『Gall / ガル』ができるまで

この曲のきっかけはベースラインです。

RADWIMPSの『アイアンバイブル』という曲のベースラインを引用しました。イントロやサビ前にあるブリッジのようなものでヤンシュヴァンクマイエルのようなチェコアニメのイビツな編集を表現。

チェコのチャペックという作家の小説にロボットの語源になったと言われる作品があり、その登場人物にガル博士が出てきます。ガルという名前はそこからいただいた名前。

ガルと褒めたがる団長は実在する人物がモデルです。私の働くレストランの厨房にイタリア人のおじさんがいました。一生懸命雑用係をやってくれていました。仕事はとても遅くて褒められたものではないのですが、シェフは丁寧な仕事をしているとその方を褒めていました。その事が強く印象に残っていてガルは生まれました。

物語性のある歌詞を書く上でBUMP OF CHICKENの『THE LIVING DEAD』からの影響は計り知れません。生涯の一枚だと思っています。

自分なりの『THE LIVING DEAD』トリビュートソングだと思って歌詞を書きました。サビのヴィエスタは星、レボルーツェはチェコ語で革命という意味です。革命という単語はもちろんグロリアスレボリューションをリスペクトしての引用です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?