コーヒー_ミルク

コーヒーフレッシュの原料は〇〇!?原材料表記を見ることの意義

皆さんはお店でコーヒーや紅茶を頼む時にミルク付けたり、ファミレスのドリンクバーで置いてあるポーション(コーヒーフレッシュ)って利用しますか?

ミルクと言われると聞こえは良いですが、実はアレ、ミルクじゃないです。

よく口にするものが何なのか、ちゃんと知らないと損します。

そこで今回は、コーヒーフレッシュの原料についてと、原材料を知ることの意義ついてお話します。


1.コーヒーフレッシュの原料とは?


まずはこちらのコーヒーフレッシュの原材料名を見てください。

ちなみに原材料名というのは、使用量の多い順に上から表示されています。

これで言うと、コーヒーフレッシュは「植物油脂」が1番多く、つまりコーヒーフレッシュは油でできているということになります。

よく「ミルクお付けしますか〜?」って聞かれますが、あの時渡されているのはミルクではなくです。

油を乳化させてミルクっぽくしてるって訳ですね。マヨネーズだって基本油でも白っぽくまろやかな味わいじゃないですか?乳化させることでそれと同じようなことをしてる訳です。


2.コーヒーフレッシュを使うことで得をするのは企業側


じゃあなんでカフェとか企業側はミルクと言ってこれを渡すのかと言うと、純粋に聞こえが悪いからです。

「ミルクお付けしますか〜?」

「ミルクっぽい油お付けしますか〜?」

だとどう考えても前者の方がいいですよね。油なんて欲しがるお客さん居ないと思いますし…

そして他にも企業側がコーヒーフレッシュを使うメリットは2つあります。

まず1つ目はコスト削減です。

一般的にミルクの原材料費は高く、今流行りのタピオカミルクティーで言うと

・タピオカ→5円
・ミルク→30円

とミルクはタピオカの6倍近く高く、タピオカを増量するとかさ増し出来て店側の儲けが増えるカラクリがあったりします。

なので、ミルクではなく植物油を使うことで企業側はコスト削減ができます。

2つ目は保存性の向上・ロスの削減です。

ファミレスに置いてあるコーヒーフレッシュって基本ドリンクバーの所、つまりは常温で置いてますよね?

ミルクだったら普通腐りますが、コーヒーフレッシュは油で尚且つpH調整剤の作用で常温で長期間保存が可能です。

もしミルクなら使わない分が出たら廃棄、つまりロスが出ますが、コーヒーフレッシュなら基本的に廃棄が出ないのでロスが出ません。

以上の事から、お店(特にチェーン店)では使われることが多いです。


3.認知度の低さが1番の問題


この「コーヒーフレッシュの原料は油」という事実、結構周りの人に話したりしますが知ってる人は極わずかです。

お店のコーヒー苦いから使いたいとかならそれしかないし仕方ないんですが、家で使うように買うのは良いとは思えません。折角普通のミルクあるのにわざわざ買う必要無いと思います。

1度だけファミレスで見かけた親子が「カルシウム摂らなきゃダメよ〜」とコーヒーフレッシュを与えてたのを見た時は本気でビビりましたし言語道断です。「お母さんそれ油ー!!」って心の中で叫んでましたね(小心者)。

ちなみに牛乳の乳成分だけ抽質したクリープの方が安全に美味しく作れるのでオススメです。


4.原材料を知ることの大切さ


さっきのファミレスの親子のように、その食品が何なのか、ちゃんと知らないと子どもにミルクのつもりが油を与えることになったり、色々と損します。

もちろんこれはコーヒーフレッシュに限らず、日常の買い物でも同じです。

コーヒーフレッシュは買わない限り原材料見る機会なんて無いですが、日常で買うものなら裏側に原材料名基本書いてあります。

やけに安いと思って原材料名見たら謎の材料だったり大量の添加物が入っていたりとか、人気の商品でも原材料名見ると驚くこと結構あります。例えば人気メーカーのグラノーラ、あれの原材料名で最初に出てくるの「砂糖」です。

もちろん買う商品一々全部見るのは難しいしそもそもめんどくさいと思います。自分も原材料名全部見るなんてめんどくさくてやってません。

ただ、日常でよく買う商品(毎日のように摂取することになるので)や、ちょっとおかしいなと思う商品(やたら安かったりメーカーが謎の所等)があったら見てみてください。

コーヒーフレッシュのように意外なものが原材料になっているかも知れません。


5.まとめ


コーヒーフレッシュが油だっていうのを初めて知った方も多かったと思います。

何事もそうですが、裏側を見てみると企業の策略だったりが見え隠れして結構面白かったりします。

今回はコーヒーフレッシュとグラノーラに触れましたが、その他にも意外なものが原材料が含まれているものは沢山あります。ネタが固まればまた投稿しますが、皆さんも是非自分の目で原材料確認してみてください。

身体を構成するのは食べ物から、食べ物を選ぶのは自分、自分が危険な食べ物を避ける知識を身に付けれれば、毎日の食の見方・選び方が変わり、食がちょっと面白くなるかも知れませんよ。


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