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1167 北陸新幹線は関西や東海の人だけでなく 訪日外国人にも優しくないようです ~日本の鉄道と台湾の鉄道の違い~

昨日、交流行事の仕事で
台湾から来日してる友人と
話す機会があったのですが
その人は建築関係の仕事で
ガーデニングにも興味あり
特に、金沢の兼六園は
大のお気に入りだったのですが

今回の来日では
金沢には行かなかったそうです
少し前に来日した友人から
「不便になった」と
聞いたのが理由でした

台湾や韓国、香港など
アジア方面から来日する
観光客の多くは
成田や羽田よりも
LCCの発着が多い
関西空港を利用します

今までなら、関西空港から
特急「はるか」に乗車し
新大阪駅や京都駅で
「サンダーバード」に
乗り継げばよかったのに

今回のダイヤ改正によって
敦賀駅で乗り換えが増え
大きなスーツケースを
持ちながら乗り換えるには
距離も長く、時間も
余裕が少ないので
ストレスになるようです

金沢に行く途中に
芦原温泉でゆっくりと…
となれば、新幹線で
30分もかからないのに
3300円もかかるのです

自分は台湾に何度も行くので
比べてしまいました

台湾では、台北―高雄間に
高鐵(台湾高速鉄道)=新幹線が
走ってますが
同じ区間を台鐵(日本のJR)
という在来線も走っていて
特急や急行もあって
「料金は高いけど早さ重視」と
「料金も所要時間もそこそこ」と
「料金は安いけど長時間」という
様々なパターンが
乗客の用途や懐具合によって
選択できるようになってます

だから、例えば自分も
高雄から台北に行くときは
新幹線を使うけど
そんなに遠くない
台南や嘉義に行くときは
在来線で行こう、というように
選択できるのです

それが可能なのは
台湾では高鐵と台鐵は
全くの別会社であり
新幹線もJRが経営する
日本とは違うからです

そんな事情があるのですが
やはり、北陸新幹線は
東京本位の政・官・財の
考えが反映していると
思わざるをえないのです

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