の、前にインド母娘出張。
「一緒に行ってくれると助かるんだけど」
と、12歳になったばかりの娘を2年ぶりにインド・デリーに誘いました。
こんにちは!バリ島発オリジナルバッグ "sisi"の生島尚美です。
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あ、一応自己紹介を。では、またまた本文に戻ります。
確か前回と同じ4泊。
用事を済ますだけならば2泊ぐらいで済むのだけれど、やはりインドまで行くんだし、もうちょっと、ね、というのが今の私にとってベストは4泊。
前回は「えー、タージマハルは見てみたい」という娘のためにアグラと呼ばれるところまで鉄道で行きましたので、行かなかった今回はのんびりデリーを堪能しました。
インドは大きな国で、私が知らない所の方がもちろん多い訳です。なんやかんや言って、インドへの訪問は恐らく今回6回目ぐらいかな?
今回の旅、まずはシンガポールで人に会う予定があったので、リサーチ&トランジットも兼ねて3泊。
シンガポール自体は15年ぶり4-5回目ぐらい。
「15年でものすごい発展してますよ〜〜」といろいろな方に教えて頂きました。
実のところ、「発展」には興味が無い私。
15年前に来た時には様々なパステルカラーで塗られたちょっと趣味の悪いビルが建ち並ぶ、物価の高い街、という印象しか実は無かったのですが、今回、そんな建物はすっかり無くなっていた!(ような)
在住の方に聞いてみた所「押さえた色で塗って行こう」となったそうな。ホッ
とは言えバリから行く私たちにとっては度肝抜く物価。ジャカルタの倍ぐらい???
ローカルな屋台(と、いっても屋内)などに行くとバリから来ると「3-4倍ぐらい」の値段(同じく屋台の価格)で食事出来ます。
でも、その内容はバリの「屋台」にはあり得ないようなたくさんの種類、高度(?)な中華やデザートがあって娘と目が♥️
とは言え、硬派な(?)娘は「お粥食べる」なんていうんだから、やっぱり渋い!
高くて暗い狭い、であろうホテルに辟易してる(15年前の記憶)私は思い切ってユースホステルの個室を頼んでみました。
ユースなんて泊まった事無くて、大人になってから、それも娘と一緒じゃないと勇気出して泊まれないわ〜〜、とワクワク。
結果
やはり「独房」?というぐらいのせまさと暗さ!
これならあと数千円払って、これまた狭いであろうけれど、エアビのマンションの1室借りたら良かった〜〜、と思っていた所、これまたやっぱりクールな娘が「えー!?って思ったけど、ママと一緒ならどこでも楽しい。猫居るしね、ここ」と言うではありませんか。思わず「結婚して!」と言いそうになりました。うんうん、良いぞ、さすが分かってるな、娘!肉まん食べさせたろ、大好きなソフトクリームも。
行く先々で熱いものを猫舌ながら必死で食べる彼女のさまがおかしくておかしくて。
私が写真撮ると、すぐにチェックして「ママ、これ、載せたら許さないよ!」と言うのだけれど、絶対載せられるのも分かってる。
しょうがない、ママの娘に産まれちゃったんだからさ。
シンガポールでの大きな目的はこの方々に会う事でした!
いろいろと面白い事を彼らと企んでおりますので、シンガポールにお住まいの皆さん、どうぞお楽しみに。
そして向ったインド・デリー。
2年前に来たので特に空港などに変化は見られませんでした。
皆さん、インドに対するイメージってどんなものでしょう?
「暑い」(灼熱)
「危ない」(交通事情だったり、騙されそう〜)
「汚い」(臭いし、道にいろんなものが落ちてそう)
「人間がしつこい」(空港を出た途端 騙される、とか)
「カレー」(この歳になると食べ続けられない!)
もちろん良い印象を持って行かれる人も居るとは思いますが...
「インドに行くと人生観が一気に変わる。大好きか大嫌いかのどちらか」
なんて言いますよね。
ま、私は初めて行ったのもバリ島を経て、だったのと学生の時長くインド料理屋さんでお仕事していたのもあり(コックさん達はネパール人だったけれど、社長がデリーの人でした。たくさんのお客さまも)、免疫があったのもありますね。「なるほど、こういう感じか...ふむふむ」と受け入れました。
さて、今回の娘と行った4泊のインド・デリー。
ひと言で言えば
「すっかり甘やかされた至極快適な日々」
でした。
空港を降りて市内へ行くタクシーを頼みあっさり乗る。
空港内では感じませんでしたが、空港の外に出るとすっかり綺麗になってちょっと物足りない程でした。ちなみに、油断してましたが、「デリー、空港タクシーから騙して来るぞ!油断するな!」と色んなブログで書かれていたのだった...私たちはチケット持って外に出たらあっさりジェントルなおじさんがやって来て「はい、こちら。荷物入れますからね、待っててね」と。
そしてちゃっちゃと指定先の場所に行ってくれました。
そして、その滞在先は airbnb(民泊を紹介するサイト)でお願いしたディフェンスコロニーという閑静な住宅地。
外に出ても「用事のある人しか」居ない、安全安心な場所。私たち母娘が歩いていると珍しそうにチラリ、と皆さん見ているものの、こちらから挨拶したり道を聞いたりするまでは声をかけてらっしゃらないスマートさ。(物売りやリクシャーのドライバーさんが声かけて来るような事は無い。まず、そういう人たちが居ない)
上品な老夫婦ととびきり美人の娘さんが暮らす、イギリスの映画に出て来るようなアパートメント風の(ああいうスタイル、なんて言うんでしょうね)螺旋階段で各階に行け、各フロアに2室程お部屋がある。4回建てが全てここのお家。
奥さまはお料理もお好きらしく、お料理担当のお手伝いさんと毎朝お料理。その様子をじっくり見させてもらいました。それも、今回の旅は仕事や用事をたくさん詰め込まなかったから。
私たちのお部屋は3階(インド、英国風には2nd Floor)、1階のお部屋もairbnbで貸しているらしく、そこに泊まっていたアメリカ留学経験もある、というネパール人女性と毎朝大いに盛り上がりました。(私が知ってる片言のネパール語に大喜び)
特に私が「娘を連れて来たのはバリの税関対策とハードなインド人対策である」という言葉に椅子から転げ落ちそうなぐらい大笑い。皆に「ねー、聞いて!naomiの話 聞いた?「子供は借りてでも連れて行け」だってさ!わっはっは」と。
↑毎朝家の前まで売りに来てくれる移動式八百屋さんにて奥さん(娘の向って左)や親戚(右)の女性、ご近所さんとワイワイお買い物。
便利な立地、それもこれだけ安心なアットホームな素敵なステイ先。毎朝手作りのレストランでは食べられない家庭料理でもてなされ、私たちの行く先を皆で「あれで行ったら良い、ここからこうして」と親切に教えてくれる。
更に!!
デリーでアロマ教室をしていらっしゃるクラナ京子さん親子が今回、私たちのお世話(?)をずーーっと見て下さった。
お世話を、というか...ずーっと一緒に遊び続けていた??ような。
クラナさんの教室?ショップでありお家のことをご紹介していらっしゃるブログです。クラナさん自体はSNSなどほとんど「更新しないから皆さんがブログで案内してくれてる方がよっぽど詳しくて新しいの💦」とのこと。
娘同士もすっかり仲良し。
年上の兄貴のようなモテモテ女子(インドじゃそういう強い女子がモテるのかしら?)のAちゃんにうちの娘もノックアウトされた♡みたい。
仕事が簡単だったので、自分の趣味(?)のことにも色々時間が割けました。ホメオパシーという「同種療法」。日本では製薬会社さん(国との関わり強し)の意向が強いのか「怪しいまじない」程度にしか扱われていない場所も多いですが、こちらインド、そしてイギリスやヨーロッパでは専門の病院や、写真のように「薬局」も存在しています。(イギリスでは女王が持っているホメオパシーの病院があるそうな。学校もしっかりあります)
そこに行って、相談したり、レメディと呼ばれているお薬(ケミカルではない)などを買い足したかった私。なによりも、インドで、どういう扱われ方をしているのかを見てみたかった。私が↑のように持病の説明をしてワイワイやってる間にも日本では「ホメオパシー」から一番遠い位置にいるような50代前後のビシッとシャツとスラックスで決めたようなおじさま方が処方箋を持って何人もやって来てはレメディを購入していました。
また、私も観たかったが、娘に見せたかったのが
ひと言で言えば「ボリウッド」映画を生で観れる!ミュージカル劇場。
劇場内の撮影スポットで浮かれる私。
劇場内はNGK(なんばグランド花月ぐらいの大きさ...って一部の人しか分からない!)ぐらい、いろんな意味で。なかなか立派でいやがおうにも盛り上がりました。グルガオンというデリーの郊外で最近外国人にも人気のエリアになりつつある(住むのに)そうです。
あまりに長いブログになって来たので簡単に書きますが、映像と舞台を組み合わせたり、天井からキャストが降りて来たり、客席に飛び込んだり、となかなかの演出で2時間半(途中休憩あり)の上演時間もそんなに長く感じなかったですよ〜
実はこのすぐ近くにうちの生地をお願いしているジャイプールの工房の社長の義妹さんが住んでいるアパートメントがあるそうで、彼女に「お支払」も仕事のひとつ、としてあったのです。郊外だったので、わざわざ、と思っていたら、この劇場のある駅から1つ隣!
なんて、甘やかされてるの、私っ
今回、こうして何度かインドの一般のお家にお邪魔させて頂く機会があったのですが、皆さん本当に素敵な所にお住まいで、絵になる〜〜
義妹さんのお家の周りも子供たちが公園でワイワイと遊び、ミニスーパーもあって「日本人も数組住んでるわよ!」との事でした。
なんか、いわゆる日本人がきっと思ってるであろう「インドのハードな印象」が崩れて行きました。ちなみに、朝夕は乾燥しているのもあり、そんなに暑く無くてちょっと羽織ものが暗くなると必要な程でした。
そしてどこに行ってもポチャポチャの娘(私も?)はギュウギュウハグをしたくなるようで、女性の皆さんにはミッキーマウスにするようにしてもらい、「お食べ、お食べ」と美味しいものを口にギュウギュウと詰め込まれていた娘。
「断る事を覚えなさい!」
と、ママに注意されるも「だってー、断る前にもう用意してくれるんだもん」と娘。うん、確かに。
ご紹介したい写真やエピソードは山のようにあるのですが、それはまたリクエストいただけましたら「お話会」でも企画してしましょうね!
そんな、今回はサラッとインドの母娘出張旅のお話でした。
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