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日本滞在から見えてきたこと

iLEAPスタッフのけいです。

3月末から約1か月間、日本に行っていました。今回はいつも以上にミーティングも多く、国内出張もあり、子連れ日本出張としてはなかなか体力的にチャレンジングな滞在でした。

でもおそらく、今まで年二回は行く日本出張の中では一番多くの業界の人に会い、多くの人に会った旅になりました。

今回滞在中に戴いた名刺の数は56枚!大学、高校、政府、NPO、企業、マスコミ、旅行業、個人事業主、地方自治体、そして卒業生たちなど本当に様々な方にお会いする機会に恵まれました。

こういう仕事をしていると、多くの人と一緒にいることが好きだったり、外交的だと思われることもあるのですが、性質的には全くそうではなく、日々の生活の中でも一人時間が必須なIntrovert(内向的)なため、連日新しい人に会い続けるのはかなりエネルギーを吸い取られたりもします。

でもそれほど吸い取られ感がなく、むしろ毎回充電される感覚を味わえたのは、おそらく自分にとって大切なことを、自分の言葉で発信し続けることができたから、なのかもしれません。

今更ですが、プログラムでよくテーマとして挙がる「What matters the most to you(自分にとって最も大切なこと)」が分かっていると、こういう精神的、そして身体的面でも違いが出てくるのだと、幸運にも自分なりに実感する機会となりました。

そして新たな人と会うと、自分の中での言語化作業のスピードが(必要性があるため)早まります。

「どんなプログラムをやっているのですか?」「他のプログラムとどう違うのですか?」「どうやって個人の変化を起こしているのですか?」など。

いつも相手の使う言葉を聞きながら、その言葉を使って、その人に分かりやすく伝えることを心掛けるのですが、まだまだ試行錯誤ですっきりとした説明ができていない感がありました。

でも何度も説明するうちに、「私たちは与えるプログラムではなく、引き出すプログラムをしています。iLEAPでは引き出すための場を提供することで、内面からの変化を促しています」といういい方が、自分としてはしっくりくるようになりました。

そして、今回の滞在では、団体にとっての新たな展開の可能性も見えてきました。iLEAPのプログラムには、中でも大切な要素であるリフレクション(内省)があります。今回それを知るNPOや組織の方々に「プロジェクト型学習はかなりやっているけれど、内省の仕方をどのようにリードするのかまだ模索中なので、その部分で一緒にコラボできたら・・」という有難いお言葉ももらいました。

新たな道筋が見えてきたので、それに伴って、従来iLEAPプログラムをいろいろな要素を含めた一つのパッケージとして扱っていたところを、その要素を一つ一つ個別に展開していくことも考えていきたいと思っています。個人的にはとても楽しみなプロセスです。

今回の滞在中にお会いできた方々、本当に有難うございました。そして特に出張で訪れた熊本、福岡、大阪、滋賀の皆様、とてもお世話になりました!

都心の駅構内でシアトルを見つけ、思わず撮ってしまった写真とともに。

iLEAPウェブサイト:http://ileap.org/ja/



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