ペルーでの日々の記録

「先生!」って呼ばれてしまいました

任地177日目。水曜日。

今日は朝から少し離れた集落で異文化交流のクラス(9歳対象)を2つと環境×地元学のクラス(12歳対象)をやってきました。

そのあと農業課に立ち寄り少し話してお昼を食べ、午後は農業組織のミーティングに。

異文化交流のクラス、なんとも楽しかった。、

45分構成で、日本語とスペイン語で自己紹介、日本の位置からペルーと日本の違い、中国と日本の違いを、季節や言語、位置などの観点から紹介しました。そのあと一緒に折り紙を折って、最後日本語を教えて終了。

折り紙がどれくらいかかるかわからなかったので最後の日本語で調整。しかも前日にホストファミリーと折り紙を折った時、ハートのしおりでは難しすぎそうなことが判明したため急遽、超簡単な犬の折り紙にしました。

日本語は「こんにちは」「ありがとう」「ともだち」を教えました。

途中、みんなが「先生!」「せんせーーい!」っていうので、担任の先生かな、と思っていたらまなざしが私に向けられている、、!!

え、私って先生なの?!と思いながら初めて呼ばれる「先生」に笑みがこぼれました。

異文化交流は正直誰でもできる内容だし、そんなことしに協力隊になったの?という声も聞こえてきそうですが、

私は結構大事にしようと思っています。活動計画表の一部にも入れました。

もちろんこの町だからこそ必要とも思うけれど、どの任地もそういう交流の場を設けるのはありよりのありなんじゃないかなって思うんですよね。


異文化交流のクラスの話からはそれるけれど、環境と地元学のクラスをやっている6年生(12歳)の子たちに宿題を出しまして、「やった宿題の中で自分が新しく発見したこと、興味をもったことを書いてね」という内容があったのですが、

その回答が、「やった宿題」関係なく、「いくみに出会えたこと」「日本について興味がある」「日本のことをもっと知りたい」みたいに書いてありました。

宿題は、家族と会話をして身の回りのことを知ろうという環境系、資源系の内容だったのですが、まさか私に対しての内容が返ってくるとは思わなかった。

この町に外国人は珍しいし、でもこの町の子たちは外国人と仕事をしていくことになる。彼ら彼女たちが知りたいと思っているなら喜んで伝えたいし、日本をもし好きになってくれたら本当にうれしいなと思います。


異文化交流のクラスは、町の子供たちのニーズを知るため、生活を知るため、どんなことに興味をもっているか知るために接点を持ちたいと思い始めました。アイデンティティや町への誇りが薄い住民にとって、他の文化を知って自文化を見つめなおすこと、自分の生まれ育った町を知ることはとても大切なことだと思うのでその意味もあります。そしてあわよくばそのクラスを行う上で他のワークショップをやるためのスペイン語も身に付けられればいいなというちょっと不純な動機もありました。

そこまで崇高な目的はそもそもはそこまでなかったのですが、やってみて、日本のファンを増やしたいなあとか、もしこのクラスに興味をもって家でもう少し調べてみようというそういう外向きの思考が生まれたらいいなとか(外国人と商売をすることが多い町なので)思うようになりました。


今日のクラスの先生たちは、最初あまり印象が良くなかったのか、約束した時私に対してあまり好意的に見えなかったのですが、クラスが終わった後、来週ももちろん来るんでしょ?え、?やってくれないの?と言われたのが嬉しかったです。

先生も一緒に折り紙をやってくれて楽しんでくれたみたいでした。

この活動は自分のほかの活動の合間をみてちょこちょこやっていこうと思います。

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