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地域コミュニティはネットで活性化する

六人部(むとべ)です。

マチマチという近所の住民同士のためのSNSを2016年3月からやっています。首都圏を中心に千葉市・渋谷区など11の自治体と地域コミュニティの活性化に取り組んでいます。

日々の事業活動や様々な人との対話の中から感じているのは、地域コミュニティはインターネットによってより活性化していくということです。

目次:

・コミュニティの衰退
・インターネットでつながる
・地域コミュニティはインターネットで活性化する

コミュニティの衰退

「コミュニティの衰退」というのは、いろんなところで言われています。どのように衰退してきたのでしょうか?

従来は、自分の意志とは関係なく、気づいたら、学校、会社、地域などのコミュニティに属していました。

昔は、コミュニティにはいることが自然でした。「村八分」という言葉に代表されるように入ってない方が珍しかったのです。
助け合いや防犯・防災といった機能をコミュニティが担っていたからです。

醤油を隣人と貸し借りしたり、子供を預けたり、みまもり、みまわりなど、コミュニティがちゃんと機能していました。
共通の価値観や行動様式に基づいてコミュニティが成り立っていました。

戦後、様々な社会構造の変化によって、既存の地域、家族、会社のコミュニティは弱く、衰退してきていると感じている人も多いと思います。

人々が都市に流入しつづけ、村社会を中心とする「地域」のコミュニティは衰退しました。

そして、少子化や独身世帯の増加により、「家族」のコミュニティも弱体化しています。

最近では、終身雇用の崩壊や働き方改革によって「会社」コミュニティも機能しなくなりつつあります。

インターネットでつながる

(ソーシャル系のサービスは本当にたくさんあります。)

一方、インターネットの出現によって人々は、物理的な制約にかかわらず、いつでもどこでも、人とつながることが可能になりました。

私もはてな、mixi、Facebook、Twitterなど様々なサービスからその恩恵をどっぷり受けて生きてきました。

スマートフォンの普及率も70%を超え、誰もが常にインターネットにつながっている状態。

わからないことがればネットで検索する、必要なものがあれば1クリックでなんでも購入できる、個人でも自由に情報が発信できる時代。

珍しい趣味や興味を持っている人もインターネットのおかげで世界中から共通の「好き」を持つ人とつながれます。

地域コミュニティはインターネットで活性化する

私は、これからの地域コミュニティは、インターネットを活用することで、より活性化していくと考えています。

他の分野ではインターネットがどんどん活用されているのに、地域や住民を対象とするSNSは最近までありませんでした。

2010年にアメリカでNextdoorというご近所SNSが生まれました。

2018年現在、累計300億円を調達し、月間数千万人〜1億人が利用している巨大なサービスになっています。2020年には売上1,000億円にとどきそうな勢いだという予測も出ています。

Nextdoorが普及していくことで米国では、治安がよくなったり、災害時の情報交換や助け合いに活用されることで、地域コミュニティが活性化しています。

地域という場所でオンライン上のネットワークができることで、さらにオフラインのネットワークが活性化するということが起こっています。

インターネットはこれまでグローバル化の文脈で語られることが多かったとおもいます。しかし、ローカルでもオンラインのネットワークが出来上がることで、物理的にも近いため、さらにオフラインの活動が活性化するという事象が起こっています。

インターネットで世界中の友人、興味・関心、写真など様々なコミュニティがうまれてきたように、インターネットによって地域コミュニティも活性化していくでしょう。

地域コミュニティをインターネットで活性化させていくために、マチマチでは様々な取組を行っています。
事業が急拡大しておりまして、人が足りません・・マチマチでは一緒に取り組んでくれる仲間を探しています。
少しでも興味があったら、気軽に連絡ください。


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