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2004/06/10 14:01 ネパール2日目

とてつもなく深い眠りだった様な気がします。窓を開けると本当にすがすがしい朝の光。あぁ、ここええわ~、としみじみ。 前の通りは中々やかましいのですが、ちょっと通りを入ると一気に静かになりますね。あとでゆっくりバルコニーで過ごそう、、、

 とにかく昨日久々にmy macちゃんを繋げたのでたまっていたメールの御返事やらなにやらを書き続けました。う~~~ん、気持ちが良い!日記もアップしないと。 この出張なのかなんなのか分からないこの旅を出来るだけタイムリーにお送りしたいー、と思っています。「こいつ仕事もせずに何をやっとんねん」とおっしゃらず「ははは、しっかりしなさいよー」と笑って許して下さいませ。 一応ポイントを押さえて仕事はしております(また言い訳)。しかし、あれですね、バリに13日に入る事になったんですが、それ以降どうなるかがなんだか恐ろしい。。。武者震いと言うよりも前の出張の事を思い出してなんとも言えず恐ろしい気持ちになって来ております。いやはやそんな事を言うててはなりません。このバンコク、ネパールの時間に余裕のある時にスケジュールを考えたり、今出来る事を出来る限りして行ってバリでもちょっと余裕を持って仕事を出来る様に、、、それは無理かな。あぁ、『嵐の前の静けさ』をじっくり楽しみましょう。

 9時半頃にホテルを一度出、marvelトラベルへ。社長が居なかったものの「つなぐんでしょ、はいどーぞ」とスタッフがあっさりと奥に連れて行ってくれました。 メール送受信~~~!気持ちが良いなぁ、、、日本と比べるとそうですね、、、どれぐらいの差があるでしょうか。20倍ぐらい?とは言え、自分のパソコンがつなげる有り難さ!日本にずっと居ると感じる事の出来ない感謝の気持ちです。そのうちにドルバ社長も現れて「あれ、チャイ飲む~?」といつもの通り聞いて下さる。チャイ、美味しいですね。 なんと言うんでしょうね、「毎日飲む日常チャイ」。生活の一部になっている美味しいお茶。あぁ、好きだ。 メールが来る来る、どんだけ来るの?と言うばかりにやって来ます。普通の人がどれぐらい来るのかは分かりませんが、来る来る。いや~、仕事やるぞー、おー!と気合いが入ります。

 お昼は前回の滞在の時に2、3回気に入って栗と行った韓国料理屋さんの『PICNIK』に行くつもりでした、が社長から「ナオミさん、ご飯食べる?家行くから一緒に行きましょー」と誘って下さる。面倒くさがりなのと気が小さいのもあっていつもならば断る所ですがここいらに住んでいる人の家を覗けるのは中々無い機会。更に社長は外国人慣れしてるのであっさりと行けるだろう、と言う事で(これがポイント初めて外国人見る!と言う様な家に行くと一生帰れない。ほんとに 親戚から御近所全部集まって来ますからね)着いて行きました。 豪邸に住んでるんだろうか、と思っていましたらうるさい道からひょいと中に入った静かな小道の中にあるアパートの一角。「人が一生懸命手で作った」と言う建物で良い感じでした。「ストの最中だから」と言う事で3日前から学校が休みらしく子供達がたくさん居ました。興味津々でワタシの後をくっついて来ておりました。 タイミングよくさいころキャラメルを持って来てたもので皆様にお分けしました。(もっといっぱい持って来てたら良かった) 可愛い奥さんが「あなた、お客さん来るなら朝から言ってよね、もうっ」と言うてはった様で、「ごめんなさい、肉ないです、マメだけね」と社長は言うてはりましたが美味しいダルバートをごちそうになりました。「美味しいは少しだけだと言ってますねぇ」と(そんなに美味しくないよ、って事でしょう)奥さんが言うてる事を通訳して下さいましたが、本当に素朴ながらも味わいぶかかった!そんな経験買えないですからね、ほんまにありがとございます。 ここんところ私もお祭りやら結婚式でも無い限りバリ人のおうちでご飯ごちそうになる事も無いですもんね。 こうして出張だけでバリに来る事になってるとそう言う機会は本当に無くなって来るんでしょうねぇ、、、ダメだダメだ、そんな生活はあかん~~~~! 軌道修正しなくては、本当に。


 一度部屋に帰ってメールなどを書いてから3時過ぎ、陽が傾きだしてから(まだ早いか)本屋さんと刺繍布屋さんに行く事にしました。 ちょっと部屋でテレビを観ておりました。タイに比べて私にとってはこっちのテレビは面白い。英語で映画もしてるしなにせインド映画やインドポップスなどがプロモーションビデオ状態で延々と流れている。これがたまらなく面白い。 いや~、前の出張の時も書きましたがインド人の女の子の可愛い事!むちむちで冗談ぐらい目が大きくて本当に生身では無い様。日本人もこれぐらい平均がむちむちしてくれていると良いんですけどねぇ、、、世の男性はドキドキして大変かも。私も目立たなくて良いと思うんですけどねぇ、、、(いや、むちむちとはちょっとまた別の存在か)

 逆にタイも特にそう思いましたが、細いですね、冗談ぐらい。バンコクと言う都会だから、と言うのもあるんでしょうね。日本も都会に行くと女子は皆ほっそいですもんね。そんでもって皆同じ様な格好で髪型。皆可愛いけど見分けがつかない。いや、それは歳のせいでしょうか?私の???  でも、バリでもそうですよ、結構。日本の女の子は見分けが中々つかない。しかし、台湾人や韓国人とは違うのすぐに分かります。顔と言うよりも格好。髪型もすぐに分かりますね。茶色いと日本人ですね、まず。何枚も服重ね着してるのも日本人。(可愛いですが)あと、夜に帽子かぶってるのも間違いなく日本人。陽焼けは大敵!ですが、夜はええんちゃうかな、とちょっと個人的に思っています。ぼやくと友だちが「ちゃうねん、あれは髪型がぺったりなってしまってるからやねん」と教えてくれました。なるほどー  

 それはともかく、ま、インド人の様なボリュームを私達アジア人に求めるのは無理なのでしょうね~~。しかし可愛い。うーん、可愛い。しかし、タイ人の女の子も可愛い。いやいや、そう言うと日本でもテレビ観てたり雑誌見てたりすると本当に可愛い。「どうなってるんだ」と思う程。お肌もつるつるだし。 あ、そう言えばインド人も美しいですが見分けはつかないかも!うーん、やっぱり歳なんでしょうねぇ。ちなみにバリ人も皆同じ格好していますね。

 バンコクでH木ちゃんと歩いてて「皆、ほっそいなぁ」と言うと「薬のんどんのですよー、あの人たちは!」と言うてました。そうなの?それって普通の薬なの???と心配になるおばちゃんでした。バンコクだけに心配な所です。夜車で送ってもらってても明らかにきまっちゃっている若い男の子とかがバイク二人乗り、ノーヘルでつっぱしっちゃっておりました。J平さんは「あんなんにこの前ぶつかられてさ」とぼやいておりました。皆、気をつけてね、ほんまに。
 
 結局出かけたのは5時半頃でした。ぶらぶら歩いてまずカシミール刺繍屋さんへ。 今回の布仕入れのひとつとして去年の秋冬に出したカシミール刺繍のバッグにも使った布を買いにやって来ました。日本からもメールを出していたのでここのボスも奥から私の顔を見て「待ってたよ~、いつ来るのかな?って思って~~」と勢い良く飛び出して来ました。 「とにかく2階へ」とお二階へ。 チャイと共に出て来る出て来るどんどん布が。 今回ハンドキャリーだけのつもりだったのですが、やはり実物見ちゃうとあきませんね。 全部欲しい~~~~! 今年は去年と違ってもうちょっとカラフルなグラニーバッグにしよう、と思っておりまして、それを考えてもやはり手持ち出来るぐらいの量ではどうしようも無い、、、「そりゃ、あかんよ、送ったらいいじゃない」と2人にとくとくと言われる。 それはそうなんだけど、私が心配しているのはネパールからインドネシアに布を送った場合、明らかにbea cukai (税関)に「飛んで火に入る夏の虫」状態ですぐに「金よこせ~~~」と言われるのが目に浮かぶ、、、。 (以前日記にも書きましたが「中古の本」を送って本体の3倍ぐらいの税金を請求された上にたらい回しにされ2週間かかった経緯がある。もちろん税金は払いませんでしたが、そこまでに至る時に消費したお金は、、、くそー) とにかく「奥の手」をこそこそと考える私達。 明日またインドコットンを買いに行くのでその量も踏まえて考えるわ、と言う事になりました。 それにしてもmanis(英語でsweet)な布ばかり!あぁ、、、!この仕事やってる醍醐味ですねぇ、全く。自分の好きな布で好きなものが作れるんですからたまりません。去年もカシミール刺繍を使ったグラニーは2日ぐらいの予約だけで売り切れた幻???と言えるぐらいの商品。 今年は一体どうなるんでしょうか? お楽しみに♪ この時点で本日3杯目のお茶を摂取、、、美味しいなぁ、全く。

 続いてニット屋さんに。 去年は幾つかの雑貨とオリジナルニット帽子を頼んだお店です。 だから実はあるんですよ、とっても可愛いオリジナルニット帽子が。私はすでに個人で2つぐらい去年から使っておりましたが。。。店長曰く「ちょっと一般受けはしないかもねぇ」だそうですが、そうなんでしょうか?そうなんでしょうか??? あえてちょっと大人がかぶるとたまらなくキュートだと信じています。 奈良店にてお確かめ下さいませ! で、話は戻りますが昨日お店の前を通った時にここのボスが「おっ」と言う顔をしてたので「namaste」と挨拶していたのでお店に入ったとたん「来たね」と言う顔をなさっていました。

 色々お話して商品を購入して「お茶飲む?」と言うお誘いを(お店に入るとまず言われる)ありがたく断って(変な日本語???)ビニール袋をよいしょ、とかついでまたもやぶらぶらと本屋さんに出かけて行きました。 本屋さんのすぐ近くでたくさんのネパール人の男性が集まってわいわいがやがやとやっている。最初はなんか売ってるんかな、と思ったのですがどうも喧嘩をしている様。 交通の秩序ってのもが存在しないのかい?と言うぐらいのすごさなのできっとぶつかったんでしょうねぇ。かなり声を荒げて怒っている人が数人。そしてこれでもか、ってぐらいの野次馬。 バリと一緒ですねぇ。 私もちょっと見てましたが結構エキサイトしていたのでなんか飛んで来たりしたら困るわ、と本屋さんに逃げ込みました所、店主のおじさんが「あ、ちょっと待っててね」と私に代わって外に飛び出して様子を伺っておりました。

「最近ネパール人はクレイジー」とぼやいておられました。最近なのだろうか、、、とにかくどことも大変ですなぁ。

 ここのお店は本当に日本語の本が多くて圧倒されてしまいます。(sisi1号店も頑張らなくてはっ) 何を読もう、何を読もう、とうきうきしてしまって中々選べない。 私はいつもそうですね、本屋さんやビデオ屋さんなどに行くと一気にアドレナリンがどっと溢れてあわあわとなってしまいます。 なんかいつもとちゃうのんを読もう、と思って探したのですが結局田辺聖子の源氏物語についての本(前に源氏に出て来る脇の男性達について書いてあったものが非常に面白かったので)とまたもや、、倒錯?している「藤沢周平」のシリーズ物をひとつ買ってしまった、、、ここでも「いたしかたあるまい」とかぼやいているんでしょう、私。

 近くの韓国料理屋さん『picnik』に行くつもりがあまりお腹が減っていなかったので結局部屋に帰ってしまいました。近くのパン屋さんで明日のドーナツをひとつ買って。

 部屋に戻って映画チャンネルをつけると、、、E.T.が!!!!E.T. go home!!! 釘付けになってしまいました。しかし同時にお腹が急に減りだす、、、何故だ??

 とにかく急いで出かける用意をして、しかしE.T.から目が離せない、、、D・バリモア、顔変わらんなぁ、、、とか思いつつ「とにかく一番良い所には帰って来ないと!」と焦って出かけ、「うーん、インド料理か、近所の食堂のトゥクパッ(ちゃんぽんみたいなもの)か、、、」と真剣に悩みながら結局インド料理へ。 パラックパニール(ほうれん草カレーにパニールと言うチーズみたいなのが入ったもの)とパラタ(うすいパンですね、全粒粉で作った)とヨーグルト、更にラッシーを頼んでぱくぱく摂取してからちょっとはや歩きで部屋へ。 ちょうどE.T.が連れ去られる場面から。あぁ、エリオット!泣くな、後で上手い事行くから、と思いつつも何故か私も涙目、、、 あぁ、E.T.に私は過去何度泣かされているのでしょうか??? E.T. go home! あぁ、良かった、良かった。 微妙にお腹が重く、胃薬を飲んで寝ることにしましょう。

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