地方配属ばんざーい 🙌 😂
岡山に住み始めてからもうすぐ2年。
2年前に、「岡山配属です。」と
会社の人事から電話で言われたとき。
「なんでですか。なんで配属面談の時に、
あんなに東京にいたいですってアピールしたのに、岡山なんですか！納得いきません！！」
という一言を
言えるはずもなく....
「わかりました。
ご連絡ありがとうございました。」
と平然を装って、電話を切ったわたしは、
バイト先の渋谷のビル角で、
声を出しながら泣きました。
涙がようやく止まった後に
真っ先に行ったことは
Google Map で「岡山」と検索。
ポチ
恥ずかしながら、岡山がどこにあるのか正確に把握していませんでした。
🤭
当時の私は、岡山がきびだんごや後楽園で有名なことすら知らなかったんです。
(そうなんです 。教養がないんです。)
そんな私ですが、単純な性格が故なのか
住みはじめてすぐに
岡山県を好きになりました。
(倉敷の美観地区、有鄰庵の幸せプリン)
あれれ
でも、同期に
「岡山のなにがそんなに好きなの？」と聞かれたとき。
ん？わたしは岡山のなにが好きなんだ？
と、頭が真っ白になりました。
🐟たしかに魚が美味しいし(特に鰆が美味しいです！)、
🐟岡山駅付近は申し分ないくらい住みやすいし(東京の実家より全然都会)、
🐟少し電車に乗ると自然もたくさんあるし(緑がきれいやで)、
🐟西日本一大きいイオンモールがあるし(映画館最高！)
🐟お洒落なカフェがたくさんあるし(東京だと激混みになるようなかわいいカフェでゆったりした時間を過ごすことができる)、
🐟備前焼はすてきだし(先日備前焼づくりにいってきました！)
🐟なにより瀬戸内海の島にすぐいけるし(特に豊島がすき！ちなみに直島にいった回数は6回笑！)
.....と好きだと思える理由は山ほどあるのですが、(さりげなく岡山のアピール)
美味しいご飯だったら他の県にだってあるし、
おしゃれなカフェだってイオンモールだって、
岡山ならではのものじゃない。
「これが理由で岡山がすき！！！」と自信を持って言えるものが一切思いつきませんでした。
うーむ。なんで好きなんだろう。
「好きに理由なんて必要ない」って言葉もあるくらいだから、「好きだから、好きなんだ」でいいような気もしたけど、
でもどうしても好きな理由を言語化したかった。
私は色々想像力を働かせ、考えはじめました。
そして、
行き着いた答えは、
「どこでもよかった。」
ということ。
笑笑
別に岡山県じゃなくても、
和歌山県でも青森県でも大分県でも、
きっと知らない土地だったら、
どこにいっても好きになっていた、
ということ。
つまり、わたしが好きなのは、
岡山県なのではなくて、
「RPG(ロールプレイングゲーム)のような感覚」
なんです。
そうなんです。
ロールプレイングゲームのように、
知らない土地で0から人間関係を構築していき、 今まで知らなかった土地をだんだんと、
自分の力で、
住み心地の良い場所に変えていく。
その感覚が好きなのです。
それはまるで、
NINTENDOのゲーム「どうぶつの森」
(唯一やっていたゲーム笑) で、
1から村人と信頼関係を築いていき、
その村で流行っているものを知り、
遊びにきた(通信した)友達に村の誘致をし、
その地で楽しく過ごすための”術”を身につけていく。
それと同じ感覚なのです。
(任天堂 どうぶつの森)
それは、見慣れなかった岡山の風景が、
だんだんと”ありふれた風景”に変わり、
馴染み深い景色に変わっていくこと。
google mapを見ながらしか辿りつけなかった”遠い”場所が、
今では”ちょちょいのちょい”と
駆けつけることができるくらい近所の場所になること。
それは、だんだんとお気に入りのお店が増えていき、喫茶店のマスターと仲良くなり、
町のちょっとした変化にも気づけるようになること。
そんな感覚。
(だいすきな喫茶店 ぴいぷるのソフトヨーグルト)
みるみるうちに
自分は部外者だと思っていた土地が、
自分の心地の良い場所に変わっていきました。
落ちつく場所が地球上にまた一つ増える。
その感覚を味わうことが最高に楽しいんです。
もし今わたしが岡山を離れることになったら、
胸がきゅーーーと
締め付けられるような感覚を
味わうことになるのだろう。
結論。
「岡山じゃなくてもよかった。」
岡山が好きというよりは、
新しい土地で、
RPGをすることが好きなだけだった。
でも
RPGをしてるうちに、
結果的に
居心地のよい場所に変わっていった
「岡山」が
すごく好きになった。
だから、配属先が他の県ではなく、
岡山県でよかった。
いつか子どもができたら、
わたしの岡山のお気に入りの喫茶店に連れて行き、瀬戸内海の島に一緒にいきたい。
(王子が岳からみえる瀬戸大橋と打ち上げられたヒトデ)
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最後に、
🍡岡山配属が決まった時に、
岡山の絵描き歌をおくってくれて
わたしを必死に励ましてくれた親友。
🍡岡山に遊びにいくからね！と行って、
お金と時間をかけて会いにきてくれたあたたかい人たち。
🍡わたしが少しでも前向きな気持ちで
はじめての一人暮らしを楽しめるように
一緒に家探しと家具揃えをしてくれ、
「いやになったら帰ってくるんだよ」と言ってくれた家族。
🍡寂しい気持ちを背負ってやってきた私に、
岡山の魅力をたくさん教えてくれた岡山出身の友達。
🍡岡山が大好きで岡山の面白いイベントや島めぐりのために、時々やってくる旅好きの同期。
🍡私と同じように他県から異動してきて、
一緒に岡山をおでかけしてくれ、
週末を待ち通しくさせてくれてた島の人。
🍡そして、あの時わたしを岡山に配属しようと決めた人事たち。
心から感謝をします😊ありがとう