ウルトラネクロズマGX

ウルトラネクロズマGXデッキについて(前編)

(全文無料です)

 こんばんは、アースです

 今回は2019年シーズンの前半(2018年後半)にお世話になったウルトラネクロズマGXのデッキについて、考察と解説ができればいいなと思って筆を執りました。

 成績としてはシティリーグシーズン1でベスト4、CL新潟で4勝3敗です。
新潟大会ではいろいろかみ合わず、結果も振るいませんでしたが、トレーナーズリーグでも使っていて、ここまでのCSP154ポイントのうち106ポイントを取らせてくれたので感謝しています。
 前後編に分けて、デッキレシピの変遷と解説をしていきたいと思いますので、ご興味があればお読みください。

目次
前編
1.シティリーグ
2.CL新潟
後編
3.新環境を含めた各デッキへの立ち回り
4.まとめ

1.シティリーグ

レシピ

・採用カード解説

ウルトラネクロズマGX3
 メインポケモン。最大2枚使うのでサイド落ち考慮の3枚。基本はフォトンゲイザーでサイドを取っていくことになりますが、ギラティナの破れた扉との調整で、終盤は滅亡の光GXによるサイドの複数取りができるのが評価ポイントです。
フォトンゲイザーの打点ライン
(超1=超エネ1個/扉1=破れた扉1回/獣=ビーストエネ込み)
100(超1)=進化前のたねポケモン、ロストマーチ、ジラーチ等
110(超1+扉1)=サンダー、カプ・コケコ
130(超1+獣)=グランブル、ライコウ、マッシブーン、ギラティナ、アローラベトベトン等
180(超2)=カプ・テテフGX、ズガドーンGX、レックウザGX、暁ネクロズマGX、ネクロズマGX、アローラナッシー等
190(超2+扉1)=ウルトラネクロズマGX、マッシブーンGX、ゼラオラGX等
210(超2+獣)=ゾロアークGX、ルガルガンGX、グレイシアGX、ニンフィアGX等

暁ネクロズマGX1
 特性のインベイジョンが便利です。ウルトラネクロズマGX(後攻)やギラティナでスタートしてしまったときに、最初に動かすことが多くなりますが、基本はサイドを先行されてしまったときにイクリプスムーンGXからテンポを取り返すことが一番の仕事です。また、非GXのポケモンに対して120ダメージをコンスタンスに与えることができることも、このデッキの器用さを支えています。

ギラティナ2
 戒めの祠を絡めてくるGXメタのデッキに対しては、このポケモンで立ち向かいます。ループに入ることができれば非GX同士の殴り合いで負けないのが強みです。ループ以外の場面で動かすときは、40ダメージの乗せ先を間違えると諸刃の剣になりますので、逃げエネが重いことと合わせて注意が必要です。

カラマネロライン3-4
 デッキの中枢システム。ギラティナでループするなら4-4ですが、このデッキはウルトラネクロズマのデッキでビーストリングもあるので2体いれば十分であり、枠と相談してこの枚数です。マーイーカの催眠術で時間稼ぎができることは頭の片隅に入れておくと助けになることもあります。

ジラーチ2
 強い(確信)。スタートできるのが理想ですが、マーイーカスタートで先行なら、エネルギーを切って逃げてジラーチにタッチすることで、より展開できるようになりますし、次のターンにもサーチができるようになるのでカラマネロが立ちやすくなります。何より事故回避能力が上がります。序盤は展開、中盤以降はグズマやビーストリング、こだわりハチマキに繋がるのが強いです。それによってドローにサポート権利を使わなくてよくなるので、積極的にグズマを打てるようになるのが一番の強みです。ウルトラネクロズマGXがバトル場にいる状態で、グズマ、エスケープボード付きジラーチで願い星、サイコリチャージ、逃げてフォトンゲイザーの動きも強いです。

カプ・テテフGX2
 事故回避、グズマに触れる、いざという時のジャッジマンにタッチできる、説明不要のカードかなと思います。このデッキでは強いエナジードライブが打てたり、カプキュアーGXが視野に入るので、ここぞという時に行動できるのも強みです。エスケープボードをつけて逃げ0要因にできるのもえらいです。

ミステリートレジャー4・ハイパーボール3・ネストボール1
 ボールは多いほどカラマネロが立ちやすくなるので多めに採用しています。最初はハイパーボールが4枚でしたが、エネルギーぐらいしかトラッシュしたいカードがないのと、レスキュータンカ辺りを巻き込みやすかったので1枚ネストボールに換えてあります。初手ならマーイーカとジラーチが低コストで呼べますし、中盤以降はウルトラネクロズマGXや暁ネクロズマGXを貴重な手札を捨てずに呼べるので素敵なカードです。個人的にこれがウルトラネクロズマGXを組むときのボール黄金比です。

ダートじてんしゃ2
 ドローサポートがダブつくことが多くて弱かったので、サポート以外で山札を掘ることができるカードとして採用しました。実は一番最後の1枠に入ったカードです。ただ、1枚しかないダートじてんしゃは信用できないので2枚にしたいという宗教に入っているので、月輪の祭壇を1枚抜いて2枚にしました。本番ではグズマやビーストリングなどの必要札をめくり、超エネやギラティナをトラッシュに届けてくれた恩人です。しかしめくれてはいけない2枚がめくれるときもあるので、必要な時にだけ使うようにしないといけません。

ビーストリング2
 1枚使えればいいので2枚。逆境を跳ね返すカードです。負けていても、カラマネロを狩られまくっても、これで跳ね返せたことで勝った試合は数知れず。序盤にダブつくのだけやめてくれればなぁと新潟では思いました(笑)

レスキュータンカ1
 安全に運用するなら2枚欲しいけれどプレイングでカバーできるので1枚。序盤にカラマネロラインがたくさん狙撃されてるときは山に返します。それ以外はカラマネロかマーイーカを1枚救い上げることが多いです。

こだわりハチマキ2
 主に1進化GXを倒すために必要です。ビーストエネルギーもあるのでこの枚数でも足ります。ギラティナにつけて、破れた扉と合わせてカプ・テテフGXを取ることもできます。

エスケープボード2
 ジラーチを採用するなら当然かもしれません。XYレギュレーションのようなかるいし逃げる動きができるようになるのも強みの一つですね。1度だけ、ギラティナにつけて月輪の祭壇と合わせて逃げ0にしたことがあります。副産物でした。

リーリエ4
 ハイパーボールやミステリートレジャーで手札を減らしやすいので4、5枚のドローが期待できます。カラマネロを手札に抱えながら展開、グズマを抱えながら追加ドローできるのがやはり評価できます。

シロナ3
 レスキュータンカやビーストリングなどの中盤以降に使いたいカードを戻しつつ引き直せるのが評価点です。

TVレポーター1
 縦引きができてエネルギーも意図的に落とせる、このデッキならではのサポートです。シティリーグではリーリエの方が強くなる手札の方が多かったので保険的なカードになってました。

ジャッジマン1
 相手の手札を流せるカード。序盤に引くと弱いので1枚ですが、相手の手札を流しつつ相手のポケモンを倒せると盤面の有利を取りやすくなります。ジャッジマンの後にねがいぼしで1枚トレーナーズを加えておくのがポイントです。

グズマ4
 最強。

月輪の祭壇1
 本当は2枚でしたが枠の関係で1枚になりました。2枚あった方が強いです。超エネ手張りでギラティナ以外が逃げられるようになるのが強く、ウルトラネクロズマGX2体でのグルグルできると相手をボロボロにできます。1枚になってからは相手のスタジアムを割りつつ、自分のバトル場を逃がす潤滑油的な役割になっています。

超エネルギー8・鋼エネルギー2・ユニットエネルギー雷超鋼1・ビーストエネルギー1
 ウルトラネクロズマGXを2体動かすことを考えて、鋼エネルギーの実質枚数はサイド落ちで1枚、2枚はウルトラネクロズマGX用、1枚はその他用で4枚です。超エネルギーは7枚だと体感足りないので8枚、ビーストリングを気持ちよく使いたいなら9枚あってもいいと思います。ユニットエネルギー雷超鋼3枚の方が暁ネクロズマに貼れたりできるのでいろいろストレスがないですが、ビーストリングでサーチできた方が強いので基本鋼エネルギーがサイド落ち考慮の2枚になっています。
ビーストエネルギーは最強です。


・不採用カード

マーシャドー
 ジャッジマンもグズマも打ちたいときに強いですが、ベンチ枠が足らないのとマニューラに弱くなるので不採用です。

ポケモンいれかえ
 ダートじてんしゃに頼らなくてもいいなら欲しい。61枚目に欲しいカードでした。

あなぬけのひも
 この記事を書いている間に、グズマをたくさん打つし実は強いかもしれないと思った1枚。使ってみないとわからないけど今度試してみようと思います。

フィールドブロアー
 剥がしたいカードがなかったのが最終的な判断です。こだわりハチマキはワンパンする関係で剥がす必要がなく、シティ前の段階ではジラーチの採用が多くなくエスケープボードがなかったためです。

ともだちてちょう
 山札に戻したいカードはグズマ、強いて言うならジャッジマンですが、グズマは現物が欲しくて4枚採用していて、それ以上は過剰なため不採用。

エネくじ
 触りたいのは鋼エネルギー系統ですが、その辺りは回していて不満がなく、もっと欲しいカードがあるので不採用。ユニットエネルギーが多めだったり引けない人は採用してもいいかもしれません。

フウとラン
 入れ替える効果が魅力的ですが、ドローサポートは序盤や盤面を整えるときに使うイメージで組んでいたので、よりドローできるシロナに落ち着きました。入れ替える効果を使うぐらいならグズマを打った方が強かったです。

かんこうきゃく
 トラッシュしたいカードがエネルギーしかなく、ボールで事足りるためリーリエの方が強かった。

マーマネ
 手札が減りやすいので2枚トラッシュが重く不採用。

アセロラ
 9月頭の時点ではゾロアークの中打点をかわせるようになるので採用していましたが、それよりグズマを打った方が強いという結論になったので入りませんでした。

ポケモンだいすきクラブ
 ボールを使ってリーリエで引いた方が強いので不採用。

2.CL新潟

レシピ

・変更点
out
 ウルトラネクロズマGX1枚
 リーリエ1枚
 TVレポーター1枚
in
 カクレオン1枚
 フィールドブロアー1枚
 ユニットエネルギー雷超鋼1枚

変更点の理由:ジラーチサンダーの登場
 ウルトラネクロズマGXでスタートすることに対するデメリットが大きく感じられたため、サイド落ちの危険性は多少ありますが2枚に変更しました。ジラーチサンダーと対戦することを想定するならギラティナで戦うことも増えるのでそこまで問題ではありませんでした。
 TVレポーターは使う機会が全然なかったので抜いて、代わりにエスケープボードやエーテルパラダイス保護区をはがしやすくするためにフィールドブロアーを採用しました。リーリエはリーリエがダブついて引く枚数が減ることが結構あったため減らしました。
 空いた枠にはカクレオンを採用し、カクレオンを起動しやすくするためにユニットエネルギー雷超鋼を増やしました。カクレオンは列空のカリスマに入っていた雷超鋼タイプになれるやつです。これもジラーチサンダーに対しての対策カードで、サンダーに弱点がつけて、エーテルパラダイス保護区の恩恵が受けられるので負担がかけられます。ついでにウルトラネクロズマGXで相手をしたくないフェアリータイプにも切り返しができるようになるので採用しました。新潟で実際に使う場面に出くわさなかったのでお守り程度でしたが、練習ではしっかり機能していました。

 デッキレシピについては以上です。

 次の記事では、各メタデッキに対する動き方について書いていこうかなと思います。


以下、お賽銭箱です。一昨日、お昼ご飯を1回食べることができました。ありがとうございます。

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