトイレ休憩したり余裕をもってチェックポイントを通過。このチェックポイントをそのまま通過してさらに下ってしまった方もいらっしゃた様子。悲しすぎる。。。わかりづらいよね・・・

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六方沢展望台~ST3/9.0 km/-680 m/-7.5%/13:50
13:30予定→13:17通過

復路~霧ヶ峰高原道路ヒルクライム~AS4

下ったところを再度登る。これが精神的にくる・・・

後半戦、ようやく復路の始まりです。

ここでは先頭をJ氏に交代してもらい再度ペーシング。ケイデンス高めでしっかりとペースを維持しave.220w前後で頂上まで登り、道中はかなりの人数をパスしていた。数字で見るとJ氏の体重的には4倍か?!

後ろから見ていたけれど本当にナイスペーシングでした。

登る前は頂上で補給をしなくていいかと話していたけれど、このクライムがかなりハードだったのでがっつり補給。パン×2 塩むずび×2 ジェル×1 コーラ×1 バナナ1/4×1

連続で山岳をペースで登るのは、無酸素領域を使うような苦しさとは違い、徐々に体を疲労が蝕んでいく感じ。特にJ氏はこの前のエイドで食べたカレーで胃をやられたらしく、うまく補給が出来ず徐々に疲労が表面化してしまう。。。

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つつじが丘駐車場 霧降高原駐車場/8.30km/646m/7.8%/41:09 ave.224w
14:30予定→14:15通過

AS4下り~AS3

大笹牧場の長いダウンヒル区間を終えながらAS3へ向かう途中、J氏の疲労がかなり表面化してきていた。

AS3までの僅かな平坦やちょっとした登り返しが苦しそう。AS3まで辿り着いて最後の補給と休憩に入る。

AS3ではカレーのルーはあるが塩むすびが無かったのでコーラ×2 パン×2 バナナ×1で空腹を紛らわせる。そして驚くことにこの休憩所でド変態カテゴリーでファットバイク参加という、本当のド変態(誉め言葉)の細さんが追いつく。EMU CAPで爽やかに声をかけていただき、休憩も早々に先に旅立っていく・・・まじか・・・

時間的には予定通りに進行しているものの体力面でどうなるか。ラストのゴールに向けて最後のエイドを出発してST4へ。

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AS4下り~AS3/19.4 km     -629 m     -3.2%     36:27
15:15予定→15:15通過

AS3~ST4

疲労の色が濃く出ながらも170w前後でペーシング。ST4は難なく通過。しかし復路はこれからハードな登りしかないという絶望感。景色は最高だけど本当に斜度がキツイよね・・・

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AS3~ST4/4.7 km/174 m/3.7%/18:00 ave.160w
15:30予定→15:35通過

ST4~山王峠復路頂上

今回のPEAKSで最大の難所は最後の山王峠復路。もうこれは絶対に間違いない。

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疲労感がマックスの状態で狭い道に荒れた路面、つづら折りと急斜面、そして26kmにも及ぶヒルクライムは過酷そのもの。本当にいつ終わんのよこれ?という感じ。

J氏はほぼハンガーノックのような状態で情報をなるべく遮断して集中して走っている状態。私は180w前後でペーシングしてなるべく集中を崩さぬように丁寧に登る。特にこの頃になるとJ氏と無意識でギアチェンジがシンクロするようになっている。

峠の道中、パスする方にはもれなく声をかけながら走り、なぜか「頑張ってください」と言われる謎。いやいやお互い完走目指しますよ~!頑張りましょ~!となるけれど、やはりみんな相当シンドイようで制限時間に間に合わないのでは?という空気を感じる。

道中、運営のgoproに向かって「余裕っすよまじでwww」って言っちゃったんだから絶対間に合いたい!恥ずかしい!!

あと細さんにも再度会えた。恐ろしく速いwww

私的にはトラブルさえなければ十分間に合うペースだと思っていたけれど、峠のセグメントは今年の17位。逸る気持ちがパワーに表れていました。心の焦りが垣間見える。さーせん( ^ω^)・・・

ST4 県道23号線 Climb/1.88km/80m/4.3%/7:01 ave.182w
川俣温泉~山王峠/15.37km/713m/4.5%/1:03:20 ave.175w
17時15分頃通過

~ゴールまで!

頂上をようやく通過。丁寧にダウンヒルをしつつ、後方から追い上げてきたTREK乗りの男性に声をかけて先頭を牽いて上げながら前待ちのJ氏と合流

そしてTREKさんはかなりキツソウで途中で千切れますと。でも諦めさせない二人。なんでやねん。

日本ロマンチック街道 Climb/1.68km/81m/4.8%/5:39 ave.215w

いやいや最後までいきましょう!ともう絶対に間に合うはずなのに謎の発破をかけて3人で最後まで。ここまで来て最後に千切れるのもね、なんかあれでしょ?

そして17時30分ごろ無事にゴール!!!!

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初PEAKS初完走

突発的にチャレンジしたくなったPEAKS。レースでもなくフォンドでもなく、自分と戦える過酷なイベント。凄い楽しかったです。

運営のスタッフの方々の努力や頑張り、愛情なんかがヒシヒシと伝わってきて、それが心地よくて、走ることだけに集中できて思う存分に楽しむことが出来ました。本当に本当にありがとうございました。そしてご苦労様でした。

J氏が一緒に完走出来たことが嬉しいです。どうなるかと思いましたがやはり一緒にやり遂げたかったので本当に良かった。一人で完走してもきっとつまらないだろうなと。あとはいつも走ってる人たちも巻き込みたいなー。

みんなの辛そうな顔を見たいwww


次回の鳥取も参加しようと思ったのですが、娘の誕生日と被っているのでDNS。嫁に怒られる寸前でした。ふー。セーフ。

また別の機会に絶対に参加します。ド変態もやってみたいですね!!

大人になってもこんなに挑戦させてくれる機会があるなんて幸せです。

ありがとうございました!

育休太郎 a.k.a K-TARO



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