ペルーでの日々の記録

ペルーに来て2か月が経過しました

任地40日目。今日は6月2日の日曜日。

タンボグランデにとっても特別だった日のようで2002年の6月2日、鉱山業の開発に打ち勝って農業で生きていく道を選んだ日ということ。

役場の勤務者は正装で集合し、9時からミサ、10時からは広場でセレモニーがありました。私も役場職員なのでスーツで出席。

任地の歴史については全然知らない。地中にミネラルが埋まるこの町はおそらく多くの会社にとって目ぼしい土地だったんではないかな。それに対して農業で生きていくという選択を町がしたということ、そのセレモニーからしても独立記念日的な祝い方だったのですごく大きい決断だったんじゃないかな。

もっとこの町のことが知りたい。農業で生きていく、町としてその選択をしてそれを誇りに感じている彼らとこれからどんな活動ができるのかが楽しみだ。


そして私個人にとってはペルーに来て今日で2か月が経過。

24か月あるうちの2か月。12分の1が終了したことになる。

来月になったら8分の1が終了する。

再来月になったら6分の1が終了する。

そうやって考えていくときっと2年なんてあっという間だよね。


あっという間だった!!といいたいところだけど、正直この2か月は一瞬ではなかった。普通に体感通りの2か月だった。笑

ペルーに着いて必死に語学を学び、リマでホームステイをして休みの少ない忙しい日々を過ごし

任地に来ても暑くて断水もあっておなかも壊して環境に慣れるのに必死。

かと思いきやホストファミリーや他の友人との人間関係でも問題がないわけでもなく。

そして活動についてはまだまだ見えず。

そんな日々があって今日を迎える。

今日今この瞬間の体感としてはいろいろ落ち着いている。活動も人間関係も、体調も。でもこの一瞬だろう。きっと落ち込んで上手くいっての繰り返しだから。

あと2か月は、いや、あと4か月はここの人のリズムや生活習慣を身体で覚えるには必要。頭でなくて身体で。

多分身体で慣れたらそのあとは一瞬な気がする。どんどん早くなっていくだろうな。


弱い自分的には早く感じてほしい。早く日本に帰れるし2年の途上国経験が早く得られるから。悩む時間も少なくて済むしね。

でもストイックな自分的には早く感じることは危機感だ。ああもっと任地に浸かればよかったという後悔だけは絶対にしたくないから。したくないけどもし任地に浸っていないのに一瞬に時間が過ぎ去ってしまったら、任地に浸っていないことに気が付けぬまま終わる可能性もある。

「あっという間にすぎちゃって何もできなかった!」とか「やったつもりの自己満足」はきっと誰よりも自分が許さないだろう。きっとSNSばっかり使って日本人の友人とばっかり連絡とってぬるい世界にいたらそうなる可能性は高い。(とSNSに書きながら言う私、笑)

活動においても焦らず活動をひとつひとつ積み上げて自分が納得いく帰国の形にしたい。


今の時代、どんな世界にいてもネットが使えればどことでも繋がれる。だから、任地にいるのに任地にいないことは可能。地に足つけなければ悩むこともないし辛いことも少ないし現実逃避して過ごせる。

でも、そういう協力隊生活を送りたくて協力隊になったのではない。

そう思うとやっぱりストイックに1分1秒の時間を大切にして、でもマイペースに焦ることはなく活動をしていきたいな。

今日は友人も何人かできてとても楽しい1日でした。(みんなありがとう!)

そうやって一歩ずつ関係を作っていきたい。


この町とこの町の人が好きだな~

そんな感じで思う2か月目の節目でした。

サポートありがとうございます!! いただいたサポートはペルーでの活動費用、地域や国際協力についての学び、出張費に使わせていただきます。