上を向いては歩けない。の話。

見上げてごらん。上を向いて歩こう。

何世代か前のキャッチーなフレーズ。自己責任ですべてを片付けられてしまう無責任な体質のひとつの影。

何かの階段でも登りたいのかしら、と思う。

私は見えない梯子は求めない。考えない葦は枯れるだけ。

誰かと一緒の行動をしなきゃいけないとか、共感を絶賛するムーブとか、息が苦しくて仕様がない。

どうせなら上を向いてバイクにでも乗る想像をしてみればいいと思う。事故にならないかどうか考えてみるといいと思う。

見つめなくても、空は在る。なんなら人工衛星が飛び放題だ。

祝うことは日常であるが、アピールすることを日常の主たる目的にするならそれは宣伝であり誰かが誰かのための収益を目的としたものだ。建前の主語など要らないから、一刻も早く涙をこぼしたりひとりぼっちのひとに本人が望んだ祝いが届くことを、私は思っている。


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