Twitter流クラブハウスが新種の地獄

Twitterでスペースなる機能が新たに搭載されたようで、
クラブハウスのときには参戦しなかったオタクたちが数多く利用している。

クラブハウスは「興味のあるルームが出てくるかどうかは運」
みたいな、明らかなロスがあった。

オタクは完全なターゲット限定コンテンツであって、
興味のないものに興味はない。
だからクラブハウスとは相性が悪かった。

フォローしている人が話しているのだから、
特に興味のあるコンテンツでフォロー欄を
埋め尽くしているようなオタクにはうってつけのツールじゃないの。

と、思っていたのだけども。

地獄のようなスペースを覗いてしまった。
ここ最近、イベント自粛でそんな機会もとんとなくなったけど、
大手作家のスペースにすごい勢いでおしかけてくる
世界一勇気のあるファン。
世界一勇気があって、世界一空気の読めないファン。
オタク界隈のスペースには、アレが現れるのだ。
都合上、一旦この人達を「やっかいさん」とする。

サークル主が困っている様子を、
並んでいる列の後ろから眺めていたこともあるし、
サークルで出ていたときには、やっかいさんに見つからないよう
スペースの下に隠れたりしていた。

勇気があって、テンションも最高潮で、かつローカルルールを知らないので
やっかいさんの行動は見ているこっちの肝が冷える。

オタクにとってTwitterのフォロワー数はすなわち戦闘力だ。
プーアル(F9)がフリーザ様(F12000)にお友達感覚で絡んでいく。
年齢が行っている場合は、無駄に上から絡んできたりもする。
その様子を何をすることもできず聞いていることしかできない。

地獄だ。

スペースのリスナーはなすすべもなくそれを聞いている。
スピーカーもやっかいさんを邪険にすることはできない。
やっかいさんは基本的に自分の話と自分の感情の話しかしないので、
エンカウントした段階でスペースは終了したも同然だ。

リアルのオフ会みたいに、
大人数がグループに分かれてそれぞれ話すこともできない。
声が大きいやっかいさんは、もはやそのスペースの主役であり続けるのだ。

お願いだ。
多分この言葉はこういうときのために生まれたんだと思う。
「半年ROMってくれ」

やっかいさんがはびこり始めると、
大手系の人たちは危機感とトラウマを抱えてすぐに去っていくだろう。
一瞬めちゃくちゃ流行るかなと思ったけど、違うわ。
多分流行らない。

多分、これもジャンルによるんだとは思う。

なんとなく、ジャンルが一旦落ち着くと
こういうタイプのオタクが増える時期がやってくる。
私のいるジャンルはきっとそういう時期なのだ。

こういうオタクと絡むのは、神経をどんどんすり減らすことになるので、
(空気が読めないため、スペースに1時間居座ったりするし)
必然的に上手い人や常識的な人が抜けていく。

こういうタイプが増えてきたら、ジャンルの終焉なのかもしれない。

まだ終わられては困るのだけど…。


ちなみにこのスペースとかいうやつ。
600人以上のフォロワーを有するi phoneユーザとかいう
エリート選別が行われていたことを後に知る。

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