子どもは親の常識を広げる

4月に入った。今日から上の子どもが小学生になり、学童に通い始める。ギリギリまで準備しないのがモットーな私も、とにかく勝手がわからないので、今回ばかりはいろいろと調査をした。年長の6月くらいに、保育園のママ友のFacebookを見て、急いでランドセルの予約に行ったのもいい思い出だ。がっはっは(中川淳一郎さんの真似)。

アドバイスはするけど、選択は自分で。ランドセルの色も、用品もすべて自分で選んでもらった。

「はい、自分で選んで。」

私が買い物かごを示すと、子どもは迷いもなくポンポンと用品を入れていく。そのたびに私は、心の奥底で「うぐっ」という言葉をかみしめる。ポン、うぐっ、ポン、うぐっ。

そしてこのように一通りの入学グッズが揃った。

うぐっ。

なぜ、うぐっとするのか。
私の子どもは女の子なのだ。


言い訳をするけれど、昨今のランドセルのように、ありとあらゆる色が揃っているものについては、そこまで「うぐっ」とは思わなかった。青がいいと娘は言ったのだが、青が男の子仕様のスポーティーなものしか展示がなく、水色か紺にしたら?と示したところ、紺を選んだ。(写真だと黒に見えるが実は紺)

ところが文房具店に行ったとき、ほとんどのものが、赤系か青系にわかれていると気付いた。小学校指定の防災頭巾カバーを買ったときも「男の子ですか?女の子ですか?」と聞かれて「女の子」と言ったら赤を渡されたので「…なんですけど、青が好きなんで青ください」と言ったら怪訝そうな顔をしていた。

何にうぐっとするのか。2色展開されているものは、明らかに男の子用、女の子用として用意されているように見えてしまう。そこに、私自身の常識が「男=青、黒」、「女=赤、ピンク」となっていてアップデートされていないから、どちらを選ぼうと自由なのに、うぐっとなってしまう。

子どもは他の子から何か言われるのではないか?と思ったのだ。これは私自身の常識の問題なのだとよくわかっている。(もし私がそんなことにとらわれていなければ、子どもが何かを言われても「そんな時代遅れなこと言う子いるんだ…」となるはずだ)

最近では、名簿も男女混合らしいし、男女の区別はなくなってきているのではないかと思うけれど、自分を育ててきた常識はなかなか捨てられない。子どもはこうやって親の常識を広げてくれるのだろう。自分の選択に誇りをもっていきてくれい。


最後にちょっとお知らせです。

実はあと2日で私が企画、編集協力をした書籍「子どもの性同一性障害に向き合う」(西野明樹著/日東書院)が発売されます。

主に3歳くらいから中学生までの、性別違和を抱える子どもたちにどう向き合うかをテーマにした本です。偶然にも、この本のコラムの中にもランドセルの色の話しも出てくるのですが、男の子が好きなヒーローものは赤がイメージカラーになっていることが多かったり、女の子の好きな色には水色が上位にランクインしていることが多かったり、意味付けをしているのは大人のほうなんですよね。(この本を担当してきたにも関わらず、自分のなかにそんな常識が残っていることに驚いたわけです、ほんと)

どんな内容かは、また後日書きたいと思います。気になる方いましたら、本屋さんAmazonなどでぜひチェックください!


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

サポートありがとうございます!これからも自分にまっすぐ向き合って文章を書いていきます!

ありがとうございます!
12

私を彩る your note

私の感情や行動をカラフルに彩り、視野を広げてくれた 特別な『your note』をまとめています。作品や人生に対する熱い想い、寄付、IGBTQ関連が多めです🏳️‍🌈
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。