見出し画像

プログラムレポート:2019夏のグローバルリーダーシップ プログラム

こんにちは。iLEAPインターンのゆうです。

今月6日、2019年夏期のグローバルリーダーシッププログラムを無事終えました。今回、私は初めてグローバルリーダーシップを体験したのですが、このプログラムのインパクトの大きさを近くで見て肌で感じました。(実際に今もまだ余韻に浸っています。)このプログラムレポートを通して皆さんにも同じような気持ちを少しでも味わってもらえたらと思います。


画像3

・1週目・

今回のグループは、大学生7名。学年は1年生〜4年生、学部も法学部から身体映像学部まで、多岐にわたるバックグラウンドから参加者が集いました。

プログラムの1週目は、前半オリエンテーション、後半リーダーシップセッショングループプロジェクト紹介がありました。

iLEAPのオリエンテーションでは、初対面同士でお互いのことを知るだけではなく、自分を新しいレンズで見ることを目的に行っています。普段言い慣れている自己紹介を母国語の日本語ではなく、英語で言った時に何が出てくるのか、初めて話す人に「自分の好きなところ」をどのように伝えるのか...
誰かとコミュニケーションを取ることは、相手を知ると同時に自分を知ることに繋がる
、という恵さんの言葉が印象的でした。

画像10

リーダーシップセッションでは、外の広場でリーダーシップアクティビティを行ったり、様々なリーダーシップスタイルについて知ったり、自分の得意(または不得意)なスタイルを見出すなどをしました。

リーダーシップアクティビティでは、グループのメンバーとどのように言葉を使わずにコミュニケーションを取るかや、グループの行動に対して自分がどのように対応していくかが試される面白いアクティビティです。ここでの自分の行動が、自分の普段取りがちなリーダーシップスタイルとびっくりするほどマッチングしているのが、本当に不思議でした。

そして、1週目の最後のメジャーイベントは、グループプロジェクトのキックスタート

画像6

今回は2つのグループに別れました。1つのグループ(写真上)は、Impact Hub Seattleとコラボし、Impact Hubの職場環境をより健康的にするための改善案を出し、実現するプロジェクト。もう1つのグループ(写真下)は、MAVとコラボし、専門知識を持った地元の方と一般人が食(ディナー)を通して交流できるディナーイベントの企画と開催をするプロジェクト。

画像7

この週は、コラボする団体パートナーのメンバーとミーティングを行い、プロジェクトの内容を聞き取り、3週間のプランを立てたり、タスク分散をするなど、初日から両グループとも活発なミーティングを進めていました。また、前日にBrittのセッションで学んだ自分やメンバーそれぞれのリーダーシップスタイルを意識し、今後どのように支え合うかのディスカッションもしました。

この他にも、Impact Hubの瞑想クラスやLunch + Learnセッションに参加したり、みんなでチャイナタウンでウェルカムディナーにも行ったりしました!(この時のイベントの詳細や写真はiLEAPのフェイスブックやインスタグラムにも載っています!)


画像3

・2週目・

続いて2週目は、サイトビジット(現場視察)や、ゲストスピーカーセッションがメインフォーカスでした。

今回のサイトビジットは、フェアスタート(FareStart)、ゲイツ財団(Gates Foundation)、テオチョコレート(Theo Chocolate)、とブリットセンター(Bullitt Center)を訪問しました。レストランで料理人のトレーニングを通し住所不定の人の就職支援するFareStartや、世界で最も環境に優しいビルと言われるBullitt Centerなど、シアトルの社会問題に対する様々な取り組みについて学びました。

画像5

ゲストスピーカーは、The Sustainable CollectiveのAsakoより 「サスティナブルフード」のセッション、SamaritanのChrisより「ソーシャルビジネス」のセッション、International Living Future InstituteのFrancisより「ソーシャルインパクト」のセッションがありました。今日本でも注目されているサステイナブル(持続可能性)ソーシャルビジネスの話はとても興味深かったです。

シアトルにはこのように Innovation for Impact(社会的インパクトのためのイノベーション)をしているビジネスや団体がたくさんあります。より良い社会のためにクリエイティブなソリューションを数々出している人や団体の話を聞いたり、直接触れ合うのは学生たちにとっても社会人の私にとっても非常に刺激的でした。

少しシアトルの街にも慣れ始めた2週目には、みんなでパイクプレイスマーケットやスターバックス1号店に行ったり、マリナーズの試合を観に行ったりと、プログラム外で観光と遊びも満喫していました!


画像3

・3週目・

あっという間に迎えた最終週。プロジェクトのプレゼンテーションに向けてせっせと準備する中、3週間を全体的に振り返るリフレクションの時間を設けました。

「ここでの学びを一言で表すと?」

画像4

ハートに一人ずつ3つほど書き、貼っていきました。
「Respect」「No Assumptions」「Harmony」
「Sharing」「物事の見方は一つじゃない」

同じ3週間のプログラムでも、それぞれの感じ方や体験があり、すべての言葉に一人一人の気持ちが込もっていて素敵でした。

最後に、このプログラムの総まとめとしてあるファイナルプレゼンテーション。プロジェクトのパートナー団体や関係者、ホストファミリーなどを招いて、グループプロジェクトの成果発表とプログラム全体の振り返りをしてもらいました。

どちらのグループプロジェクトも、本当に素晴らしい成果を出すことができ、たったの3週間でやり遂げたとは思えないほどの結果に感動しました。ここで出会った人たちから学んだことや、プロジェクトを通して発見した自分のリーダーシップスタイルなど、話すことは人それぞれでしたが、一人一人のリフレクションを聞きながら、短い期間でもみんなが色んな角度から深い学びを得ていたことに本当に感心しました。気づけることは大きなスキルだと感じました。

画像8

「他人と自分の個性を大切にする」 「未知の世界を学ぶ」
「新しいことをチャレンジし続ける」 「違いを受け入れられる」

新しい環境や仲間、慣れない言語など様々な難しさと向き合い続けた3週間の先に得たものが、この先ずっと生かされることがiLEAPの願いです。

画像9

今回のグループ名は、「Con-Sept」。ラテン語のCon =共に、Sept=7 という語源を元に、共に過ごした7人という意味でつけたそうです。

Con-Septのみなさん、3週間お疲れ様でした!



*グローバルリーダーシッププログラムとは?
グローバルリーダーシッププログラムは、アメリカ・シアトルにてリーダーシップについて学ぶiLEAPの大学生向けプログラムです。リーダーシップを学ぶとともに実践し、自分の人生について深い気づきと明確さを得るためにデザインされた3週間のプログラムです。

セミナーや、地元団体と行うグループプロジェクト、シアトルでより良い社会を目指して活動している様々な企業や団体への現場視察で構成されています。

キャンパスは、今話題のSDGs(The Sustainable Development Goals)に関わる団体が所属するコワーキングスペース「インパクトハブ・シアトル」。 ここで様々な社会的イノベーションを起こす人たちと交流できるのもプログラムの大きなプラスです。

▶︎プログラムについて詳しくはこちら

現在2020年春の参加者募集中です!
早期申し込みで特別価格になるので、ご興味のある方はお早めに!

また、今回のプログラムの報告会を10月に東京で開催予定です。詳細はフェイスブックをご覧ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?