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1165 なぜ岸田首相の訪米は 「国賓」ではなく「国賓待遇」なのか?

先日、岸田首相が訪米し
前回の安倍首相以来の
「国賓待遇」での訪問でした

一部の動画やブログなどで
「『国賓』として訪米」と
紹介されていましたが
それは間違っています

岸田首相よりも前に訪米した
韓国の尹大統領は「国賓」で
トランプ氏やバイデン氏が
訪日した時も「国賓」なのに
岸田首相の訪米は
「国賓」ではなく「国賓待遇」
というのはなぜでしょうか?

素朴な疑問を持つ人も
少なからずいると思いますが
メディアはその説明について
ほとんどスルーしています

なぜ、区別されてるかというと
トランプ氏やバイデン氏
韓国の尹大統領らは
その国の「元首」であり
岸田首相は「元首」では
ないからという理由からです

日本の元首は天皇陛下であり
岸田首相ではありませんが
政治的なリーダーなので
「国賓待遇」と言うのです

余談になりますが
なぜか憲法には
天皇陛下が元首である
という規定は書かれていません
だから、左翼の中には
陛下が元首であることを
否定する者もいますが
国際慣例上、日本の元首は
天皇陛下になっています
だから、要人が訪日した際
晩さん会等でホストとして
もてなすのは天皇陛下です

話を戻すと、もし今後
イギリスのスナク首相が
日本に来られることがあれば
「国賓待遇」になります
イギリスの「元首」は
ずっとエリザベス女王で
現在はチャールズ三世国王です

カナダのトルドー首相が
訪日しても「国賓待遇」です
カナダの元首も英国同様
チャールズ三世国王だからです

その国の体制が
立憲君主制か共和制かで
元首が異なってくるので
呼称は違いますが
実質的なことはほぼ同じです
だから、メディアも敢えて
「国賓」と「国賓待遇」を
区別せずに報じていると
言えなくもないですが

皇室に対して
批判的な左翼メディアの
「日本の国家元首は
 天皇陛下である」ことを
わざわざ国民に
認識させたくはない、
という意図を感じるのは
考えすぎでしょうか?

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